秋は学会シーズン
であるとともに,外部資金助成団体への報告
会が目白押しです.10/28はNSKメカ
トロニクス財団の中間フォローアップ審査を
受けました.今後も緊張感をもって,今後も
ラボの活動を進めます.
また,11月15日から16日にか
けて大阪駅前の龍谷大学梅田キャンパスで行われた国際ワークショップInternational
Workshop on Advanced Experimental Mechanics
for Students and Young Researchers 2024
(IWAEM’24,主催:日本実験力学会)に、山本くんが参加しました。この会議は学生や若手研究者に,自分の研究を国際的に発表する機会を提供することを目的としてお
り、会場では口頭発表やポスタープレゼンテーションが行われました。山本くんは高専生向けポスター
セッションにて研究発表を行い、立派に英語で発表することができました。写真は発表中の山本くんで
すが,発表前にはかなりの練習をこなします。
研
究室の学生が筆頭となって投稿したクラ
ゲ型ロボット(ポンプ)の流動解析に関
する論文が国際誌に掲載されました.こ
ちらのリ
ンクから制限
版(印刷不
可,WEBブラウザ上でのみ閲覧可能)
を見ることができます.
(2)
インフラ関係のコンテストに参加しています.
(3)教員もいくつ
かの研究を進めています
風によって伏せた姿勢を維持するツツジやサツキの流体力学的特性(論文はこちら)はどのような応用ができるでしょう.環境モニタリング装置に応用した場合,起き上がること
ができるのかを調べました.この結果は12月に盛岡で開催されるSICE-SIで発表される予定で
す.
こ
の度の豪雨災害に見舞われまし
た,石川
県能登半島の被災者の皆様には謹んでお
見舞い申し上げます。一日も早
い復興をお祈りします。
本校では,夏季休業が終わり,後期
の授業が開始されました.今年の夏は長期予報通り暑く,秋分の日でも日中はエアコンが必須な気候で
す.機械工学分野で働いている身としては,エアコンのエ
ネルギー効率の向上がどうしても気にかかり
ます.授業で教えています蒸気による冷凍サイクルでは投入エネルギーの半分を捨てているわけです
が,この効率を向上させるにはこれまでとは異なる発想が
必要ですが,そう簡単にはいきません.卒研
生のみなさんにも頭脳をひねって新しい技術に挑戦してほしいと思います.現在ラボでは,
イ
ンフラマネジメントコンテストに,当ラボ伝
統の
守
り隊シリーズ三弾
「
暗
渠の安全守り隊」が,
簡
単に手に入る機材を用いて,AIを使わずに,流体解
析技術を使って壁面変状
を検出するシステムを提案しようとしています.遊び心満載の新技術の提案ですが,先には災害時の復
旧技術として見据えています.
2024.9.8-9
機械学会年次大会に参加しまし
た ■■
9月
8日から9日にかけて,日
本機械学会年次大会に
参加しま
した.会場は松山市の愛媛大学で行われ,多
くの研究者でにぎわいました.
当ラボから
は専攻科生の水本くんが,「筐
体内に設置された複数の圧電
ファンが作り出す流れのコント
ロールに関する実験的研究
(S051p-07)」
と題したポスタープレゼンテー
ションを行
い,たくさんの方が聴講されました(意外な
ほどにたくさんの方に興味を
もって頂きました).今後の研
究の励みになるコメントも頂
戴しました.ありがとうござい
ました.
2024.9.12
インフラマネジメントコンテス
ト企業面談を受けました
■■
9月
3日及び10日に,イ
ンフラマネジメントコンテストに
参加する,暗渠の安全守り隊の
メンバーが企業面談を行いまし
た.慣れない学生たちでした
が,プレゼン資料を元に,提案
するインフラ点検技術について
アドバイスを頂きました.
2024.8.16
酷暑・暑中お見舞い申し上げま
す ■■
8月
8日の夕方に
日向灘を震源とする最大震度が6の地震が発
生し,気象庁は「巨大地震注
意」を発表しま
した.この夏は(も)非常に暑く,また台
風
のコースも心配になります.ひと昔
とは大きく変わった自然環境で
すが,高専で
は夏期休業に入り,学生さんは各自自己の能
力向上に挑戦しています.徒然
なるままに・
というのも一興かもしれませんが,目的を
作って実行するのもまた青春時
代といえるか と思います.
8月の研究室の状況はというと・・
〇
回流水槽の水漏れ
15年にわたり,当研究室の実験を
支えてくれている小型回流水槽ですが,漏水が見つかり応急的に修理していただきました.ラボ自前で
風洞や回流水槽を用意するのはなかなか大変ですが,計測できる術をもつことはデータの質に直結しま
すので,これからも維持したいものです.
〇
実験は計画的に(でも研究は思いつ いたらその時に!)
修理が終わり,実験三昧です.教員
も夏期中に挑戦したい課題があり,実験しました.世間では夏祭りシーズン.ごんご(河童という意味
だそうです)祭が行われ,花火が盛大に上がりました. ところで,上の写真のうち,落石の写真は8
月16日に九州を訪れた際に見かけた現場です.8/8の宮崎県で発生した地震の影響と思われます.
こうした危険な場所では空撮DRONEやロボットが活躍できます.本ラボも簡便な水路変状検出方法
を研究中です.
8月は実験をいくつか.学
生さんの意識が高く,簡単な実験ではありますが,MRIフローファントム
やクラゲ型ロボット,花の流体力学的特性に関する実験を進めました.画像
処理による水路壁面変状検出やピエゾファンが作る流れの立体構造も実験が
進んでいます.
〇
鹿児島大学でお世話になりました
8月は毎年,古巣の鹿児島大学にお
邪魔し,研究者の頭に切り替えます.本年度も無理を言ってお邪魔させていただきました.お世話に
なった先生には感謝です.
2024.7.19
岡山工学振興会
科学技術賞(萌芽研究)を頂きました
■■
落下
した花冠の群
挙動の研究に対して,岡
山工学振興会 科学技術賞を
頂戴いたしました。感謝です。
当ラ
ボでは,これ
まで(多分これからも)研究はひらめき(ア
イデア)がでたら,紙と鉛筆,
その場にある
もの(100円ショップに感謝)でざっくり
と進めることができると信じて
います.しか
しながら,学会等,建設的相互批判の場を経
て世に公開するためには再現性
のあるデータ
を得る必要があり,研究費が必要です.校正
が行き届いた計測器や解析ソフ
トウェアも必
要です.さらには学会参加や専門誌への投稿
費も考えると,ラボの運営資金
は結構な額に
なりますが,気前よく資金を投資していただ
けるわけがありませんので,競
争的資金の獲 得を試みます.
本年
度は,いくつ
かの助成団体さまからのご支援を頂戴してい
ますが,今回,つつじの花が風
によってユ
ニークな挙動を見せることを工学的に活用す
る課題に,岡山工学振興会さま
から萌芽研究
として助成いただけることになりました.感
謝です.助成式では、本研究に
対して『寺田
寅彦的発想〜』とコメントも頂戴しました。
大変恐縮ですが,素直にうれし
い限りです。
2024.6
協働する企業や大学などとの進
捗ミーティングや実
験 ■■
本研
究室では学外の研究組織との協
働を大切にしています.当
然のことながら,学生の年齢層を考えますと,最先端の技
術を扱うには知識も経験が足りません.一方で,アイデア
やとにかく何かを始めよう・とQuickに実験を行うこ
とができる強みを高専は持っています. 6月にはいくつ
かの協働先とミーティングを行いました.道中,N自動車
さんのショールームに足を止めて見聞を広げる(趣味に近
いですが)など,出張時は山陰と山陽の間の山中にある津
山では得られない知識と経験を集め,日々の研究活動に活
かしています.
2024.6.1
ROBOMECH2024(宇
都宮)に参加しまし
た ■■
5月
29日(水)から31日(金)
にかけて、栃木県宇都宮市で行
われた日本機械学会ロボティク
ス・メカトロニクス講演会
(ROBOMEC2024)に
専攻科機械・制御システム工学
専攻1年のプンくんが参加し,”1DoF
のグリッパー型クラゲ型ロボッ
トの推力方向制御”に関する発
表を行いま
した。 会場では計1362件
のポスター発表が行われ、闊達
な討議が行われ,学生は大学生
や大学院生、教員の中でしっか
りと自身の研究成果を発表し、
質疑応答にもしっかりと答える
ことができました。
この会議では学生だけでな
く、教員も研究成果を発表しま
した。日々是チャレンジです。
2024.5.27
学会発表や学内発表もありま
すが,地道に知識と経験を積む
時期です ■■
学内
発表や,学会
発表の時期になりました.当研究室でも機械
学会をはじめ,いくつかの学術
研究集会に参
加するための準備を進めています.あわせ
て,新年度から2か月.新しい
知識の習得や
実験スキルの向上をすすめる時期でもありま
す.教員も時期卒研生と進める
研究アイデア
の発掘や,現役生の研究推進のためのゼミ開
催など,非常に忙しい日々を過
ごしていま
す.専門誌への論文投稿も職務上,重要なわ
けで(趣味の研究だけで自己満
足して終わ
り・・・というわけにもいきませんので,広
く知見を公開するとともに,専
門家同士の査
読による”建設的相互批判”を繰り返しなが
ら,ブラッシュアップしていき
ます.査読は
なかなか厳しく,Major
Revision は
当たり前で,Rejectも多々あ
ります.いちいちめげていられ
ませんので,
ポジティブにチャレンジです.
当研究室は,開講
から16年
が経過したわけですが,電子制御工学科時代
から機械システム系にかけて,メカトロニク
ス,流体工学,環境工学の横断分野の課題に
挑戦しています.世界にはきわめて優秀な研
究グループがたくさんありますので,ちょっ
と思いついたくらいのアイデアは,たいがい
誰かが既に研究しています.誰もこんなこと
考えないだろうと思っても・です.
そんななか,当研
究室がおそらくオリジナルだろうと思える
テーマがいくつ
かあ
り,一つは日本の河川交通システムだった「高
瀬舟」が利用した風エネルギーに関する
研究でしょうか.近
代科学が発達する以前から運行されていた高
瀬舟が利用した風エネルギーは数式ではない
形で古文書や絵巻物等に記載されています.
これをヒントに再生可能エネルギー回収の視
点で風況調査を行うことは,面白いテーマで
はないかと思います[成果はこちらー>論
文①].
その
ほか,落花後のツツジやサツキ
の合弁花冠が見せるユニークな
流体工学的な特徴の調査も面白
いテーマだと思います.
日
本各地でみられるツツジあるい
はサツキは,花弁ごと落花しま
すが,風により伏せた状態にな
ります.この現象自体は,いく
つかの資料等でも述べられてい
ますが,風によるものであり,
花冠形状が大きく影響している
ことを示したのは初めてかと思
います.もちろん,当研究室で
は植物学のアプローチができな
いため,種の生存戦略について
は言及することができません
が,ユニークなふるまいを工学
的に応用できないか?と考え続
けています.
自然を観察して得られたアイデ
アを発展させるには,検証のた
めの実験が必要になりますが,
装置の扱いは大変です.とりわ
け,水等の流体を扱う当研究室
では,手作りの装置も含めてた
くさんの装置を扱っております
が,扱いは単独ではできませ
ん.協働しての作業により,一
つ一つクリアーしていきます.
2024.4.28
新年度の活動がはじまりまし
た ■■
本年
度も一
風変わった研究を
学 生と大
真面目に進
めていま す.
OBOGの皆さま,ラボは相変
わらず一見カテゴリー不明の
テーマに,これまた相も変わら
ず挑戦しております。お近くを
お通りのさいはどうぞお立ち寄
りくださいませ。
関心
がある企業さ
ま等で技術相談がございましたら,本校の企
画連携室ま
でご連絡くださいませ.例年,
当ラボにはい
くつかのご相談を頂いております.どうぞお
気軽に(本格的な技術相談につ
いては費用が
発生します.詳しくは企画連携室まで).さて,4月もあっという間に
過ぎていきます.高専では卒業研究が授業
時間に組み込まれており,一日中ラボで過ごす大学生活とは異なるスタイルです.卒研の時間はい
わゆるゼミが行われ,教員と学生とが共同で研究活動
を行いますが,個人で取り組む調べものや試
作など,クリエイティブな作業は学修時間として設定された時間に行います. このようなスタイ
ルで研究がホントにできるのか?!と思われる諸氏も
いらっしゃるでしょうが,やる気と能力を
もった学生さんはしっかりと自分の目標を設定し,年度後半には学会発表や産学展示会等で発表で
きるレベルにまで育ちます.
もっとも,研究活動はこれで完成!ということにはならず,目標をクリ
アしたと思えば,すぐに次の課題が見つかったりするので,終わりはないのが正直なところかもし
れません.
本年度は,意志が固い学生が多く,
減災系,医療系,インフラ系の課題解決を流体+メカトロの視点で試みます.例えば,車いす.階段昇
降装置はすでに市販されていますが,多くはクローラー式です.本研究室では流体工学の視点で別の方
式を試みています.教員はというと,かなりタイトな日々を過ごしながらも学生とは別に新た
な課題探しや研究を日々行っています.最近では,おすそ分け頂いた貴重な海図を久しぶりに眺め
ながら, ちょうど咲きだしたサツキの花の流体力学的特徴の調査など(ほ
かにもありますが・・)を細々と続けていま
す。
2024.4.3
新年度の活動がはじまりまし
た ■■
新年
度となりまし
た.入学式が挙行され,新しい体制での活動
が始まりました.研究室では,
春休みに多く
の準備を進めておりましたので右往左往する
ことなく研究活動を始めること
ができます.
本研究室では,流
体工学とメカトロニクスを融合させ,環境問
題にアプローチする研究を進めてきました
が,本年度から大分大学減災・復興デザイン
教育研究センターの客
員教授の仕事もすることとなり
ました.これからも教育研究活動を通じて,
世の中のために尽力したいと思います.
Laboratory
news in
2023--------------------------------------------------------------------
卒業
式が行われ,
本科生専攻科生が巣立っていきました.本年
度もとても頑張る学生達によ
り,研究活動が
活発にできました.読み応えのある卒論ばか
りでしたし,何より,一人でこ
なせない難し
い内容を随時即席チームも編成し,解決する
様子は立派でした.この先,
色々あります
が,十分にやっていけるスキルと信頼作りを
会得されたと思います.皆さん
の今後の活躍
を祈念しています.
祝!卒
業式において,津山市長よりプンく
んに箕
作賞が授与されました!
(津山の蘭学者で
あった箕作阮甫にちなんで授与される賞)
2024.3.7
機械学会中国四国学生会で発
表しました ■■
鳥取
大学工学部で 行われた日
本機械学会中国四国学生会第
54回学生
員卒業研究発表講演会に
水本く
んが卒業研究の成果を発表しました。この学
会では,中国四国地区の大学や
高専から
176件のエントリーがあり,どの学生も日
頃の研究の成果をしっかりと発
表しました。 水本くんは,「PZT
ファンアレイが作り出す流れに
関する実験的研究」と
題し,団扇のように振動する送
風ファンの流
れをコントロールする新しい手法について発
表し,質疑応答にもしっかりと
答えることが できました。
写真は発表する水本くんの様子です。
2024.3.4
研究活動は継続中ですが,追い
コンを行いました■■
令和
5年度も間もなく終了します.
しっかりと卒業研究をやり遂げ
た5年生と専攻科生とでささや
かな追い出し会を行いました.
学生は1年間で見違えるほどに
成長しました.きっと社会で,
進学先で活躍することでしょ
う!
来年
度は高専ロボコン中国地区大会
主管を津山高専が担当する予定
です.本年度はロボコンの立て
直しに,圧倒的な強さを誇った
OBが支援してくれました.地
道にものづくりが実亮につなが
るわけですが,津山高専ロボコ
ンチームでは,部内ロボコンを
定期的に開催しています.この
日は1年生から3年生までの学
生が作ったロボットとOBが
「4時間」で作り上げたロボッ
トとが植樹ロボコン(2023
年度津山ロボコンの競技課題)
にチャレンジしました.
研究室でも本研究室の特徴で
ある,流体研究とメカトロニク
ステーマを強化するために
DOBOTアームロボットや
DJIのUAVドローンを整備
しました.
あわせて,岡山医療センターとともに
MRIによる共同研究を実施中です.目的をもって行動できる学生がいるおかげて,新しい発見が次々
と見られます.
2024.1.24-26
第29回 AROB講演会に
参加し,クラゲ型ロボットが作
り出す流れの研究発表を行いま
した■■
1月
24日から1
月26日にかけて別府市B-con
PLAZAで開催された,人工
知能やロボティクスに関する国
際会議”The
joint
symposium
AROB-ISBC-SWARM
2024”に本研究室
からプン
君と細谷が参加しました。この会議にで
は,58のセッションにおいて
292件の発
表が行われ,9か国からの参加者が英語で発
表と議論を行いま
した。この他にも4件のプレナリートークも
あり,最新の知見やこれからの
AIの展望,
宇宙空間でのロボティクスなど,かなり知的
好奇心をくすぐられる講演がな
されました。
さらにずば抜けたアイデアや研究を発表する
グループもありました。
プン君はオンサイトで以下の発表を行
いました.
著者:Poon Manakijsirisuthi, Kazunori Hosotani,
Ryoji Oya
題目:An Experimental Study of Flow Structure
Around the Oral Arms of a 2D Pneumatic-driven
Jellyfish-like Model for the development of an
underwater debris-collecting robot
細谷も座長として闊
達な議論を促すよう,しっかり仕事しまし
た.
1月1日に発生
した能登半島地震の被
害者の皆様には心よりお見舞い申し上げ
ます
We'd
like express deep
condolences for
all the deceased
and wounded in the
earthquake in Noto
peninsula.
2023.12.16-17
第34回 バイオフロンティ
ア講演会に参加し,クラゲ型ポ
ンプの研究発表を行いました■■
12
月16日から
17日にかけて,山口大学で行われた,日本
機械学会 第34回バイオフロ
ンティア講演 会に専攻科機械・
制御システム工学専攻2年
の大矢涼
司くん(細谷研究室)が”PIV
によるクラゲを模したグリッパ
型ポンプが作り出
す流れの可視化”
と題し,特別研究で取り組んで
いるポ
ンプが作り出す複雑な流れの制
御と多変量解析により検出され
た流れの特徴に関する研
究内容を発表しました.講演会
には医工分野をはじめとする計
187件の発
表が行われ,大矢くんは大学院生が多く発表する中で,しっかりと発表する
ことができました.大矢くんの
発表には多くの質問やコメント
が寄せられ,
関心を引いたようです.写真は発表の様子です.
大
矢くんが発表している丁度そのころ,ぬかるみ歩行にかかる負担軽減のための流
体デバイスの予備実験を行いました.田
んぼに水を張ってくださったFファーム様に感謝です.
・「脳脊髄
液の流れに注目したMRI用流動
ファントム」
・
「流体工学で用いられる画像解析を
駆使した壁面変状検出の試み」←
新規技術!
(技術開発依頼元
の自治体と調整をすすめながら研究をすすめ
ています.PAT.はPENDINGです)
この発表会は、岡山
県の研究開発の拠点「岡山リサーチパーク」
に関する県内大学・機関等が研究成果を発
表・交流する会で、社会実装・技術課題の解
決に向けた産学官連携が期待されています。
今
回、口頭発表8件と46件のポスター発表が
あり、津山高専からは学生のほか、教員が計
5件の発表を行いました。
発表の後は,共同
研究を行っている医療機関で,いくつかの実
験を行ってきました.
色々と忙しい12
月です.
プレ卒研生が2024年のための新しい研究テーマに向けて予備実験を開始しています.
2023.11.4
卒研中間審査後は学祭なのです
が,研究ミーティングも並行す
る忙しい日々でした.■■
5年生
の中間発表が
行われ,ラボの学生は全員合格しました.苦
行の後は楽しい学園祭シーズン
に入るわけで
すが,研究も並行して行われます.オンとオ
フを切り分けることは重要で,
楽しむ時間は
トコトン楽しんでほしいところですが,学会
原稿の締切は待ってくれませ
ん.さらには外
部機関との新規研究の打合せはこの秋が重要
な時期になります.
ということで,ある
学生は外
部の研究者らとミーティング,
ある学生は三年ぶりにフルスペックで開催さ
れる学
園祭のカラオケ大会に向け準備(コスプ
レも完璧)と,忙し
くしております.この他,道路変状検出技術
の研究用に新規のロボットを導入したり,県
内河川のドローン撮影,国際会議に投稿する
学生支援など,大変忙しい10月下旬でし
た. 学園祭ではOB・OGが多数来校さ
れ,懐かしい方々との時間も共有できまし
た.
5年生
の中間報告書
の締切を迎え,学生はこれまで取り組んでき
た内容を報告書にまとめる作業
を行いまし
た.実験内容を報告書の形に言語化すること
で,自身が取り組んで来たこと
を改めて確認
するとともに,こんなにもやっていたのかと
自信にもなります.おりしも本
日はプレ生が
活動を開始し始め,新たに三名が研究室に加
わりました.まだ不安で一杯だ
ろうと思いま
すが,焦らずに,しかし急いで専門知識とス
キル向上に努め,未知の課題に
取り組めるよ
うになってほしいと思います.いずれにしま
しても新しい顔ぶれにラボ一同
は歓迎してい ます.
2023.9.26
学生が学内で開催されたアイデ
アコンテストに参加しました.■■
地域課
題の解決に係
るアイデアコンテストに,高瀬舟を題材とし
た風エネルギーを考える
STEAM教育を研
究している学生が参加しました.このコンテ
ストは津山市IoTラボ委員会
が主催するも
ので,計6件の発表が行われました.本研究
室の池田さんは自身の卒業研究
の内容を活用
し,地域教育の課題やIoT技術を用いた”
等身大の高瀬舟に利用された歴
史とエネル
ギーの理解”に焦点を当て,スライドを用い
たプレゼンを行いました.
2023.8.28
差し入れ頂きました(お名前を
お教え頂ければと).■■
お盆
のシーズンは母校に
顔を出されるOB
やOGが多数いらっしゃいま
す.オープン
キャンパス時には,本研究室のOBのU氏や
O氏のほか,電子制御工学科
OBがいらっ
しゃいました. それぞれの人生を進んでお
り,頼もしく感じます.我が国
の経済状況を
含む環境の未来は不透明ながら,元気にされ
ている卒業生とお会いするとこ
の先は明るいかもと思わせてく
れます.
今
回,OBの皆さんから差し入れ
を頂きまし
た.感謝感謝です.今年の学生もまた膨大な
レポートや中間報告書を控えて
おり,差し入れの食
料や清涼飲料水(ゼロカロリー!)はありがたい限りです.
8月下旬に1週間
ほどラボを空けていたところ,ラボのドア前
にコーラ(こちらもゼロカロリー!)の箱
が.お名前やメッセージがありませんでした
ので,もしよろしければお知らせ下さい.ラ
ボ一同感謝する次第です.
今年はエル・ニーニョ現象のため,
例年と異なる迷走台風が多い8月でした.フェーン現象のせいでしょうか,35℃など,あまりの暑さ
にバテバテです. 高専の北側には立派な積雲や積乱雲が毎日見られます. 線状降水帯の発生はご免
ですが,なんとも立派な雲だなあ・・と思います.
2023.8.13,25-28.
南は鹿児島から北は新潟まで,
お世話になっている先生方への
ご挨拶(+α)■■
オー
プンキャンパスが終わり,お盆
に差し掛かった8/13から鹿
児島大学水産学にお邪魔をし,
古巣の懐かしい雰囲気の中,学
部長のN先生と長時間にわた
り,ディスカッションを行いま
した(感謝です!).N先生に
はこれまでも相談に乗っていた
だき,感謝感謝なのですが,今
回も新しい視線でのアイデアに
つながるお話になりました.
8/25からは,長岡技術科学
大学で行われた,高等・技大学
教員交流研究集会(機械系)に
参加しました.丁度,本研究室
では長岡技科大のT教授が開発
され,現在ベンチャー企業の株
式会社パンタレイ様が開発を進
めている,縦渦リニアドライブ
風車を研究させて頂いておりま
すので,ミーティングもできま
した.感謝感謝です.長岡技大
の凄まじいアイデアと取り組み
にはいつもながら感嘆しつつ,
その圧倒的な技術力に本研究室
がどこまでご一緒できるか?頭
をひねっています.
8/27-28は高専機構本部にて研
修がありましたので,東京へ参りました.併せて企業訪問もいくつか.丁度今回,企業様のご厚意によ
り,ステークホルダー向けのショールーム(Sony
square)見学をさせていただけることになり,研究室の学生も参加させて頂きました.今回参加した学生さんのように,自己研鑽し,経験を増すと研究開発のレベルが急激
に上がります.
と
ころで,皇居近くには,和気清麻呂像があります. 同じ和気清麻呂像は岡山県和気町にもあるのですが,
昔の偉人が広い視野を持ち,国内外で広く活躍されていたことを考えますと,今を生きる我々も視野を広く
持ちたいと思う次第です.
2023.8.10-11
オープンキャンパスが行われま
した■■
今年
もオープンキャンパスが行われ
ました.コロナ禍ではできな
かった制限なしの対面スタイル
はもちろんのこと,見学先を参
加者自らが選ぶスタイルをとっ
ており,参加者は興味や関心が
ある学科見学をされていまし
た.当研究室は内容としては,
分野横断的で,歴史の科学や,
流体工学の基礎研究と応用研
究,産学連携研究,海岸工学や
環境調査など幅広く取り組んで
おりますが,所属は機械システ
ム系になります. 急遽,学科
展示に参加すべく,ポスターと
デモ機を用意し,女子学生がボ
ランティア参加して熱心に説明
を行いました. 指導教員の私
は校長補佐の仕事により,寮で
の見学対応に当たっていました
が,こちらもボランティア参加
の学生達
が熱
心に説明してくれました.
2023.8.1
De Lasalle
Univ., "The
CIV817MD
Online
Seminar/Forum
on Coastal
Processes and
Protection" on
Pro. Mario de
Leon's labo.,
2023.8.1(on
line)
にゲストとして参加しました.■■
フィ
リピンのマニ
ラにあるラサール大学(De
Lasalle
Univ.)で海岸工学分野の研究をされているPro.
Mario de
Leon博士からの招待を受け,オンラインセミナーにゲスト参加しました.Mario博士とは前職の鹿児島大学で共に研究を進めたこともあり,これまで何度となく交流を重
ねてまいりました.今回は
COVID19の
影響でなかなか大変だった博士課程,修士課
程の学生さんのFinal
requirementとしての発表会だったそうで,非常に丁寧に作り込まれたプレゼンを拝聴することができました.ディスカッションも充実し,3時間のセッションを無事
終えることができました. 過
去には本研究
室の学生がセブ島での会議に参加したり,オ
ンラインミーティングに参加し
たりと活発に
交流していたこともあります.言葉のバリ
アーもありますが,日頃から自
分の能力に挑
戦し,Anyway
always try!
doNOT be
shyで乗り切ることができます(できました).Mario博士から若い学生さんには,”Passionを持って学び続けてください”とのメッセージが贈られました.
実
は当日の昼に依頼があり,急遽の参加で
したが,Certificateを頂き
ました.ありがたいことです.
2023.8.1
歴史の技術と地域の自然環境,
それらを活用するテクノロジー
を考えるSTEAM教
育を始動しました.■■
なぜ
か我が国では昨今,文科省関連
事業でSTEAM教育を頻繁に
目にします。S:
サイエンス、T:テ
クノロジー、E:エ
ンジニアリング、A:アー
ト、M:マ
スマティクスをくっつけたもの
ですが、実
現は難しいよ
うです。とはいえ、高瀬舟を題
材にものづくりと実験を通じ
て、風エネルギーを考える出前
授業はSTEAM教
育の趣
旨にかなり近いかもしれませ
ん。高瀬舟+風エネルギーの研
究は非常に珍しいと思います(実
は論
文化は結構大変でした).
出前授業もかれこれ10年前か
らやっている訳ですが、い
くつかの難題もあり,
今回,助成金を頂き,学生と工
夫をしてマイコン制御による自
動運転やバーチャルな舟の体験
も加えてみようかと計画してい
ます。今年度は授業のノウハウ
を整理し,中学校
等で実践できるよう,動画にま
とめたいと考えています。
2023.7.21-22
台湾聯合大学との学術カンファ
レンスに参加しました ■■
愛媛
県松山市の道
後温泉にあるにぎたつ会館で行われた第6回
NIT-NUU日台国際カン
ファレンス (The 6th
NIT-NUU
Bilateral
Academic
Conference
2023,主催:中国四国地区の高専と台湾国立聯合大学)に,機械システム系5年生のプンくんが参加しました。国際会議では,当たり前ですが,日本語は使用できません。こ
の会議では使
用言語として 英語が
指定されて
おり,計51件の口頭発表とポスタープレゼ
ンテーションが行われました。
このカンファ
レンスは,非常にバラエティーに富んだセッ
ションが設けら
れ,Manegement
セッションや,Chemistryの
他,Architecture
や Electrical
Engineeringなど8つのセッションがあり,口頭発表とポスター発表が行われました。プ
ンくんは”Dye
flow pattern
around the
gripper-type
pump inspired
by a
jellyfish’s
motion”
と題した発表を
Mechanical and
Energy
Engineeringセッションで行いました。クラゲ型のロボットが作り出すユニークな流れとその特性を説明しました。発表に対して,沢山の質問やコメントがあり,プン
くんはしっかりと答えることが
できました。
さらに,セッションの合間やバンケットにお
いて,たくさんの方との交流を
行うことがで
き,知見を広めることができました。
本研究室では,も
のづくりやシステム構築を研究内容に取り込
んでいますが,流体の振る舞いのユニークな
メカニズムの解明を行う基礎的な研究が狙い
としています。今回の経験を通じ,今後さら
に深く研究を進めてほしいと思います。
2023.6.29-30
機械学会
ROBOMECH2023(名
古屋)にて発表しました ■■
忙しさの中ですが,高等教育
機関としての責務,研究発表を行いました。名古
屋の国際会議場で
6/28-30に開催
された日本機械学会ロボティクスメカトロニクス講演会
(ROBOMECH)2023
にて,本研究室からは専攻科1
年の野村
君と細谷が2件の発表を行いました. 完全対面式のポスター発表で
は,2日間に計1400件!!
を越える発表がなされ,これま
た信じら
れないくらいの人の多さで,闊達な質疑応答が行われました. 野村君
は昨年の卒業研究で取り組ん
だ,クラゲロボを応用したポン
プに関する
発表を行い,コアタイムを含む発表時間の間,途切れることなく訪れる
方々にしっかりと発表すること
ができました.
会場
では,津山高専OBもちらほ
ら,大学院
生として参加されている方や,同業者となった方などさまざま.当研究
室が取り組む内容は決して最先
端ではありませんが,何処も取
り組んで
いない内容やアイデアで勝負しています. 発表前にはしっかりと実験
と発表練習も行いますので決し
て楽ではありませんが,これか
らも学生
と研究活動を継続していきます.
2023.4.28
研究室では学生たちが自分で考
えて自分の手を動かして取り組
んでいます ■■
忙しさの中ですが、研究が止
まらないよう最善を尽くしています。専攻科
2年生はこれまで誰も注目しなかった,クラゲのようなポンプの誘起流の組織構造を定量的に見出
そうとしています.専攻科1年生は今年度からインフ
ラ点検技術に極めてユニークな手法で取り組
みはじめました.い
ずれも学会 で通用するレベルです.5
年生も進路活動と並行しながら卒研を進めていま
す.研究室では多種多様な取り組みを学生たちと進めているわけですが、先
生が多忙でも学生は自分で考え、取り組んでいま
す。まだ誰も見出してい
ない現象の可視化や解明は宝探しに近く,予想通りでなくてもめげずに取り
組みます(案外,目的としてい
る現象解
明はできなくても,しばしば別のユニークな現象が発見したりしま
す)。
今週
は業者さんによる研究室の撮影
が行われ ました。映像から学生の
雰囲気が伝
わればと思います。
2023.4.7
新年度が始まりました.卒研ス
タート ■■
新年
度が始まりま
した.今年も元気に十分な内容の研究を立派
にしましょうと,新メンバーの
学生達と活動
を開始しました.
本研究
室は一人一人
が異なるテーマの研究課題に取り組みます.研
究活動を通じて個人の持ってい
る内なる
能力の育成を目指すのですが,実は解決
は個人で成せることは少なく,
多くは皆
の協力があって達成します.こ
のため,研究室では互いに協力
しあう関係作
りが重要になります.なかなか新歓コンパを
開きにくい世の中ですが,コロ
ナ感染症パン
デミックの時代にあわせたやり方でやってい
きたいと思います.
本年
度は本科生4
名,専攻科生2名でスタートします.学生は
それぞれ自身で考えながら研究
を進めようと しています.
OB・OGの皆さ
ま,本研究室は本年度も健在です.
2023.3.7
卒研生とお別れの挨拶をしまし
た ■■
卒業
式が近づいて
きましたが,いよいよ研究室の学生ともお別
れ.挨拶を交わしました.卒業
生からは書き
やすいペンを贈ってくださいました. 感謝
感謝です. 卒業生は春からの
次のステージ
に進む準備に入りました.空っぽのラボは寂
しいものですが,一方で喜ばし
い成長の過程 でもあります.
2023.3.3
Chat
GPTをつつきながら,新しいSTEAM教育を考え中-- ■■
最近,巷で話題となっている言語処理系AIのChat
GPTはプログラミングでもとても役立ちます.久しぶりにコードを書く場合やいつも使っている言語を使う
場合にとても役立ちます(小
職はFortranでやってきましたが,学生はCや
Python.合わせる必要はないと思いますが,指導するために
は教員はいくつかの言語を理解する必要があります).こうした
コーディングスキルはまとまって時間が取れる時にしておかないと
なりません.(教員は50代になってますが勉強は続きます)
春からの研究についても準備が必要で
す.
テーマの一つに掲げている,新しいSTEAM
教育(STEAMはそれぞれの頭文字が,S:
Science,T: Technology,E: Engineering, A: Art, M: Mathmatics)と
して,当ラボが出前授業で掲げている,高瀬舟の
運行の歴史から再生可能エネルギーを発見する「風力エネル
ギー落穂ひろい」をグレードアップし
STEAM教育化する計画です. 古文書の内容は我々にはわから
ないので,和気町教育委員会の先生に教えを請い,さらに,出前授
業の企画を進めています. この内容は,高
瀬舟が利用した風力エネルギーに関する研究がベース
となっており,STEAM化のため,仮想現実(AR,VR)技術
を取り入れたり,子供たちが製作するサスティナブルな社会に活躍
する風車などを楽しく評価する装置作りを行う計画です.
2023.2.27
春休みは学会シーズンと充電期
間.この期間はとても大切です
■■
例年
は3月に機械学会の講演会に参
加しますが,本年度は参
加せず,次への充電期間となり
ました。
過日,当
ラボの卒研でも扱った,落下後
のツツジやサツキが示す風挙動
の論文が,2023
年3月現在,月
間購読数のトップになったよう
です.落下し
たツツジやサツ
キが風に対して見せるユニークな挙動は工業製品への応用も期待でき,落
下後の花に関する流体挙動の研
究はたぶん,当ラボが初めてだ
と思いますが,今後増えていく
かと思います. こうし
た地味に興味を引く研究テーマ
を掲げる当ラボでは,次にむけ
て予備実験を進めています.学
生も外部協働先との打合せや自
身の人生のための勉強や進路活
動に忙しく過ごしています.
部活動で指導(アド
バイザ)をしているロボット技術研究部の学
生が,簡単な力学的エネルギー保存の法則を
利用したバスケットボールロボットを製作
し,プロバスケチーム,トライフープ岡山の
公式戦のハーフタイムショーに出演しまし
た.観客のみなさまに満足いただける演出を
行うため,周到なシナリオの準備と確実に演
出できるよう,練習を繰り返したため,当日
は会場を大いに沸かすことができました.
高専で
はサイエンスに裏付けされた技
術で世の中のためになる研究や
活動を行っています.
本年
度は珍
しく大雪となりました.津山市
の雪の様子が全国放送のテレビ
ニュースに載るほどの珍しさ.
数日
間はロックダウンに近い生活に
なりましたが,研究活動には支
障なく静かに,着実に進めるこ
とができました.
2023.2.8
KMSメディカル・アーク
2023に参加しました ■■
例年
は3月に機械学会の講
演会に参加しますが,本年度はコロナ禍の中,多数の
発表を行いました。次年度に向
けての準備や論文化が
進行しているため,本
年度の外部発表はこれで終了と
なります。
2023.1.20
岡山県リサーチパーク研究展示
発表会に参加しました ■■
ま
た,2023.2.8にも卒研生と
プレ卒生が進めている
CSFフローファントムの流れやAIを用いた流れの推論について,川崎医大が主催の
KMSメディカルアークにオンライ
ン発表いたします。
2023.1.16
卒研は佳境を迎え,次のテーマ
も始動に向けて準備がはじまり
ました ■■
自
分で考えて手を動か しな
がら,ユニークな研究に突き進む本研究
室の本年度の活動も終盤を迎えまし
た.5年生卒研生は大変苦労しながら卒
論を書き上げています.どのテーマも奥
が深く,応
用研究に見せかけて実は
基礎研究の視点で研究を行っていることもあり,論文を書きながら測定データの中に潜んだ,普遍的な法則に気づくこともあります.
卒研生とは別に,プレ卒生はこちらも活動報告を他分野の学生と行いました.同世代の学生が
それぞれ全く異なる分野を勉強している様子を見ると,とても良い刺激になります.彼らの活
動はこれから本格的に始まります.研究費を確保するために助成申請をしたり,協働する組織
の皆様と連絡を取り合う等して,春からの活動の準備を行っています. 本サイトをご覧の
OBOGの皆様や関係する皆様,どうぞ本年もよろしくお願いいたします.
Laboratory
news in
2022--------------------------------------------------------------------
2022.12.23
冬季休業(卒研は佳境) 今年
も大変お世話になりました ■■
もう年の瀬になりました.コロナ禍での
生活が三年目となりました.徐々にでは
ありますが, 優秀な学生を輩出すべく研究活
動を活発化して
きました. 残念ながら,国内外での学
会や国際会議には参加できず,主にはオ
ンラインでの
会議ばかりに参加することとなりましたが,それでも当ラボの学生さんたちは,自
分で考えて手を動かしな
がら,ユニークな研究に突き進んでいま
す. 当
ラボは環境工学,流体工学,メカト
ロニクスをベースとする,応用研究
に見せかけて実は
基礎研究の視点で研究を行っているラボです.また学外の友人と積極的に協働する特徴が
あります.
12月にはMRIを用いた撮像実験,縦渦駆動のバナナ型水車,クラゲ型ゴミ回収ロボットの
流れ解析,複数のPZTファンの配置により変化する流量計測など,実験を活発に行いまし
た. 次期卒研生のプレゼミ生も面談を通じ,それぞれのテーマを定め,先輩のレクチャーを
受けながら,彼らもまた自分で考え,手を動かしはじめました.
当ラボはコンテストにも参加します.若い学生と教員があれやこれやと議論し,エントリーし
ます.12月にはプレ生の池田さんが岡山県が主催する脱炭素社会に向けたアイデアコンテス
トに自身のプレ卒研テーマを応用したアイデアをエントリーしました.今後も水中ロボットコ
ンテストをはじめとするコンテストや学会に積極的に参加し,学術研究の推進と学生さんの能
力向上に努めたいと思います.
また,今年はOBの皆さんが時折ラボに顔
を出してくれました.差し入れしてくださるOBもいらっしゃり,感謝感謝です.皆様,
本年も大変お世話になりました. どうぞ良い年をお迎えください.
2022.12.16
大分大学減災・復興デザイン教
育研究センターで減災技術に関
する打合せを行いました ■■
地域で発生する災害に対して,医療や工
学の分野から支援をされている大分大学
減災・復興デザイン教育研究センターの
鶴成教授から招待を受け,当ラボが開発
した泥の中でも歩きやすい長靴に関する
情報共有を行いました.会議には鹿児島
大学の西教授もおいでになられ,減災研
究の最前線での様子や当ラボの長靴の活用
方法や,粘
性土壌内での圧力抵抗低減のためのアイ
デアが共有しました. またフリーディ
スカッションでは,ドローンを使った画
像の点群処理による地形測量を含む環境
情報の収集と集約に関する最近の動向に
ついて情報共有され,種々の有意義な意
見が交わされました.
2022.12.12
落下したツツジやサツキの花冠
が示すユニークな現象を流体力
学の視点で解明を試みた論文が
公開 ■■
ツツジやサツキの花は花弁ごと落下しま
す.落下直後の花の姿勢はさまざまです
が,翌日見ると・・・下図のように,皆
うつ伏せた状態になることを5年以上前
に発見し,その謎を解明する研究を進め
てきました. 研究の結果,流動抵抗や
重心が大きく影響することが分かりまし
た. 何のためにこのような挙動を示す
のか?興味は尽きませんが,生物学上の
効果については,細谷の専門外のため,
アプローチはしませんが,何らかの意味
があるのかもしれません.現在,この研
究の続きをアレコレと考えています.
論文は
JSTEGE
でフリーで公開されています.
2022.12.11
Thai PCSHS
Buriram
TEAMの皆さんが来校しました ■■
細谷は現在,国際交流やロボコン支援か
ら離れていますが,何度か訪れたタイ王
国ブリラム県にあるプリンセスチュラ
ポーンサイエンスハイスクールのロボコ
ンチームがつやまロボコン参加のため来
校しました. 久しぶりにお会いする先
生に御挨拶にお邪魔したところ,参加す
る生徒さんの一人が「私
のことを覚えていますか?(もちろ
ん英語です)」「ん?あー,あの時
の!随分大きくなったねえ!」「ボ
ク,4年前に来られた先生に話かけ
てもらって~~あれからロボット作
り頑張ってます.物理数学も頑張っ
ていて,来年日本で行われる数学オ
リンピックに~~~~」と
会話が弾みました.
つやまロボコンでは,優勝したロボコン
ハウスを始め,細谷が在籍していた旧学
科の電子制御工学科OBが沢山.優勝
チームメンバーの中を始め,ラ
ボOBがあちこち.
楽しく元気なOBの様子を見ると嬉し
くなります.
最
近はタイに行っていませんが,久しぶり
の再開に,また海外に行きたくなりまし
た.
2022.12.2
広島大学尾形研究室とミーティ
ングを行いました.12.12
には研
究に協力くださっている技術者
とミーティングを行いました ■■
当ラボは,さまざまな研究者と
情報共有を行いながらユニーク
路線では第
一線の研究を
進めています.11/26には
恒例の広島大学流体研究室と群
れをなすサカナ型推進器に関す
る数値モデリングや実験に関す
るミーティングを行い,岡安君
が進捗を報告しました.大学も
高専も共に研究を行いますが,
それぞれに視点や手法に違いが
出てきます.互いを知ることは
研究の幅を広げてくれます.ま
た12/12にはPZTファン
の研究で協力くださっている技
術者さんと進捗報告とフリー
ディスカッションを行いまし
た. 今回も目からウロコな意
見を頂戴でき,学生ともども感
謝しています.
2022.11.25
長岡技科大高橋研究室と津山高
専加藤研究室と当ラボとの合同
オンラインミーティングを行い
ました ■■
当ラボでは長岡技科大の高橋教
授が開発された縦渦リニアドラ
イブの応用研究をさせて頂いて
います.当
ラボ独自のユニーク路線とし
て,湾曲した柱状体による「縦
渦バナナドライブ」が絶賛研究
中です.こ
の日は細谷はあいにく,他の有
識者会議に出席したため,ミー
ティングを途中参加しました
が,先日京都でのターボ機械協
会講演会で発表した高元君が,
当ラボ代表として進捗報告を行
いました.研究交流は視野を広
げるとともに,自身の研究の不
足部分を認識することができま
す. やる気にあふれた方々と
のやり取りから新しいアイデア
が生まれるも多く,とても良い
相乗効果をもたらします.
2022.11.3
大阪工業大学のクラゲロボグ
ループと共同実験を行いました
■■
SMAアクチュエーターを駆使
して,ソフトなロボットを開発
されている大阪工業大学の谷口
先生と学生さんたちが津山高専
に来校し,共同実験を行いまし
た. 当ラボからは野村君が参
加し,学生間で和気あいあいと
水理実験を行いました.今後も
水中ゴミを回収するクラゲ型ロ
ボット開発を協働して進めてい
くことになりました.
2022.10.26
KOSEN
EXPOで学生が発表しました ■■
研究・教育の成果の社会実装を目指す高
専と高専の技術・アイデアを活用した課
題解決を目指
す企業・団体等の連携(マッチング)を通じ、高専と社会の具体的な連携を行うための機会を
創出する
KOSEN-EXPOに,
本研究室から研究テーマを応募したとこ
ろ採択されました.当日はオンラインで
発表会が行わ
れ,岡安くんが千鳥状に配置した圧電ファンによる流向制御技術を20分間にわたり丁寧に発
表しました.発表セッションには企業様
や高専関係者など20名を越える方がご
覧くださいま した.感謝いたします.
2022.10.21
卒業研究中間発表と台湾からの
賞状授与 ■■
卒業研究も終盤に向けて一気に加速しま
す.今年も中間発表会が行われ,当ラボ
の五年生三名
は立派に発表を行いました.プレ卒研生も聴講が可能となっており,参考になったのではない
かと思います.
この日は丁度,台湾から先日の日台カンファレンスで受賞した柳本くんをはじめ著者全員に対
して,賞状と景品が贈られ,校長室において授与式が行われました.
2022.10.14
プレゼミ生が加わりました.5
年生は中間報告のためにタイト
な日々 ■■
10月からあらたにプレゼミ生が加わ
り,研究室が活気に満ち溢れていま
す.5年生は卒業研
究の中間報告のため,連日報告書作成(そして修正)を頑張っています.高校までの中等教育
と異なり,高専は大学と同じ高等教育機
関でして,卒研では教科書に答えが用意
されているよ
うな課題ではなく,未知の難問に取り組みます.大
学では朝から夜までラボで研究する
学生が多いことと思いますが,高専
では授業時間が充
てられている点が異なりますの
で,学生は他の授業がある中で集中的
に研究に取り組みます.卒
研の時間に居て,取り組んでいれば
合格するものではなく,学生がこれ
までに培ってきた
経験と知識と答えが用意されていない課題から目を逸らさずに取り組む必要があります.学
会等の発表の場に立てば,学生も年配研
究者も同じ,対等な関係で未知の課題を
議論(建設的
相互批判)を行います.このため,プレ生から始まる卒業研究では覚えること,経験すること
が沢山あります.指導教員はスタートの
時期を極めて重要な時期と認識しており
ますので,丁
寧に且つスピード感を持ってトレーニングを行います.
COVID19PANDEMICの渦中ですが,感染対策は抜かりなく,しっかり鍛え,ユ
ニークな流体現象の解明に取り組みます
2022.9.29
大分大学
減災・復興デザイン教育研究センターの鶴成先生が来られました ■■
9月29日(木)に寮の教養講
座講師として,細谷前職の鹿児
島大西隆一郎研究室でお世話に
なった先生で,現在,
大
分大学減災・復興デザイン教育
研究センター(CERD)セ
ンター長をされている鶴成悦久
教授をお招きしました.ご講演
では「大分大学における防災・
減災DXへの取り組み」と題し
たご講演を行っていただき,九
州管内を襲った豪雨災害や土砂
災害の災害対策本部で捜索活動
の助言や被災した地域の地域防
災の向上に向けた取り組みのほ
か,産学官民がそれぞれ取得す
る災害情報を集約し,AIを用
いた危険箇所や復旧・復興への
支援ツールとなる大規模なシス
テム(EDiSON)のご紹介
をして頂きました.システムは
ド
イツの大手IT企業との連携と
いうこともあり,国際的にもこ
れから大きく飛躍される先端技
術の講演を聴講できたことは高
専の学生にとって貴重な経験に
なったと思います. 技術だけ
ではありません.大規模な土砂
崩落が生じるような危険が迫っ
た際に,人がどのように行動し
てしまうのか,
「こ
のくらいならまだ大丈夫だろ
う」と思う
意識(正常性のバイアス)につ
いても解説され,日頃の防災・
減災教育の重要性を教えてくだ
さいました.
かれこれ
10年ぶりに津山高専においで
頂きました.
鶴
成先生は以前も当研究室に遊び
においでいただきました.今後
もそれぞれの分野で技術を磨
き,協働できればと考えていま
す.当研究室はこうした学外の
先生や組織との繋がりを大切に
考えて活動しています.
2022.9.21
ターボ機械協会後援会(京都)
で学生が発表しました ■■
9月21日
(木)に京都の同志社大学で行われた第87回ターボ機械協会講演会で,高元くんがバナナの形をした異形円柱を用いた縦渦リニアドライブ水車に関する発表を行いました.この
研究は長岡技大の高橋先生が開発された
縦渦リニアドライブ風車/水車に関する
応用研究で,
高元くんはこれまでのストレートの柱状体から,湾曲した円柱に変更して縦渦を強化し,駆動
力を向上させることができることを報告
しました. あいにく,共著の細谷は現
地に行くこと
ができず,大学3年生年齢の学生一人に発表をお願いした過酷な試練となりましたが,高元く
んはしっかりと発表でき,良い経験を積
めたようです.
バナナ(食品サンプルです.食べ物を
粗末にしてはいけません)が泳ぐ水車! 記録よりも記憶に残るインパクト!
9月8日
(木)にオンラインで行われた,台湾の連合大学とのNIT-NUU日台国際カンファレンスに本研究室から2件発表を行いました.コンパクトな会議で学生の参加も多いやさし
目の会議でしたが,本年度は応募数が多
く,査読による審査の他,発表もオーラ
ルとポスター
とに振り分けがされていました.本研究からSubmitしたテーマは全てオーラルプレゼン
テーションになりました.発表した学生
はしっかりと練習の成果を出し,質問に
も頑張って答
えることができ,大きな成長を遂げました.
・
柳本くんが発表:MRI flow phantom
system to simulate CSF
(cerebrospinal fluid) flow
driven by heartbeat
and respiration,
NIT-NUU-S01-P05
・
細谷が発表:Prototype designing of a
jellyfish-type floating garbage collection
system,NIT-NUU-S01-05
2022.8.5
中国大連の先生と行ってきたプ
ログラミング授業を終えました
■■
研究室の活動ではありませんが,機械シ
ステム系ロボティクスコースの学生を対
象に開講しているMATLABクローン
のOCTAVEを用いたプログラミング
の授業を本年度
は大
連??信息学院(Neusoft
Institute of
Information)のYang先生と実施しました.Yang先生は非常にクオリティの高い授業を丁寧でクリアな英語で実施してくださいました. 研究でもコラボレー
ションしたくなる先生でしたが,両者と
もとんでもなく多忙なスケジュールで勤
務しており,なかなか難しいところで
す.今後大連に伺うチャンスを待ちたい
ところです.
2022.8.18-19
夏休みに入りました.オープン
キャンパスや研究発表の準備で
割と忙しい研究室 ■■
8月19日
(金)と8月20日(土)にオープンキャンパスが行われました(英語でOpen
campusと書くと,ちょっ
と意味合
いが異なるような・・・the
school
(college)'s
open days for
new
studentsと書くと通じるように
思います).以前は当研究室も
研究機材
を持ち込み,大がかりな展示をしていた
のですが,教員が学校全体の仕
事をする ようになったた
め,昨年からこじんまりと展示するだけになっています.8月下旬ですがまだまだ暑さが続き
ます.皆様どうぞご自愛くださ
い.
研
究室では,学生は計画的に休みを取ります.しかしながら,日
本ー台湾の合同研究ミーティン
グへ当研究室の2名が参加予定である他,学会への参加を予定している学生が1名,さらに,
産学交流イベントの発表が採択された学生1名がそれぞれの準
備を行っており,暇ということ
はありません.教員も風の中でツツジの花が示す興味深い挙動について調査した学術論文が実
験力学会の英文誌に掲載されたので,次の論文執筆や平時はな
かなか研究時間が取れなかった
AIを使った医工連携研究に着手するところです.
2022.8.7-8
出前授業「地域の風エネルギー
落穂拾い(おちぼひろい)―高
瀬舟が利用した風をヒントに考
えて作る紙コップ風車」を実施
しました ■■
当研究室では,研究成果の社会還元とし
て,出前授業や出前講義を実施していま
す.8月7日
(日)と8月8日(月)に高瀬舟が利用した風エネルギーを学ぶ出前授業を津山市中央児童館
と大崎ゆりかご会で行いました.この授
業では,ものづくりを通じて,岡山県で
活躍した高瀬
舟が利用した風エネルギーと地域の未利用風エネルギーの有効利用を学びます
授業では教員と研究室の学生が講師となり,講義の前半では,岡山県で活躍した高瀬舟の歴史
の勉強と高瀬舟ペーパークラフトの製作を行いました.後半では,地域の風を考えながら紙
コップ風車を作製しました.いずれとも参加者は熱心に授業に取り組み,オリジナリティの高
い風車を作りながら,楽しく風エネルギーについて学びました.
2022.8.6
コロナ禍ですが研究!広島大
学動
力システム研究室とオンライン
ミーティングしました ■■
当研究室では,外部との連携を大切
に協働研究を行っています.8/6
に,日頃お世話になっている動力シ
ステム研究室の尾形先生と学生さん
とオンラインミーティングを行いま
した.当研究室からはクラゲロボッ
トまわりの流れの組織構造を研究し
ている野村くんと千鳥配置型PZT
ファンを研究している岡安くんが研
究内容の紹介を行いました.ざっく
ばらんに双方が意見を交わし,互い
に刺激をしあう学生さんの様子は
我々教員にとっても良い刺激になり
ます. コロナ禍,第7波の影響は
かなり深刻ですが,研究活動は止ま
ることなく継続的に進めます.
これから夏季休業に入りますが,学
生たちは時間に自由が使えるこの時
期,青春と勉強に力を注ぎます.当
研究室の学生たちは今後,中間発表
の準備もさることながら,9月には
採択を頂いた産学イベント
(KOSEN
EXPO)での発表や,海外との研究交流(日本と台湾との学術交流)にて発表する予定です(採択おめでとう!).
2022.6.26
ぬかるみでも歩きやすい長靴を
目指した「田んぼの安全守り
隊」が多数のメディア取材を受
けました ■■
研究成果は実用化に舵を切るか,新たなフィールドに目を向けて研究を継続するかが問わ
れます. 本研究室では実
用化はそこそこにして,製品化まで考えず,新しい手法開拓やより困難なフィー
ルドへの挑戦を行っています. ゆ
くゆくは研究成果を国際的な専門誌に投稿するとともに,出前授業等への展開を進め
たいと考えています.
舵といえば舟ですが,
岡山の高瀬舟が利
用した風エネルギーを調べ,現代の再生可能エネル
ギーとしての利用を模索した研究成
果は今や
当
研究室の出前授業テーマとして定着しました.
本年度も2件のご依頼を頂いています. 昨年はフィン
ランドでの会議にて古文書から風エネルギーを探す本研究
内容を発表しました.そのうち,海外でも出前授業が展開
できるかもしれません.ジャン・フランソワ・ミレーの
「落穂ひろい」にあやかって,「
風
力エネルギー落穂ひろい」と題して展
開中.本校の電気電子の先生も電力落穂ひろいで授業を展
開中ですので,今後広がるかもしれません.
2022/8/18には”建設
マネジメント技術”に記事が掲
載されました.
2022年もすでに半分となりました.梅雨に入り,豪雨災害や過酷な暑さ,水の事故へ
の警戒が必要な時期になりました.当研究室では卒業研究において,学生さんが世のた
め・人のために知識と技術を使うトレーニングになる課題を提示しています.後期になり
ますと来年度の卒研生が配属されます. 提
示する課題例を以下に示します(現
段階ではHP上では一部情
報しか掲示できませんが,企業様等で共同研究に関心がおありでしたら,津山高専企
画・連携室までお尋ねください).
ペー
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2022.6.3
ROBOMECH2022に参
加 ■■
ベ
ンションセンターで行われた
日
本機械 学会ロボティクス・メカトロニクス講演会(ROBOMEC2022)
に
柳本くんと細谷が参加し,研究発表を行いました。
講演会では1209件の発表がなされ、発表者は「現地発表」または「オンライン発
表」のいずれかを選択できました。オンライン参加した学生は大学生や大学院生・教員に
交じってしっかりと発表することができました。
発
表タイトル:
「心
拍と呼吸によって駆動される脳脊髄液の動きを想定した
MRI用流動ファントムの試作」
「ロ
ボットやヒトの泥濘地歩行を容易にする空気吐出ブーツの試作」
令和4年度の活動がスタートし
ました. 本年度は計
4名の学生としっかりとした基礎研究に重きをおいた
ものづくり研究を進めます.今
年度も国内外の研究者
とのつながりを活発に行いたいと思います.