Blog (2013-2016)
研究室blogについて
本研究室は2008年からの記事をつづっています.過去の記事は下記リンクからご覧いただけます.
Laboratory news in
2016--------------------------------------------------
3/17
卒業式を迎えました
あっという間の一年が終わりを迎えました.
本研究室からは4名の専攻科生と5名の本科生が卒業式を迎えました.本当に早いものです.卒業式後は祝賀会や謝恩会.今年も色々
とハプニングがあり,なかなか記憶に残る出来事が多かったのですが,とりわけおおきなものは研究室の学生が教員に大きな
ビーズクッションをプレゼントしてくれたことでしょう.疲れを癒すビーズクッション.研究室のどこに置こうかなと考えて
おりますが,どこからか”ヨコセ”の指令が...
昨今はブラック企業や過労死ライン残業時間の60時間(100
時間という文字が多く見られるのですが・・・まあ何かの間違いでしょう)が取りざたされています.人間はマルチタスクは不向きと聞きます.働き過ぎ
はリソースを早々に消耗しきってしまいますので,足るを知り,程々にしましょう.
ところで,学生がクッションの箱に寄せ書きを書いてくれているので
すが,”御礼”がよくみると”御札”.うーむ.それはさておき,卒業式が終わり,研究室は春休み閉室です.が!学生は卒業後の今日もやり残しの実験をしております.本研究
室では結果を見届けるまでやることを厳しく指導してい ます.そ れが期待と異なる結果であっても...
ページのトップへ戻る
3/9
機械学会の発表や助成金報告会,そして追いコン
平尾君,上原君,江口君が日本機械学会中国四国支部学生会の卒業研究発表会に広島
工業大学へ行きました.細谷は特別電源所在地研究助成の報告会に参加.一年を締めくくる行事が目白押しです.
これらが終わったら追いコンです.今年は焼き肉で締めくくりました.皆,おつかれさんです!
ページのトップへ戻る
2017
年度卒研配属の予告
恒例の予告です.
2017年度の卒論テーマは現在,下記テーマを考えています(変更の可能性もあります).
・複数の魚ロボットによる流体制御(広大と共同研究)
or 生物模倣ロボットによる流体制御
・カルマン渦を利用したモーフィング水車
・実証試験用往復振動翼水車の開発
・らせん駆動車による除草ロボット
・生物の視界を模倣したモニタリングとSfM
*MRIに関しては2017年度は専攻科生のみのテーマとして実施するためテーマに挙げていません.
2/13
学校PR映像の収録を行いました
学校のPR映像のため収録が行われました.
なかなかどうして,カメラを向けられると,教員も学生も
ヘビににらまれたカエル状態になります.
ページのトップへ戻る
2/10 小学校にて出前授業を行いました
出前授業「地域の風を利用していた高瀬船の工作」が津山市立南小学校にて開催され,研究室の愉快な学生6名とともに講師とし
て招かれました 小学6年生25人の参加者ははじめに岡山県で活躍した高瀬舟が利用した地域の風について学び、模型船作りをしました。扇
風機の風をうまくとらえようと帆の形を色々変えて実験をくり返しました。続いて津山地方に適した風力発電機とはどのようなものか考えなが
ら紙コップ風車を作りました。場所が変われば風も変わります。高専で行っている高瀬舟が利用した風の調査結果を聞きながら参加者は色々な
形の風車を作りました。 写真は教室の様子です。参加者は時間が経つのも忘れ(ホントに)わきあいあいと(一部バトルし
てましたが)楽しく実験を行いました。
ページのトップへ戻る
1/21
津山地区計測制御研究会講演会に参加しました
平成28年度津山地区計測制御研究会講演会に本研究室から2件発表しました.卵センサーと魚型翼の水車という挑戦的な内容で
す(いや,ホントに画期的な内容なんです.論文化したいのですが,彼らは卒業.うーむ.).
1/18-19
第21回岡山テクノリサーチ研究・展示発表会に出展しました
コンベックス岡山で行われた第21回岡山テクノリサーチ研究・展示発表会にフリッキング振動円柱マイクロ水力発電装置を出展しました。大
学からの出展は70件ありましたが本校のブースにも企業や自治体関係者が訪れてくださいました.
今回は(も)専攻科生の活躍により十分なプレゼンができたようにおもいます.
ページのトップへ戻る
2017 スタート
今年もよろしくお願いします.学生さんの研究指導を今年も精力的にすすめたいと思います.
技術屋を志す学生さんに対して十分なテーマとはなにか?また教員として取り組む必要があるテーマとはなにか?を考えながら日々すごし
ております.教育環境,社会環境,自然環境などめまぐるしく変化していますが,2017年は色々な意味で重要な年になろうかと直感し
ています.思考を停止させることなく,1年を乗り切りたいと思う次第です.
新技術!?公開です
業界の一部からは特許になると評価されている螺旋スクリューやフリッキングPZT発電装置ですが,実証実験を行いましたので,動画サ
イトにアップします.笑えますのでこうご期待です.
また,構想から3年かかりましたが電磁ソレノイドを使った水中推進機構をソレコンにエントリーしました!
(画像をクリックすると動画サイトにジャンプします.)
水中でソレノイド!? 自転車用マフラー?を使った発電装置!
12/20
忘年会 (今年も愉快にやりました)
忘年会シーズンですが、わが研究室としてもぴったりなお店(D)で忘年会しました。笑いというより
失笑が多かったのは気のせいでしょうか。OBの皆様,研究室は今年も健在です. これから先は卒論執筆期間になります.グッドラックで す.
ページのトップへ戻る
12/14 アグリビジネス創出フェア2016に出展
12月14日(水)~12月16日(金)にかけて東京ビッグサイトで開催された農林水産省主催の「アグ
リビジネス創出フェア2016」に本校教員が研究をすすめている農業用ロボットを展示
しました。
この展示会は全国の産学の機関が有する、農林水産・食品産業分野などの最新の研究成果を紹介し、研究機関間や研究機関と事業者との連携を
めざした技術交流展示会です。今年度は「世界に届け!農林水産イノベーション!!」をテーマに全国の141機関が参加しました。本校から
は井上研究室、曽利研究室、細谷研究室の水田圃場用ロボットや法面草刈り機構などを展示しました。また全国高専からはフードエンジニアリ
ング、農業ロボット、農業ICT分野を中心にシーズが紹介され、多くの来場者が訪れてくださいました。写真は高専ブースと来場者に説明す
る補助学生(専攻科2年の藤原くん)です。なかなかどうして,そのしっかりした対応に,ホントに学生?しっかりしている
なあ!とお褒めの言葉が. 一方,教員は・・・.
12/11 IEEE-ROBIO(Qingdao) と機械学会のシンポジウムに参加しました
12/3に宇都宮大学で行われた機械学会のスターリングサイクルシンポジウムに参加しました。複合学科の実験科目でスターリングエン
ジンを活用することを議論する工学教育ネタを発表したのですが、発表が最後の最後だったためか人も少なく,うーむ.
余韻に浸る間もなく,翌日からの国際会議のため中国にとびました.
→
翌日には中国
翌朝に関空からチンタオに飛び,午後からのセッションで2件発表という荒行をこなしました.
?
これは・・・
チンタオは思ったよりも寒くなく、気持ち良い日々でした。IEEE
ROBIOはシャングリラホテルで行われたのですが、さすがに豪華で会議のセレモニーも派手でした.会議では400件を越える発表がなされ,本研究室の発表は初日に2件あ
り,前日の国内発表の疲れもあり大変でした。細谷は3日間のセッション全てに通い優秀な方々と知り合えました。なかなかハードでしたが,
ロボット研究やBio-Inspiredテクノロジーの研究の最前線と抑えるべきポイントが分かりました.本研究室はあくまで流体工学が
メインですが,機器制御のための制御技術は抑えたいところです.まずはPIDなどの古典的な制御やCPGと画像処理への取り組みを強化し
たいと思います.
ページのトップへ戻る
11/5
学園祭の中研究打ち合わせを行いました
学園祭でにぎやかな校内ですが,なぜか広島大の尾形先生と研究打ち合わせを行いました.とおくお越しいただき,打ち合わせだけで帰っ
ていただくのは良心の呵責に耐えれませんので,打ち合わせもそこそこに(2時間はしました),学園祭へGOとなりました.追加実験,無次
元化への対応,論文執筆と色々と課題がクリアーになりましたが,頑張ります.
10/31
いわゆる卒研中間審査会です
事実上の卒研審査ともウワサされる過酷な中間審査に5年生の卒研生5名がたちむかいま
した.出発前と審査後の写真には大きな違い が・・・・あるようです.
ほっとしている学生,盤石の安定感を見せる学生,審
査が終わったあとに一歩前に出る勇者な学生たちです.
(土曜日に喝を入れたのが効いたのでしょうか?意外と凹んでいないようです).中間
審査を終えた学生のうち数名は明日からの国際会議発表の
ため東京へ.過酷ですが,今回は新幹線+宿泊付の
豪華な行程です.(この春に東京へ行った先輩達は夜行バスとゲストハウスというコースでした・・・).
しっかりと英語で発表してきてください!
《その後報告があった学会での様子です》
国際会議デビュー戦をボスなしで挑んだ二人の学生ですが,無事発表できたようです.
英語での発表でしたが,結局の所は日本語連発でまだまだではあるのですが,大学2年
生年齢でこれだけのことをやってのけるがスゴイナアと思います.この先
が楽しみですが,その前に先の卒業研究の中間審査で強化学生(卒研の取り組みが足りない者,集中的に強化すべきスコアを出した者)に誰か
入っているかが気 になります.ページの
トップへ戻る
10/25
鶏卵センサー 試作実験を行いました
本研究室では産学連携の研究課題も行っています。今年は鶏卵用センサーの試作も行って
おり,実際の鶏卵を使っての実験を行いました.教員の
ポケットマネーで激安店から購入した実験にふさわしいサンプルを使っ
て実験を行いました(実験内容やセンサーの詳細は年始に行われる研究会にて公開しま す).
ちょうどこの日は細谷が国立T大学やK大学在籍時に大変お世話になった恩師が来校され,種々の実験について説明を行いました.本鶏卵実験
にはご同席いただけませんでしたが,学生が楽しく・少し苦しく・真剣に
研究している様子をご覧頂きました.さて,実験によって多数の鶏卵が割れるため,その処理をしなくてはなりません.
工学実験のためとはいえ食
品を捨てるのは工学屋としていかがなものか・・・
というわけで,加
熱処置を行いました.熱伝導の仕方と鶏卵の焼き色,レオロジカル
な流体の輸送とフライパン返し,固有振動と物体輸送など・・・工学技術満載です.これらの技術は(今回も)先輩から後輩へと実演を通して伝授されました.
>OBの皆様
あ
あ,またかと思われたかと思います.実践的に工学実験を行う研究
教育活動に今後ともご支援の程宜しくお願いします.
10/8
可視化情報学会全国講演会で発表しました
10月8日(木)から9日(金)にかけて、茨城大学日立キャンパスで行われた可視化情
報学会全国講演会に、専攻科1年の上原笙汰くん(細 谷研究室)が、“Time-SLIP
MRIによる突起部を有する二重円管内流れの可視化”
と題して特別研究の成果を発表しました。
講演会では情報や流体など可視化に関する64件の発表がなされ、上原くんは教員や企業研究者・大学院生に交じって、しっかりと成果
を発表することができました。
10/13 マイクロ水力発電装置の実証試験の様子が新聞報道さ
れました
10月11日(火)から13日(木)にかけて津山市内の
小規模水路で行われたマイクロ水力発電装置の実証試験の様子が、新聞報道されまし た。装置の動きはこちら[Youtube]
取材を受けたのは専攻科の特別研究で行っているカルマン渦による振動を使い圧電素
子を弾くマイクロ水力発電装置を、水深が10cm程度の浅い水路に設置し耐久試験を行う様子が報道されました。
この実験では津山市低炭素都市推進室をはじめ利水組合様,町内会様の多大なご支援をいただき,ありがとうございました.おかげ様で良いデータを得ることができました.
取材では、専攻科機械・制御システム工学専攻2年の平尾くんが、記者に対して装置
や将来の展望について詳しく説明を行いました。 この取材記事は、10月13日(木)発行の山陽新聞(作州版)に掲載されました。
10/9
水中ロボットをエントリーしました
10月8日(木)に神戸ポートアイランドスポーツセンターで行わたTechnoOcean
水中ロボット競技会に、
参加し、日頃の研究で得られた流体制御技術を応用した水中ロボットをエントリーしました。競技は自律潜航の性能を競うAUV部門、特徴の
あるロボットが自由に演技を行うフリースタイル部門とジュニア部門とが行われ、総勢18チームがエントリーしました。本研究室はフリース
タイル部門に参加し、大学や高専から6
チームからのエントリー中、本研究室から三台も!!エントリーしました。
・アルキメディアンスクリューとプロペラスクリューの特徴を持つハイブリッド型推進 機
(らせんですいすい
チーム、専攻科機械・制御システム工学専攻2年藤原祐輔く ん)
・水中で見えなくなる?透明な魚型推進機
(スケスケ魚チーム、専攻科機械・制御システム工学専攻1年安藤くん、電子制御
工学科5年大橋くん)
・メカナムホイールを用いた水陸両用推進機
(メカナム君チーム、電子制御工学科5年澤岻くん)
フリースタイル部門の競技では、コンセプトや特徴をプレゼンしたの
ちプールで実演 を通じて審査が行われ、審査の結果、らせんですいすいチームが部門優勝、スケスケ魚チームが準優勝を獲得することができまし
た。[賞状はこちら][Youtube]
なお、本競技会にエントリーしたロボットや流体制御技術は、近く行われる国際会議
や学会等で発表する予定です。
8/26 イノベーションジャパンに参加
津山高専では産学連携事業を活発に進めています。 8月25日(木)・26日(金)には岡山にて高専フォーラムが開催され,ホスト校の本校教
職員はおわらわ.時同じくして 東京ビックサイトでは大学と産業界のマッチングイベント“イノベーション・ジャパン2016 ~大学見本 市&ビジネスマッチング~”(主催:国立研究開発法
人科学技術振興機構、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が開催されており,高専での研究PRのため,小林研究室と細
谷研究
室が参加しました。会場には企業や大学等から採択された540件もの展示が行われ、会場は沢山の人で賑わっていました。予想外の出来事も
ありましたが,学生2名が頑張ってくれたおかげでPRの目的は果たせたかと思います.
学生達は社会勉強に等身大Gンダムを見学したり,NEDO,JSTコーナーを回り知見を広めました.本校ブースには津山高専出身の方がち
らほら来て下さいました.ページのトップへ戻る
8/15 夏ばてに注意しましょう
世
間ではお盆休みですが,今年は教員は仕 事が絶えず,お盆は国際交流と産学連携で消えました..平素
から本校とお付き合いのある近隣企業様のご協力を得
て,海外事業所でインターンシップを実施しているのですが,未成年かつ海外が初めてという学生もおり,また先方は事業所のトップが対応し
てくださるなど, 当校も相応の役職教員が現地に行くのが筋だと考えているため,往路だけでも引率に付いていくようにしています.今
年もベ トナムに引率しました・・・・が,
出国直前に帯状疱疹が顔にでてしまい,痛みと皮膚のただれをともないないがらの渡航になりました. しかしながら,現地ではその痛さも吹
き飛ぶくらい魅力
的な方々との時間を学生ともども過ごすことができ,よかったと思います. 今年は中国に事業所をもつ2社にも学生を派遣する予定です.1
社はご厚意に甘
え,往路復路とも引率なしの運用を行うことに.慎重に確実に大胆に.バランスが難しいですが,信頼関係が難題をクリアーにしてくれると信
じています.
帰りはちゃんと空港検疫でチェックして頂き,そのまま病院へGOで
した. 皆様,体調にはどうぞご自愛ください.ページの
トップへ戻る
8/8 研究室内中間報告会とお祝いを行いました
津山高専では8月から夏休みです.研究室で夏休みなどあろうはずないとお思いの大学生の方,高専では寮生は皆実家に帰ってしまいま
すので,夏休みが強制的にやってきます.しかしながら,夏休みが終わればすぐに学会があったり,水中ロボコンがあったり. 夏にはお台場
での産学展示 会”イノベーションジャパン”への出展が決まっていたりまして,仕事はどっさり. 頑張りましょう. さりとて,青
春の一ページを綴って欲しいとの願いから,本研究室では夏休みを1週間+盆休みを夏季休 業としています.
今日はそんな学生たちの中間報告会を行いました.流石に専攻科生はしっかりとやっています.
5年生は鳩が豆鉄砲をくらったような顔をしてい
ましたが,ガンバレ!です.報告会後は恒例の焼き肉で労をねぎらいました.
今年の5年生も精鋭揃いです. 見事な焼きにくっぷり??でした.
今年は就職・進学とも早くに決まり,8月にして全員きまりました.祝!
色々忙しい日々ですが,皆様酷暑に耐えて頑張りましょう!細谷も8月はベトナム・東
京・大阪と大わらわ.
*名称変更
ところで,高専では研究室名を教員名にしていることが多いのですが,融合を旨とする改組が行われたことから研究室の内容が外からわかりに
くくなります.細
谷研は沿岸の流れ環境に関する研究で学位を取りましたので,必然的に環境系が専門となります.ご縁で電子制御工学科に着任し,簡単なメカ
トロニクスを取り
入れた研究を実施しておりましたが,この環境情報学と流体工学,そしてメカトロニクスをカバーする研究室として,このたび研究室名を
環境流体テクノロジー研究室
Environmental Fluid
Technology Labo.
としました.
今後ともどうぞよろしくお願いいたします.
HPもこの夏に一新する予定です.
ページのトップへ戻る
7/5 学内賞をいただきました.ありがたいことです
津山高専では教育の充実・発展を図るため業績に対して表彰する制度があります.このたび3名の受賞者のうち細谷も入れて頂き,「先進教育研究指導賞」を頂きました.ありがたいことです.
ところで,今年は科研費(基盤C)に採択されたのですが,備品シール↑
がやってきま した.
雅な紫地に白い字が映えます.外部資金があるとレベルの(やや)高い実験装置の製作
が可能になります.データも沢山得ることができます.そして仕事が増えます・・・・
夏季休業(研究室になつやすみなぞあろうはずもありませんが,
学生にはお盆以外に1週間は青春に力を注いでもらおうと思います.充実した夏にするためにも7月~8月は忙しい日々が続きます. 体調管
理には十分注意してすごしましょう.ペー
ジのトップへ戻る
6/23-24 第41回海洋開発シンポジウムに
参加しました
静岡県浜松市で開催された土木学会海洋開発委員会第41回海洋開発シンポジウム(2016)において、平尾瑞樹くんが「変動流速場に置かれた弾性支持円柱が圧電バイモ
ルフ素子を弾く渦励振発電機構の試作
」と題して、研究成果を発表しました。この会議では海洋や沿岸開発に関する研究が対象とされており、査
読を通過した論文のみが登壇を許されます。平尾君は行政の研究機関の研究者や大学生,建設コンサル等の海岸工学者に混じって口頭発表
を行い、質疑に対して しっかりと答えていました。
ところで,浜松といえばウナギですが,最近では宇都宮餃子に拮抗するという浜
松餃子も有名です.当然のことながら,こちらもリサーチ.
会場では知り合いの先生方にもお会いでき,有意義な時間でした.特に水
防法の改正に伴う高潮災害の技術的対策はなかなかに大変な作
業と知恵が必要で,技術屋さんと研究者との猛烈(たぶんこの言葉がぴったり)な仕事が始まった感があります.
つらつら思うに,高専のような手を動かし,頭脳明晰な学生は「面白いメカを作
る」ことがモチベーションで,環境技術を扱う大学の頭脳明晰な学生は「来る
被害を抑える方法を考える」責任感がモチベーションなのかなと思います.もちろん,一元的に言い切れるわけはありませんが,そのよう
に思う次第です.本研 究室は技術レベルはB級ですが,両者とも扱えるよう意識しています.大
胆な広い視野と堅実で繊細に.
6/9-10 ロボティクス・メカトロニクス講演会2016 in Yokohamaに参加しました
横浜市の「パシフィコ横浜」で6月8日(木)から11日(土)のあいだ開催されたロボティクス・メカトロ
ニクス講演会2016 in YokohamaにMS1年の安藤君とMS2年の藤原君が参加しました.
安藤君は 「千鳥状に配置された魚型推進機構に関する実験的研究-
三台のヒレ型推進機が作り出す流れ場と推力の関係-」と藤原君は「アルキメディアンスク
リューとプロペラスクリューの特徴を持つハイブリッド型推進機の水中推進特性に関する研究」を発表し,ありがたい
ことに途切れることなく見学者が訪れてく ださいました.
ページのトップへ戻る
会場での学生たちです.右下はこの三月にご栄転されたT先生. 会場ではお世話に
なっている他大学の先生方ともお会いし,ディスカッションすることがで
きました. 他大学の研究発表には現在学生たちが進めている研究と類似したものも多数みられ、学生達はかなりの刺激と焦りを感じているよ
うでした.
横浜といえば,中華街,赤煉瓦倉庫,そして氷川丸. 観光地へのアクセスが抜群な宿をチョイスしたのですが,バックパッカー向けでしかもなかなかにディー
プな場所にあり,学生達は技術の勉強だけでなく,社会勉強もできてしまいました(宿ではR大のA先生
と宿でばったり出くわすなど,いやもう記憶に強く残る 学会参加でした).
5/19-22 熊本県で の災害ポランティア活動に参加しました
この度の熊本県地震では阿蘇大橋が倒壊するなど,信じられない 大揺れが
生じました.本研究室では環境流体を扱う事や教員が以前に環
境調査会社に長くいたことから大気質や水質にも関わっております.東日本大震災関係では教員は一般ボランティアとして瓦礫除去活動に微力
ながら参加し,そ
の後水質モニタリング調査に参加させて頂きました.今回の熊本地震でもなんらかの形で支援ができればと考えております.すでに大量の支援
物資を送り届けて
おられる鹿児島大の先生の情報から,現地VC(ボランティアセンター)で不足している物資をお聞きし,個人的+研究室として下記の物資を
お送りしました.
・ペット ボトルのお茶:480本(個人)+約300本(研究室+元寮母のFさま)
・土嚢袋:約500枚(個人)
このうち,研究室の学生とFさまの支援品は細谷とN先生が現地入りする際,車につんで持って行きました.頑強なラリーカーのリアサスペン
ションがフルボトムに近いくらいの荷物でしたが,無事現地の避難所に送り届けることができました.
現地では一般ボランティアとして,瓦礫除去に参加しました.いやもう中年の体が悲鳴
を上げるありさまで,日頃の不摂生が明らかになりました.このため,夜
はN先生と九州の味に舌鼓をうち,鋭気を養いました.観光県の熊本では温泉も沢山,食事も随所でできます.被災地周辺では未だに不自由な
生活を強いられて
いますが,市内では通常通りの営業をされているお店が多いので,興味のある方は是非ボランティア活動と食べて支援をされてはいかがでしょ
うか.
今回は倒壊状況の把握やいずれ行う(かもしれない)リモセンと数値モデルによる環境
へのインパクト推算のために,全天球カメラによる撮影を随所で行いました.微力ながら,できることを継続して行きたいと思います
ページのトップへ戻る
5/15 研究室歓迎会を行いました
4月に入った5人の5年生を歓迎する歓迎会を行いました.例によっ
て 焼き肉屋で舌鼓を打ったわけですが,今年もなかなかどうしてた
のもしくも波乱な一年になりそうな予感がしました.頑張りましょ
う.
余った会費は熊本での震災復興のために使用することになりました.
ページのトップへ戻る
4/29 新年度の研究がスタートしました
4月に入り,新しい5人の5年生が入り,研究活動がスタートしました.短い高専の卒業研究時間(卒論のための授業時間は月金の3時
間しかありません)のため,ゼミもそこそこに,実際に手を動かします.理論は実験しながら理解していくスタイルをとっています.先週は
MRIの共同研究先
にご挨拶と試写を,4/29には広島大の魚型推進機構に関する共同研究先にて打合せと議論を行いました.実はまさかの結果に目が点になり
ましたが,なんと
か解決の糸口を見いだすことができました.初めて大学を訪れた学生はアワワワ・・・状態でしたが,ゆっくりで良いのでしっかり実験に取り
組んでもらいたい と思います.
今日訪問したのは流体研(尾形研).レベルと層の違いに学生は驚いていました.右図
は昨年度の結果を説明する澤岻君です.なかなかどうして,立派に説明していました.魚推進機の安藤君は本研究室のエースとしてこれまた立
派に議論していました.ページのトップへ戻る
Laboratory news in
2015--------------------------------------------------
3/18 研究成果の報告会に電制科の先生方と参加しまし
た.
3月18日に平成27年度特別電源所在県科学技術振興事業研究成果発表会があり,研究助成を受けたT先生とともに細谷も研究成果の
報告を行いました.また会場のテクノサポート岡山では研究シーズを公開する岡山リサーチパーク研究・展示発表会も併設され,産官学民の大
勢の方がいらっ しゃいました.こちらのシーズ展示では同じく電制科のT先生が発表されていました.電子制御工学科は研
究活動が盛んだと
思います.
今回,らせんスクリュー推進とプロペラスクリュー推進の両方の特徴を持つハイブリッド型らせんスクリューについて,説明を行いました.オ
モチャの様な研究ですが,理屈はしっかり抑えており,大まじめに取り組んでいます.この成果は今後農作業支援装置
として展開するとともに,新たにこれまでにない発想のら
せんスクリューにつなげていくことを考えています. 6月には機械学会ROBOMEC2017にて専攻科の藤原君が発表します.
3/15
卒業式を迎えました
3月15日に研究室の5名の本科生が卒業を迎えました.
おめでとうございます.貴君らの将来が明るいものであることを確信しています.存分
に頑張ってください.
たまには思い出の世界となった学校に赴き,苦楽を後輩達に教えてあげてください.
謝恩会では指導教員へにダンベルを贈ってくれました.本年度は研究室にマッチョ倶楽部を
結成され,研究でやばくなったら筋トレという行事 が定着しましたので,ダンベルです.おや?ダンベルの箱を開けると500Gの重り一枚ずつ学生のメッ
セージが計8枚.なかなかやるで はないか.ちょっと驚き,大きく感動しました.
ペー
ジのトップへ戻る
3/9 機械学会で発表し ました
3月9日(水)に愛媛大
学で開催された機械学会中国四国支部第54期
総会・講演会において3名の学生が発表しました。また,共同研究でお世話になっている広島大の学生も共同研究の成果を発表しました.
大学院生や教員に混じり、大学2年生相当年齢の本科生はプレッシャーのなか、立派
に発表しました。
何度となく繰り返して練習した甲斐もあり、質疑応答も十分に行うことができまし た。
○電子制御工学科5年 秋山 舞さん (細谷研究室)
「Time-SLIP
MRIによる二重円管内の流れの可視化」
○電子制御工学科5年 上原笙汰くん(細谷研究室)
「乱流中における魚型翼の揚力特性に関する実験的研究」
○電子制御工学科5年 大重厚博くん(細谷研究室)
「アルキメディアンスクリューとプロペラスクリューの特徴を持つハイブリッド型
推進機構の開発」
◎広島大学 松原さん(尾形研究室)
「並列配置された二次元変形薄翼群における流れ場の数値解析および実験的研究」
例によって,発表前と後の表情の違いをご覧下さい.
2/24 卒研審査会,無
事おわりました
卒業研究の発表審査会が行われました.無事,5名の本科生は自身の研究成果を発表することができ,1年間の大きな締めくくりになりました.例によって,発表前と後の表情の
違いをご覧下さい.
表情が固まっている発表前と,安堵の発表後の違いがおわかりいただけるでしょうか.頑張って,ちょっと自信がついたかな?と思いま
す.是非,彼らには技術屋としてこの先も存分に持てる力を出してもらいたいと思います.世の中は人を利用して自分の欲望(夢と解釈し
てもよいかもしれない)を
果たそうとする者も少なくなく,都合のよい解釈が独善的に進むこともあります.技術屋的思考と目を持った学生たちには物事・現象をみ
きわめ,妥当な方向に
持って行く力を付け,世の中を渡って行ってもらいたいと思います.願わくば,充実し,満足のいく人生を送ってもらいたいものです.
卒業式,追いコン,学会とイベントは続きますが,これでほぼ全ての教科は終了しました.
専攻科に進学する学生は3月に力を蓄え,4月から新5年生と研究に邁進してもら
いたいと思います.
2/14 高瀬舟が利用した風力エネルギーに関する出前授業を行
いました
2月14日(日)に和気町教育委員会が主催する実年会に電子制御工学科細谷研究室が講師として招かれ,吉井川の高瀬舟が利用した風力エ
ネルギーに関する出前授業を行いました.授
業でははじめに高瀬舟の歴史や日本各地の河川で見られた舟運から読み取れる風況や実測に基づく和気町の風について講義を行ったあと,
紙コップを切って
作った帆船模型を使った帆走実験を行いました.参加者は帆を大きくしたり,小さくしたり,斜めに向けたりして速く進むよう工夫してお
られました.
続いて和気町の風土に合った風
車とはどの
ようなものか考えながら,紙コップ風車を作りました.幸い,補助学生の働きにより,参加者全員がよく回る風車を完成させました.授業
の最後には,ちょっと
難しい問題の入口を披露. エネルギー収支比,すなわち電力を得るのにどれだけコストがかかるかを示す値で,再生可能エネルギー導入
の根幹をなす情報で す.が,まことに玉虫色の
様相で,同じ国の研究機関でも値はバラバラ. といいますか原子力のような一部の発電法の値が際立つように見えたり,各手法
ともそこそこに拮抗しているよ
うに見えたり.おおよそ客観的に見せていても際立つ彩色のグラフな何らかの意図が隠れているのでしょう.両者とも嘘はついて
いないのですが,なぜに値が揃
わないか. そこには減価償却,再エネ法による措置や買い取り価格,設置場所や廃炉費用など,条件が異なるためかと思いま
す.授業ではデータの見方につい てもいくつかの事例に基づき講義し,現地の風の有効利用について考えていただきました.
授業後は会場ちかくの河川で現在開発中のハイブリッド型らせんスクリュー推進機の航走試験を行いました.水深が浅い場所でもゴリゴリ
と進みました.今日の
気温は4月とも思える南風が吹き,暖かい日だったのですが,水温は低く,川に入って機材を回収した学生は寒かったですが,ご苦労様で
した!ペー
ジのトップへ戻る
2016/1/29 出前授業まであとわずか
卒論で大変な思いをした学生も5名全員が,完
成させました.卒論はもちろん,記念作品ではありませんので,これから審査にかけ,合格をもらうと
ころまでやってはじめて完成です.
教員学生とも
ほっとしたのもつかの間,今度は出前授業です.あと2週間しかないことに昨夜気付きました.大急ぎで設計.出前授業用風車
キット(Hosotani labo.(c)) です.
<資料をご用命の方は資料をお分けします.>
For our friends in overseas, Handmaking
windmill design kit (Hosotani labo. (c)) has just completed.
It'll be distributed in an open class for sustainable resource
and wind energy ( treasure hunting natural energy resource from
historical evidences. Next class will be held on 14th, Feb. You
can ask us anytime.
2016/1/26 学会原稿〆切りに卒論〆切り
に大雪とどこまでも 過酷ですが笑って突破
寒波の襲来で日本全国結
構な雪に覆われましたが,山陰と山陽の間の山中の津山でも20cmくらい積もりました.スタッドレスタイヤのおかげで特に事故もなく通
勤・通学ができ,雪
の日でも通常授業が行われています.
研究室では,間
もなく〆切りになる卒業論文の 執筆に5人の本科生が励んでいます.指導教員から見ましても本研究室の
学生諸君は非常によくやっていると思います.もちろん,20ページほどの論文がすぐ完成するわけもなく,赤字で真っ赤になって返される原稿を最低3回は修正して完成度を上げていきます.
学生が取り組んでいる卒業研究は卒業のための審査にかけられ,下手をすると学
会での突っ込みより厳しいんではないかい?と思う程の査読を経て合否が決まります.
また,学生の卒論内容である程度の結果が出た論文は学会にて発表し,プロの研
究者からの指摘やコメントをいただきます.3月に開かれる機械学会の中国四国支部講演会に
3名の本科生が
登壇する予定です.講演会は教員や大学院生が立つ場ですが,笑って乗り越えます.
2016/1/4新年
年末は海外企業イ ンターンの引率のため,ベトナムはホーチミンにおりました.気温は30℃ちかくで
すが,乾期に入り, エアコンなしで夜は過ごせます.インターンに参加した
学生は年末年始にかけて2週間研修を受けます.海外企業インターンは津山高専プラザ会員企業様のご厚意とご協力を得て毎年行っている過酷な企画ですが,受入企業スタッフの暖かいご支援により,学
生は見違える程成長します.津山高専が単独で企画・運営しているこの企業インターンはある意味研究活動と同じくで
して,大事なのは人です. 学生さんや我々サポートする側も自分の仕事と責任を認識して熱中することで
当事者意識が芽生え,記
録だけでなく記憶に残る体験となりま
す.
この記憶に残る体験はある意味,覚悟も必要で,学生にとっては海外で企業
体験することや卒業研究で学会に成果を公開する一連の作業をやり抜くことはその後の人生に大きく影響します.簡単に言うと,初めて体験した強烈な体験の記憶がその後の身の振り方の
一つの道しるべになります.課題が成功とか失敗ということは重要ではありません(実験が失敗に終わると教員は涙しますが).
何を考え,何を感じ,どのように決断して行動したか.どれだけ人に感謝してきたかが重要かと思います.
ベトナム・ホーチミン市です.社会主義国で
すが,ドイモイ政策により,開放がすすんでいます.街の電中には通信線がこれでもかっ!と言うほど追加され,もはやワイヤレスネット
ワークなしには通信が 確保出来ない様相です.アジアの多くの国々で同じ光景を見ます.日本よりもスマホが早く普及するわけです.
サイゴン川下流にはメコンデルタが広がり,沿岸環境の研究
フィールドとしては非常に魅力的です.残念ながら,細谷は数日間の滞在のため研
究活動ができませんでしたが,またの機会を待ちたいと思います.
本ページをご覧頂いている皆様.
今年もどうぞよろしくお願いいたします.
・来年度卒研を行う4年生の学生さんに向けて
是非,ウワサ話や思い込みにとらわれず,自身が取り組みたい専門
領域を
見定めてもらいたいと思います.本研究室は熱を含む流体工学と環境工学の研究室です.ロボットやもの作りは流体現象を解明するために作る
もので,モノを作
ることは目的ではありません.十分に注意してください.就活・編入試験期間中も研究が進みます.超難関校を受験予定の学生さんには配慮し
ますが,それでも 作業は進みます. 来年度は専攻科生が5名(プラス外部指導1名)いますので,先輩と協働します.
ペー
ジのトップへ戻る
2015/12/21 年末に向けて大掃除と慰労会を行いました
師走に入り,一気に冬らしくなってきました. 年末と言えば大掃除.
本
日は1月からの地獄 のような卒論執筆に向けて大掃除と1年の慰労会を行いました.
ここ数日は緑色のレー
ザー光が実験室をクリスマスイルミネーションのように照射し続けました.そしてクリスマスにはBOSSから学生に卒論の章立て資
料がプレゼントされます.
緑に輝くトレーサー粒子を高速カメラで撮影 大掃除の後は慰労会を行いました.ご苦
労さんでした.
2015/11
/14 広島大の尾形研と打合せを行いました.
複数魚体モデルの共同研究を行っている広島大学の尾形先生と学生さんが津山高専に来られ,共同研究の打合せを行いました.
今 回は細谷研の安藤君がPCA解析の手順を広島大学の学生さんに教えたほか,今後の互いの研究の進め方を話しあいました.学生さん同
士で繋がりができると高専の学生もぐんと成長します.是非,ともに良い研究成果を得たいものです.ページのトップへ戻る
2015/11
/2 細谷と平尾君がISEM2015(松江)に参加 しました.
11月2日から4日まで松江市のくにびきメッセで行われた国際会議
(ISEM2015)に参加しました.
オーラルではなくポス
タープレゼンですが,レベルの高い発表の中,平尾君はしっかり発表することができました.今回はK研究室の専攻科生も発表. さてこ
こからは教員の出番.論文化にとりかかります.
松江といえば宍道湖. 会
場近くで夕日を眺めながら,夜は海産物をいただきました.ページのトップへ戻る
2015/10/26 本科生の中間審査が行われました
10月26日に下手をす
ると学会よりも厳しい卒研中間審査会を本科生が受け
ました.審査を受けた学生は全員合格.今年もお疲れさん会を行い
ました.いつもなら年度末に行っている鍋を今年はこの時期に行いました.宴会はまだまだあります.次回は沿岸での実験後に牡蠣
鍋の予定ですが・・・
上の写真は中間審査前後の5年生の様子. まったく表情が変わらない・・・・.
鍋
は寄せ鍋とキムチ鍋.鍋奉行は今年も不在. うーむ
+α 人でなりたつ研究室
研究室の雰囲気は毎年異なります. 教員と学生のマッチングで決まる面も多々ありますが,やはり学生間がうまく行っていると雰囲気は
格段に良くなります. 今日は専攻科生がタイのお面を付けて他の学生に向けて無言のジェスチャー..... 今年も細谷研は安泰のようです.
ページのトップへ戻る
2015/10
/10 安藤くんが可視化情報学会全国講演会で発表しました
10月10日(土)から11日
(日)まで京都市の京都工芸繊維大学で行われた可視化情報全国講演会に棟研究室の安藤君が "千
鳥状に配置されたヒレ型推進機が作り出す流れの可視化"
と題して口頭発表を行いました.この会議ではユニークな可視化手法に関する講演が多数行われ,とても良いアイデアも生まれました(K工大の皆様,感謝しています!).安藤
君は大学院生や教員のレベ
ルの高い発表の中でもしっかりと自分の研究発表を行うことができました.もちろん質疑応答では学生には難しい質問もあり,教員が
助け舟をだすシーンもありましたが大
学2年生相当年齢の学生としては十分に力を発揮できまし
た(本当!).
写真は会場での安藤くんです.
+α オオシゲムーン現る!
秋はスポーツの秋でもあります. 本研究室マッチョクラブのオオシゲ君アンドウ
君がスポーツ大会の選手宣誓を行いました.徹夜
して考えた二人の勇姿をご覧下さい.
...
..
ネタを考え付かなかったオオシゲムーンは,5年生は何かと忙しいため普通の選手
宣誓をしまーす!と高らかに宣言.そこにアンドウ君が横蹴りをくらわし,どこが普通やねん!と突っ込
み,普通の選手宣誓をしまーす!と言いながら,例年通り大声で叫ぶという内容でした.
重ねががさね,本研究室の学生がご迷惑をおかけしました.
例年ですと,学生と担任は学生指導の先生にこっぴどく叱られるのです が・・・ペー
ジのトップへ戻る
2015/9/14 徳宿くんが西日本エンジンシステム研究会でポスター発表しました
専攻
科の徳宿くんが,9月11日~13日にかけて行われた西日本エンジンシステム研究会夏期セミナーに参加し,魚型の翼を採用した往復振
動翼水車についてポスター発表を行いました.
このセミナーでは中国四国地区の大学でエンジンや燃焼,流体の勉強をしている120名もの大学生・大学院生が集まり,日頃の研究の成果を発表しあいました. Tシャツのラフな格好で
最先端を熱く議論するこの会では,大学間の垣根を越えて
交流することができ,高専で唯一参加した本研究室の学生たちも頑張って輪の中に入っていました.
会場はかの有名なD○SH島の近く. 120人も学生が集まる会場は学会そのもの!!
<注 細谷研はエンジンも燃焼も専門ではありませんが,時々参加させて頂い
ています.>
2日目は恒例の懇親会. 余興はまさかの大学間対抗腕相撲. 当研究室有志によ
る「まっ
ちょクラブ」 の
期待の星,安藤君が立ち向かうも・・・・初戦敗退.
修行が足りないようです・・・
3日目はポスターセッション.
徳宿君が発表しました.レベルの高い研究発表が連なる中で,しっかりと発表することができした.これに
て夏の活動が終わりました. さあ,秋.学会のシーズンです.そして5年生は中間審査です!相当に過酷ですが,笑って突破しましょ う.
2015/8/27 専攻科の平尾君がタイで行われた会議に参加しました
8月27日からタイのバンコクで行われたJTL-AEME2015にボス抜きで
参加しました.いわゆるデビュー戦というやつです.折しも,1週間前に爆破テロが
起きたばかりでどうなることかと思いましたが,しっかりと初陣を飾れたようです. この会議ではバラエティに富んだ発表がなさ
れ,学術的な深さよりも幅広
い知見が得られたのではないかと思います. 平尾君は流体関連振動(共振)を維持する装置に付けるこれまでにないフリッキング動
作による発電装置を提案し
ました(研究室内ではデコピンとかビンタマシーンと呼んでいます). 帰国後は装置による発電,とりわけ脈動流の中での発電を行
い,エ
ナジーハーベスト電源装置として完成を目指します.
ワッ
トプラケオでしょうか? クメール文化と大乗仏教との融合が美しい世界を奏でます・・・ 発表は市内のホテルで行われ,学生は口
頭で発表しました. 大学
3年生相当の学生が海外で研究発表というのはなかなかに過酷ですが,やりきれるところが津山高専の学生のすごさかと思います.
ページのトップへ戻る
2015/8/7 夏休み前の大掃除
もう夏休み.9月下旬まではいわゆる夏季休業
です. 研
究かき入れ時ですが,今年は学校の方針が十分に固まっておら
ず,予定ががっちりと決めれないため,自由としました.自由といっても10月の中間審査や9月
の研究集会の準備,はたまた11月のフィールド調査に向けた装置開発がありますので,学生は研究をすることになります.しかし若い青春時期. 大いに青春に費やしてもらいたいものです.
そこで,かならず1週間以上は研究を絶対にせず,青春に費やす時間を設け
ることを指令しました.今日は夏の予定表明を学生からき
きとり,青春の時間の目標を立ててもらいました. 例えば,韓国料理に腕をふるいベストショットを撮る.愉快な仲間たちとの旅行
ですごい写真を撮るなど. 夏休み明けにはどんな写真が展開されるでしょう.楽しみです.
研究室の大掃除を終えたらピザで慰労. 最近はとてつもなく暑くなかなかにくたびれ
ました.
お盆に帰省しているOBが差し入れくださいました!
2015/7/24-7/30 国際会議にて発表
しました
韓国のソウルで行われたアメリカ機械学会-日本・
韓国機械学会の流体工学に関するジョイント会議,ASME-JSME-KSME
Joint Fluids Engineering Conference 2015に
細谷が参加してきました.MRIを使って基礎的な流れ場を検証した研究発表を発表しました.会議の使用言語は当然英語です.言葉より
も研究レベルが皆さん非常に高く,格が違うハイレベルの先生方が多かったです.学生さんの参加者にはなかなかに酷な会議でした.
490もの発表があった会議では様々な研
究成果が発表されました.細谷が参加した計測セッションでは,アメリカのある環境保全関係の先生は放射性物質の分離処理のため、超長期間
運用する撹拌タン
クを、東工大のドクターコースの留学生は海洋計測でおなじみのADCPをミリサイズの流れ場測定につかえるマイクロトランスデゥーサーア
レイの発表などが
あり,さまざまな知見が得られました.また風車・水車などのエネルギー回収のセッションではソウル大の先生がウミガメに学んだ翼周りの圧
力場制御を、また複数の
風車の配置に伴う背圧の効果的な利用や船のオールの動きをまねた水車など,ユニークなアイデアもたくさん.とても勉強になりました.ディ
スカッションの中で細谷研の受動翼水車をご紹介しましたところ,非常に好評でし
た.チェアマンはMRIのスペシャリストでした。もちろん厳しいコメントが.一方で面白いとのコメントを頂き,今後の研究につながる知見
を頂きました.
謝
辞: 渡航に際してはウエスコ財団より助成を頂きました.
2015/7/14-8/31 RSKロボット展示会に細谷研究室の
魚ロボットなどを展示しました
山 陽放送RSK |
ひろがる夢空間ロボットランドに
津山高専のロボコンチームとともに細谷研究室の水中ロボットたちも展示しました. 立
派な展示ブース付です. ムービーを見て,「ホントに泳いでる!」と声を上げる子供の声にうれしくなりました. 研究レベルとしては
低いですが,教育効果は高そうです.
ページのトッ
プへ戻る
2015/6/28 ちょっと早い(仮)研究室歓迎会など
今年の卒研生はとんでもないスピードで研究作業をすすめています.ちょっと焦りすぎでは?と思
う程です.そこで少し早い研究室歓迎会 を行うことにしました(例年ですと進路がきまってから行っています).
今回も焼き肉.たらふく頂きました.
6/27(土)には病院との共同研究の実験のため,岡山市内の病院へ.これまた,良い結果がでました.やはり周到な準備とリハをしっ
かり行ったためか実験はうまくいきました.
やはり研究であたらしい発見をすることは楽しいですが,今日は学生もテンションが上がっ
ていました.
2015/6/10 何がTemporaryで何
が Permanentなんだろう
今年も研究室は良い学生
が集まって,充実
した日々を過ごしているのですが,細谷,持病により調子がでません.学生さんが楽しげに?がんばっていることが救いです. 今年も
色々と予定が立ちまし
た.そもそも知的好奇心を基に未解明の世界に突き進む研究に予定などというものは本来ないと思っているのですが,計画を立てないと進
めない事情もあります.
さて,上の写真は実験室を片
付けていたら出 てきたアクリル製スターリングエンジン. パーツの
状態でバラバラになっていましたものを整備し てくみ上げてみました.1台は授業や営業でいつも使ってい
るものですが,他のエンジンも元気よく回りました. もう一枚の画像はウミガメロボット.簡単なマイコン仕掛けですが,こちらもいつ
でも動かせます. こ れらは卒業研究で開発したもので,耐 用年数は2年以下です.
しかし開発されてすでに5
年目.
簡単に壊れる樹脂製のエンジンですが,生きながらえるのは,エンジンを樹脂で作る発想と,作り手と使用者がこのエンジンに注ぐ愛情なのではなかろうかと
思えます.著
名な建築家もTEDxで仰っていましたが,何がTemporaryで何がPermanentか. 人々に愛さ
れることが重要であると言います. なるほどなーと思うばかり. では日々の研究活動と教育活動はどう
か・・・研究を綴るこのHPで語ることは当然研究の
ことにすべきですが,どうも浅いところを,結果がある程度見えている世界ばかりをやっているなあ・・・と思います.もちろん新た
な発見も多く,学生のテン ションも上がりまくりなことも沢山ですが.
いけませんいけません. 襟を正して初心に返り,本質に向き合いたいと思いま
す.
2015/5/19 ROBOMEC(京都)に参加しました
今年度初の学会参加は機械学会のROBOMEC2015(京都)です.1000件を越える発表件数で,沢山のロボティクスに関する研究が
発表されていました.今回は魚ロボの発表を行いましたが,実験担当の学生はすでに卒業していますので,教員が発表しました. 様々な先生
方との意見交換により今後の展開につながるアイデアが生まれました.
それにして
も沢山ある発表 の中には,我々が密かに進めているテーマに似たものも沢山あり,冷や汗をかきながら聴講しました.
2015/5/6 本格的に研究を開始しました
今年度の研究学生のテーマが決定し,それぞれの
学生が研究を通じて自分の能力を向上させます.
色々なやり方があると思いますが,細谷研は先行的に実験や修羅場を体験し,
自分に足りない所を
まず把握するところから始めています. さっそく,アルキメデススクリューを
使った推進機や回流水槽の
乱れコントロールなどの実験を学生が行いました.非
常に少ない配分予算はまだ先ですので,息子の
オモチャを借用しての実験です(5歳の息子は快諾してくれました!).
<広
島大尾形研究室への訪問> MRI実験やヒレ推進など,
高度な学術的内容を含むテーマについては,共同研究先とディスカッションがかか
せません.4/29
には広島大学工学部の流体研究室にお邪魔し,プレゼンとディスカッションを行い
ました. まだわから
ないことだらけの5年生でしたが結構がんばりました.目つきが変わったので,彼らはきっと伸びます.
2015/4
/8 新年度の体制決定
今年度の研究室の学生が
決定しました.専攻科3名に本科5名の8名体制です.
なにげに大所帯ですが,しっかり頑張っていきましょう.
今年度のテーマは次ぎの通り.とても面白い内容ではないかと思います.
・魚のヒレのように動作する水車の乱流場への適用→これまでにない翼
をつかいます.
・全天球カメラを搭載した水
陸両用艇 → ロシアの水陸両用車を越えたいです!
・MRIによる拍動ファントム実験 → いよいよ二重管内乱流の実験へ!
・千鳥配置魚体推進の推進性能の向上 → 広大の先生と一緒に議論できるレベル
の実験を!
・球体搬送時の衝撃計測(企業テーマ) → 学生の発想に期待大です.
・乱流場に適用可能な弾性支持円柱水車 → コードネームBBあらため
BINTAマシンを開発.
ページのトップへ戻る
Laboratory news in
2014--------------------------------------------------
2015/3
/3-3/15 海外研修の引率・営業活動にあわせて国内外の研究所も訪問
3
月は2週間にわたり,中国,ベトナム,インドネシアと,海外研修の引率と営業活動を行って来ました. 5年生の卒業式に立ち会えない
のが残念で仕方ありま
せんでしたが,営業活動に併せて海外の研究所にも訪問でき,研究の協力体制を構築できたことは良かったと思っています.OBのみなさ
ん,卒業式はご一緒で
きませんでしたが,是非また遊びにきてくださいね.一段とグローバルな視点で活動するB級テクニカルラボに今後もご支援ください(差
し入れも期待していま す).
インドネシアでは日系企業
への訪問に次い で,アカデミックインターンの可能性を伺いにIndonesian National Institute of
Aeronautics and Space
(インドネシア語の頭文字でLAPANと呼ばれる)を訪問しました.ディレクター数名への表敬訪問だったのですが,各セクションから
人が集まり,えらい
こっちゃ状態でした.互いに30分ほどプレゼンをして協力体制の可能性を議論しました. 併せて研究の面でもつながりが強固になりま
した.この機関で働か
れている衛星リモセン研究員の方は細谷の鹿児島大時代の友人であり,研究所内を丁寧に案内して頂き,今後一緒に仕事をしようと話あい
ました.
3月月末は恒例の南国K大学で研究の打合せ.これで年度内の全てのスケジュールを終
えました.2015年度に向けての充電も完了.また学生ともども頑張ります.
2015/2/26 本科生卒論発表会.一足早い追いコン慣行
5
年生の卒論発表を迎えました.今年は論文等が溜まっていて発表指導にあまり時間がとれませんでしたが,なかなかどうして,学生達は教
員の想像以上に良い発
表をしました.そりゃあ,本人からすれば,思い通りではなかったかもしれないのですが,見ている側からすれば大したものです. 恒例
の発表前写真は撮れま せんでしたが,発表後の様子はこちら.疲れの中,やりきった感のある表情で
はないでしょうか.
←
なぜか専攻科生が陣取るの図です.
恒例の追いコンは3月に入ってからなのですが今年は2月に. 細谷,3月は企業イ
ンターンの引率や学校間の研究協力関係を築くため,中
国広東省からベトナム・ホーチミン,そしてインドネシアのスラバヤと企業まわりしてまいります.(な
ぜでしょう,不安に満ちた武者震いがします).広
東省までは学生と引率教員と一緒ですが,以後の行程は1人でまいります. 加えてかつて,K大学で大いにふざ け・・切磋琢
磨したインドネシア人研究者がいるイ
ンドネシアの国立航空宇宙局に
表敬訪問とインターンや研究協力の打合せを行います.2週間のビジネストリップです.
さて,追いコン.昨年実験で使用した粘弾性流体「味
噌」の有効活用のため鍋にしましたが,今年も鍋で1年の労をねぎら
いました(もちろん,アルコールなど入りません). あっという間の1年と,学生の想像を絶する成長といくつかの試練について語り合いながら,楽しみました. 昨年は鍋奉行が3名もいましたが,
今年は奉行不在. 実
にワイルドなお味でした.
記念撮影. 2年間にわた
り,本研究室の準レギュラーメンバーとしてご活躍くださった(?)お隣の先生もお誘いしました. 卒業する学生が幸せで充実した人生を送るよう願っています.ペー
ジのトップへ戻る
2015/2/6 専攻科生特別研究審査会.
5年生の卒論発表に先立ち,専攻科生の特別研究審査会が行われました.
今年は流体系の研究が
多く,我々の並列配置魚ロボットや受動翼水車の他にもアイデアに満ちた内容が沢山. 多変量解析や画像処理などはもはや当たりまえの
様相でレベルが高い内容が多かったように思います. 細谷研の2名は・・・・
まあ,なんとかやりきったようです.写真は終了後のお二人. 二年間(三年間)の専攻科生活もあとわずか!有意義に過ごして欲しいと
思います.ページの
トップへ戻る
2015/1/31 計測自動制御学会の研究会に参加しました.
卒論も〆切りが迫ってきた1月末ですが,
5年生の学生が計測自動制御学会津山地区計測制御研究会にて発表しました.本研究室は原則的にメンバーの全員が
学外で発表することを指示しています.不幸
にして外部で発表できない学生には,別のTASKを与えるようにしています(進級予定の4年生はこの点に注意が必要です).
今回の研究会では,佐倉君が発表しました.
非常に緊張した面持ちで
すが,無事魚の動きのような水車の発表ができました.新型の装置と発想に富んだ新型翼の研究に取り組んだ成果が発表でき,他研究室の
学生ともども安堵の様子でした(上の写真).
当研究室では,3月の機械学会にも毎年参加しているのですが,今年度は予算が
底をつきましたので,学生の外部発表はここまでです.成果を整理し,さらなる実験は次年度の研究生に引き継ぎがれます.
教員はというと,相変わらず投稿論文の試練にさらされています...ページのトップへ戻る
2015/1/14 新年を迎え,とにもかくにも卒論卒論の日々
新年を迎えました.今年もどうぞよろしくお願
いいたします.
学生はというと,目下過酷な卒論シーズンを
迎え,原稿書きに勤しんでいます.過去に卒論を書いている専攻科生は流石に準備が早く,すでに第一稿をほぼ完成させています,もちろ
ん細谷の赤ペンで真っ
赤っかになって書き直しを食らいます. 5年生はこれからですが,自分で文章を書くこと,とりわけ,人にわかってもらうには想像以上
の苦労があることを知
ることになろうかと思います.徹夜は推奨しませんが,それでも毎年深夜までかかる学生を見ていますと,差し入れしたくなるのが人情で
す(OBの皆さん,よろしければどうぞ!).
教員はというと,,,,何本かの学会論文やProceedingを抱え,学生
ともども試
練を味わっております.
2014/12/18,
12/22 年末の実験三昧と学生表彰,忘年会を行いました
あっという間の1年でし
た.気がつけばも う年末.学生達は着々と実験をすすめており,いくつかの「過酷な実験」
を残していますが,予定通り1月から卒論に着手できそうです.
まずは過酷な実験その 1,MRI
内部での流体計測です.詳細は現在
解析中ですが,医療用の最新型MRIは体液の流れを位相時刻で計測することができます.この技術を使えば流体
機械の内部の流れを非接触に計測することができ,新たな知見が得られます.こうしたことから岡山市の医療技術者や医師と共同で実験を行っ
ていますが,今回 のテーマは「タービン」.●十億円する装置内部でタービンの実験を行うCRAZYな実験は他にないでしょう.今回も優秀な学 生が実験装置を作り実験を成功
させました.結果は2015年の国際会議で発表することになりそうです.
<実験の様子のスナップショットです.>流れの可視化実験の様子はこちら
過酷な実験その2「河川での受動翼水車駆動
実験」.外の気温は5℃未満.寒いです.なぜこんな寒い日に水車の実験を行わなければならないのか?そ
れが研究というものです.優秀な学生S君がこのほど
ようやく実用に耐えうる装置を作り上げました.これまで実験室で受動翼を試験してきましたが,現場に持って行くと強い乱流により装
置は振動するわ,ねじは 何本か外れるわ,アームは曲がるわと自然の驚異を感じられずにはいれませんでした.今回
は簡素な設計に強度のあるアルミ翼(提供:東北工業大学野澤教授) を使いました(野澤先生,感謝しています!).
<装置の写真と実験に携わった学生たちです> ○動画はこちら
○実験も済みましたので,お待ちかねの忘年会! 細谷
研究室ではまだ研究室WELCOMEパーティーをおこなっていませんでしたのでそれも兼ねて. さら には日下君が本校の学術奨励 賞を受賞したの
でそのお祝いも兼ねてというわけで焼き肉 をつつきました. 来年から研究室に加わる予定のF君とT君もゲストと
して参加してくれました.
<学術奨励賞(高専HPより引用)> <今年の忘年会は焼き肉だ!>
本ページをご覧の皆様,良いお年をお迎え下さい.I wish all
of you good luck for the next year!
2014/11/19-21 学生が国際会議ISTS2014に参加しました
11月19日(水)から21日(金)に台湾台
北市の国立台湾科技大学において開催された国際会議
4th International Symposium on
Technology for Sustainability (ISTS2014)に日下君が電気電子工学科5年の学生と参加しました。
ISTSは包括交流協定校と長岡・豊橋技科大とが共催する学生主体の国際シンポジウムです。今回の会議には日本,台湾,香港,タイ,
マレーシアから400名を越える参加者が集まりました.
驚かされたのは開会式直後に行われたプレ
ナリスピーチで小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネージャーを務めていた川口博士が「はやぶさで実証された、往復の宇宙飛行
がかなえる太陽系大航海時代」と題する講演がなされたことです(はやぶさ2号はまもなく打ち上げのはず.ここにいらして良いのでしょ
うか・・).ともあれ 会議に集った学生たちにユーモアを交えながら宇宙開発の難しさと果敢に挑戦するチャレンジ精神
の重要さを熱く語りかけ,参加者は真剣に聞いていました.
パラレルセッションでは日下君は口頭で発表しました.もちろん英語での発表ですが,何度も繰り返し練習した甲斐もあり,苦労しながらも
しっかりと発表することができました.
今回の会議では台湾科技大と高専の学生スタッフによる合同企画として1日目のセッション終了後に台北市内の有名な観光スポットであ
る夜市に行くイベントが行われました。各国から参加した学生たちは4~5名の混成チームを作り、地下鉄やバスを使って夜の街に消えていきました.治安の良い街だからできるイベントです.このイベントの上位チーム
は会議最終日の夜に行われたバンケットで表彰が行われ,今回一緒に参加したE5学生のチームに記念品が贈られました.一方,日下君はというと各セッションから選ばれた優秀
発表者リストに名前が!!なん
と「Presentation award」を受賞することが出来ました.おめでとう!!
最終日はテクニカルツアー
が組まれました.我々はもちろん「観光地をより多く巡るコース」をチョイス.スタジオジブリの映画の風景にそっくりな九
份や金などが採掘された炭鉱を巡りました.廃
墟好きにはたまらない風景がそこにはありました.このほか,
ユニークな免震構造の超高層タワー101も見学.見識を深めました.
ページのトップへ戻る
2014/11/6-7 学生が国際会議
IRAGO2014に(ボス 抜きで)参加しました
11月6日-7日につく
ば市の産総研で行
われた国際会議(IRAGO2014)に専攻科生の石井君と本科生の永幡君が参加しました.今回は苦楽をともにして切磋琢磨して頑
張っている(?!)K研
究室の学生と一緒に参加しました.予算や予定の都合上,ボスは行きませんでしたが,なんとか英語でのポスター発表をやってのけたよう
です.ご苦労様!
<会場前で記念撮影> <東海村の原子力関
連施設の見学>
<永幡君の発表風景>■ポスターはこちら <石井君の発表風景>■
ポスターはこちら
2014/10/14 今年も過酷な中間審査がやってきました
10月になると卒業研究の中間審査が行われます.これに引っかかると,
強化対象学生として特別指導が加わりますので,皆必死です.志高くレベルの高い発表を!といきたいところですが本研究室では目標が低く
「強化対象学生にな らないぞ!」が目標です. それでも審査官を前に10分のプレゼンは大変です.
幸い,全員合格
でした(ピンク色の学生は専攻科生です...ページのトップへ戻る.
9/13 高瀬舟が利用した風エネルギーに関する出前授業に参加しました
9月13日に和気町教育委員会
主催の「実年会」に本研究室が講師として招かれ、「模型舟作りを通じて学ぶ吉井川の高瀬舟
が利用した風エネルギー」と題した出前授業を行いました。 この教養講座では年齢層
が60歳以上が多くを占め、今回の授業には男女19名が参加してくださいまし た。
授業でははじめに日本の風力エネルギー利
用の現状と津山高専がこの4年間調査した吉井川流域での高瀬舟の運航と風況との関係を説明しました。次に高瀬舟の模型舟を製作しながら、
先人が利用した風
を現代に活かす方法を考えてもらいました。 参加者は各々デザインした帆を舟に装着して扇風機が取り付けられた水槽に浮かべ帆走実験を行
いました。 風の 力を最大限に利用するには帆を大きくすると良いのですが、喫水が浅いスチレンボード
製の高瀬舟にあまり大きな帆をたてると転覆します。また強風にも転覆しないように工夫しなければなりません。 難しい実験でしたが、参加
者の皆さ
んは重りを乗せて重心を下げたり、帆に切り込みを入れて強風対策を講じるなどの工夫をされ楽しんでくださいました。 討議の時間では風を
捉えることの難し さの他、幼少の頃に見た高瀬舟の思い出などたくさんの話をしてくださいました(今回は参加者の方々が「先
生」といえそうです)。
授業のあと、本校学生は
高瀬舟が利用した
風を体感するために、吉井川でウィンドサーフィンを体験しました。風データの解析結果によると佐伯町付近では平均的に見て午後に
2m/s~3m/sの風が 発生していますがこの日も午後から穏やかな風が吹き、ヨットが1~2ノット程度
の速力で帆走しました。データからの「推測」が「確信」に変わりました.
今回の出前授業では和気町教育委員会社会教育課の皆様に大変お
世話になりました。 また、高瀬舟のキットは本校教育研究支援センターの協力を得て 製作しました。皆様のご協力に感謝する次第です。ページのトップへ戻る
2014/8/29-31西日本エンジンシステム研究会に参加しました
夏も終わりの8月29日(金)から31日
(日)に国立淡路青少年交流の家で開催された日本機械学会エンジンシステム部門,西日本エンジンシステム研究会夏季セ
ミナーに細谷研究室の学生6名が参加し、次の学生が研究成果を発表しました。
○5年小林大輝「千鳥配置された魚型推進器の推進力に関する実験的研究」 (ポ
スター)
○5年平尾瑞
樹「可変剛性機構を備えた板バネ指示円柱を用いた振動エネ ルギー回収装置」(口頭)
会場には中国,四国,九州の西日本の各大
学から多数の教員や大学生が計150名近くが集まり,エンジンの燃焼や熱流体の現象に関する活発な議論
が交われました。大学2年生相当の年齢の高専生が大学生に混じって研究成果を発表することは大変なプレッシャーですが,本学の学生は
果敢に挑み ました。このう
ちポスター発表を行った小林君は学生・教員の投票により見事20件のうちトップ
の評価を受けました。 また口頭発表を行った平尾君
も各セッションから1名選ばれる「ベストプレゼンテーション賞」に選ばれました。
なお,発表は行いませんでしたが,研究会
に参加した専攻科2年の日下君がカオスな懇親会で行われた万歩計振り競争で2位に輝きました。このほか2日目の
午前に行われた大学間交流イベントのドッジボール大会で専攻科2年の石井君が加わったチームが優勝するなど,勉強以外の面でも津山高
専の存在感を 存分にアピールしてくれました。
< 懇親会の写真は大変お見苦しいので割愛させていただきます >ペー
ジのトップへ戻る
2014/8/20-22 教員は北海道へ,学生はオープンキャンパスにと忙しくしております
残り少なくなった夏休みですが,巷ではたまった宿題を大急ぎでこなす日々のご
家庭もあるかと思います.当研究室の優秀な学生達は,まったく焦った様子がありません.きっとすでに終えていることでしょう・・・ か?8月も下旬にさしかかった20日,細谷は産学連携の仕事のため札幌へ参りまし
た.3Dカメラを搭載したRCボートのポスター展示ですが,使用しているカメラメーカーさんのブースもあり,いくつかの良い情報交換
ができました.
<会場近くに北大があ
りました.長い歴史と継続的な基礎研究を続けておられる雰囲気がすごいです.>
ちょうど8月下旬の時期
はオープンキャンパスです.昨年は細谷は入院のため不参加.今回も1日は出張のため不参加でしたが,学生がしっかりとPRしてくれま
した.なかなか分かりやすい説明をするのは難しいですが,これも修行のうちと,学生はがんばっていました.
<本研究室は平尾君と日下君が参加しました.ことし(も)本研究室は「廊下」での展示で
すが,なかなかどうして,盛況でした!>ペー
ジのトップへ戻る
2014/8/6-8 鹿児島へ調査に行きまし
た.
夏休みは研究のかき入れ時.細谷研の学生と教員は地味に活動を続けています.
急遽ですが11月に筑波の産総研で行われる・The Irago Conference
2013(アジア太平洋異分野融合研究国際会議)に
本研究室専攻科生の石井君(並列魚の推進特性)と5年生の永幡君(MRIを用いた流れ測定)が挑戦することになりまし
た.Abstractの審査が通ればいいのですが.
8/6~8/7に鹿児島沿岸にて全天球カメラを搭載したRCボートの実証試験
を行いました.加えて,渋川水族館様の水槽内部からの撮影に続き,ジンベイザメが泳ぐ大きな水槽を誇るかごしま水族館で
の撮影を行いました.この撮影は360°撮影できる全天球カメラ(RICOH THETA)の撮影範囲や屈折の影響を把握することを
目的としています.と
はいえ,ダイナミックに遊泳する魚の姿も映りますので,水族館様でもご利用いただける画をとりました. 鹿児島湾沿岸では2014年
1月の調査に続き,鹿 児島市内の長水路でモニタリングを行いました.鹿
児島大学水産学部海岸環境工学研究室(西研究室)との共同研究で実施しており,彼らのクアッドコプターと
RCボートとを同時に運用することで有意な情報が得られると考えています. また同研究室のDコース在籍中の鶴成先生が迫力ある映像
を多数撮影され,一部提供いただきました.
かごしま水族館での調査の様子です.RCボートは魚を傷つけないようスクリュー
を止め,ひもで曳航して移動させました.ジンベイザメ君はどうもRCボートが気になる様子でなんども突っ込んできました.この水槽は
黒潮大水槽と呼ばれ,海水量は1500m3!
透明度の高い水のため,隅々まで見えることがわかりました.一方で,カメラの解像度,光量の不足,屈折による像のゆがみから撮影範囲
は至近距離から5m程度がベターとわかりました. 今回はご担当のS先生の計らいで,沿岸で飼育しているシイラの撮影も試みました.
以下に,全天球カメラによる画像のスナップショットを掲載します.3D画像はRICOH THETAサイト で見ることができます.利用に関してはCopyrightに注意ください.画像の二次
利用は固くお断りいたします.学術的・教育的用途についてはご相談くださいますようお願いいたします.
<SNAPSHOTS>
RICOH
THETAサイトへ
RICOH
THETAサイトへ
RICOH
THETAサイトへ
調査時は台風11号が接近しており,非常に心配されましたが,進路が東よりにそれた
ため,鹿児島は大きな被害をうけることはありませんでした.
鹿児島港内のシイラの撮影中です.西研究室のAUVも出動しました. 写真右は水族
館館長様に説明(汗)
8/7
には長水路での調査を行いました. 本学のT君の晴れ男の効果か調査時のみ凪という信じられない気象条件でした. 水中は淡水の影
響でプランクトンなどの懸濁物が多く,透視度が1m程度. 海底の様子は十分に写りませんでした.
今回は鹿児島大学水産学部海岸環境研究室
(西隆一郎教授)の皆様の全面的なサポートにより実施できました.この場をかりて謹んで御礼申し上げます. 夜の宴会では第一工大のT先
生,農学部のH先 生もおいでくださいました. 活気のある雰囲気に本学から参加したT君も良い経験ができたことと思います.
水族館での画像の著作権について
水族館内の写真はモニタリング装置の撮影範囲や防水装置による画像のゆがみを調べるために行ったものです。コピーライトは岡山県渋川
マリン水族館様、い
おワールドかごしま水族館様、津山高専細谷研究室が持ちます.エンターテイメントやPRの用途は水族館様が行います。
360degree camera images in aquariums (Okayama SHIBUKAWA MARINE
aquarium and IOWORLD KAGOSHIMA aquarium) were taken for academic
research of Tsuyama National College. If you'd like to use them,
please kindly pay attension to copyrights. (c)Tsuyama National
College of Technology, Hosotani labo., 2014.(c)Shibukawa Marine
Aquarium, 2014.(c)Kagoshima Aquarium, 2014.
沿岸の水中モニタリングは、鹿児島大学水産学部海岸環境工学研究室 (西 隆一郎
研究室)と津山高専細谷研究室との共同研究により実施したものです。
コピーライトは両研究室が保持していますので、学術的に利用する際は注意ください。 360degree camera images
were taken for academic research of Tsuyama National College and
Kagoshima Univ. If you'd like to use them, please kindly pay
attension to copyrights. (c)HOSOTANI LABO., Dept. of Electronics
and Control, Tsuyama National College of Technology, 2014.(c)NISHI
LABO., Faculty of Fisheries, Kagoshima Univ., 2014.
ペー
ジのトップへ戻る
2014/7/26 夏休み(都市伝説かもしれませ
ん)!
2014
年現在,津山高専では8月が夏休みです.大学とは時期が異なりますが,いずれにしても研究生にとって夏休みは都市伝説か
もしれません. 本研究室では8月は詰め込み勉強からのリフレッシュ,青春に費やす時間として原則休みですが,それでも8月はじめに
は鹿児島湾や水族館で
の全天球カメラによるモニタリング装置の実証試験,8月中旬は産学関係の展示会,8月下旬にはオープンキャンパスと西日本の機械学会
の熱機関系研究室によ
る合宿形式の勉強会参加とスケジュールが目白押し. 参加学生は発表原稿やプレゼン準備に頭を悩ませています.また学位審査のための
レポート作りがラスト スパートの専攻科生にとっても熱い夏となることでしょう.細谷も,忙しいこと を免罪符に手を付けていなかった解析に手をだそうと思います.
8月の休みに向けて行事が目白押し.7月24日には知財関係(INPIT)の講演があり,本研究室の学生も参加しました.写真は
特許に関する利欠点のグループ討議結果を発表するI君です.立派立派.
クリックで拡大 展示予定のポスター(7/24高専プラザ会合で先行的に出展済)
細谷の今年の仕事の一つに産学連携関係の
担当があり,8月中旬に高専テクノフォーラムにてパネル展示を行います.あんまり難しそうな内容ですとお客さんが寄らないので,おお
いに遊び心をくすぐる RCボートのポスターを作りました(とはいいながら,かなりの内容が含まれています).
7/25にちょうど岡山県北部を中心とした産学連携の会議がありましたので,
先行的に展示しました.
ページのトップへ戻る
2014/7/16 研究活動が本格的に始動しま
した.進路も(とり あえず)全員きまりました!
今年こそは余裕のある研究活動をと思いながら,やっぱり自転車操業です.
4月から徐々に動き出した研究活動も6,7月には本格的に動きだしました.
●全天球
カメラを搭載 したRCボートによる水族館の撮影
沿岸環境モニタリング装置として,これまで画角の狭いカメラでは底生生物の繁
茂状況が十分に把握できませんでした.そこで,3Dカメラ(全天球カメラ)を防水化し,おなじみのRCボートに搭載しました.プール
での実験を経て,この夏に鹿児島湾沿岸で実証試験を行います.
併せて,クリアーな視界が確保できる水族館で試験を行わせていただきました.7/12に岡山県の渋川水族館様のご協力を得て水槽内で
撮影しました.画像の一部を下記サイトにて公開しています.
・YOUTUBE
・GOOGLE+
・RICOH
THETAサイト
・YOUKU(中国)
Copyrightは津山高専細谷研究室と渋川水族館 です.
RCボートを用いた沿岸モニタリングは鹿児島大学の西先生のUAVと援用しあ
うことで強力なツールとなります.共同研究として現在実験を進めているところです.
●疑似時系列画像の取得が可能なMRI診断装置を用いた流体機械内
部の流れ
最近の医療技術の進歩はめざましく,マークした体液の流れを追跡するMRI装
置が本格利用されています.細谷研究室では岡山医療センターの先生や岡山光
生病院の先生方と共同で流路内の流れをMRIを使って定量的に評価する研究を進めています.教科書レベルのポアズイユ流れ等を調べた
ところ・・・詳細は学会で発表します.
●魚のヒレのように動く水車と共振振動円柱を用いた水力エネルギー
回収装置
今年のヒレ型水車は「アクティブ制御」と「現場対応型の強靱な実験装置」で
す.日下君はさらにISTS(台湾)に
投稿しました.採択結果はどうなることやらです.平尾君は流体関連振動によるエネルギー回収装置です.これまでの装置を理論的に評価
した上で,後半いよい
よ発電装置の開発に取りかかります.やり尽くされた感のあるテーマですが,なかなかどうして,応用面ではまだまだやることがありそう
です.
●千鳥配置の魚型推進器による推力向上
おもちゃの魚ロボットを千鳥状に配置するとなぜかある条件で速度の増加が見ら
れました.今年はより大きな装置で実験です.が,これがなかなか難しい.簡
単な箱ふぐ型のヒレを用いて現在実験中. この研究は数値シミュレーションをされている広島大学の尾形先生と共同に行っています.
ペー
ジのトップへ戻る
2014/7/16 進路も(とりあえず)全員きまりまし
た!
今年はなかなかどうして進路で苦労する学生が何人かおりましたが,なんとか決
まりました.進学の学生は結果待ちの大学もありますが,他に合格した学校がありますので安堵した様子.
ページのトップへ戻る
2014/6/25-27 国際流体可視化シンポジウムに参加しました
細谷が若かりし頃,教授に「君が出した結果をエジンバラ(イギリス)で行われるISFV(International
Symposium on Flow
Visualization)で発表したまえ」とありがたい指令を頂いたのですが,修士の学生だった私は怖じ気付き「無理っす」と辞
退し,先生に発表して
いただきました.あれから15年.教員となった細谷はかつてのチキン野郎の汚名を挽回すべく,同会議に挑戦することとしました.残念
ながら当時の指導教員
でした鈴木教授は他界されていますが,ご仏前にProceedingを持って行こうかと思います.先生のおかげで多変量解析と流体解
析のおもしろさを見い
だしました.先生の域にはまだまだ達しませんが,学生には学生自身で自分のやり方を見いだすきっかけを与えるよう努めていきたいと思
います.
会場は沖縄! しかし,梅雨のため雨雨・・・帰る前の日に晴れました. しかし今回は得るものが多い会議でしたのでよかったと思います.
ページのトップへ戻る
2014/5/17 新年度の活動がたくさん
2014年度が始まって1か月.すでにいくつかの
行事をこなしました.
予想に反し?本年度の学生もそれぞれの研究課題に熱心に取り組んでおり,クオ
リティの高い内容になりそうです.
<4/29>広島大学・流体工学研修室の尾形先生グ
ループと魚ロ ボットに関する勉強会を行いました.
非常にレベルの高い数値計算に対し,津山高専グループの実験は精度・内容ともに
レベルが低く,共同研究というのは憚られますが,シンプルなモデルを使って,じっくりと現象の解明を行うことを今年の方針としまし
た.勉強と行動あるのみです.
<5/2>可変剛性機構をもつ振動円柱装置を近所の宮
川に持ってい きました.
小規模水路に設置可能で,少々のことでは壊れないシンプルな水力発電機をめざし,弾性支持された円柱を使った流体関連振動装置を近所
の宮川に持っていきました.乱流場に振動翼を置いたときは残念な結果でしたが,今回は・・・かなり驚きの発見がありました. ●YOUTUBEに動画を
アップしました.
[注:
東京の機器展示会に出展したところ,これはN大や米企業のVIVACEの特許侵害ではないか?との意見を頂いており,このページを見られ
ている方にもその
ように思う方がいらっしゃるかもしれませんが,単一円柱の振動については特許が取れないほど数十年以上前からの周知の技術ですので杞憂で
す.ついでに可変剛性機構付の板バネで支持する円
柱振動は初めてじゃないかな?電気エネルギーの回収方法では数多の特許が出ていますので注意が必要です.]
<5/15>対外向けに使用する研究室の様子の写
真を撮影しま した.
奇異に感じるかもしれませんが,学校紹介に掲載されている写
真の多くは製作
と製本を委託した企業の著作物となり,その写真は自由に使えません. そこで本校のPRに使う写真を別途担当の先生が撮影して
回っています.この日は本研究室の写真撮影.
真面目な実験風景を撮影しました・・・・・ でも,いつもの細谷研じゃないよねえ・・ということで..
いつものノリで撮影しました.(PRに使ってく
れるかどうかは不明)
<新聞記事>
昨年度,岡崎君が活躍してくれた岡山リサーチパークの様子が新聞に載っていまし
た.いい感じです.
<ク
リックで拡大
2014/4/17 新年度スタート -ようこそ!細谷研へ!
2014年度の卒業研究がスタートしました.
予想に反し,本年度は新たに5名もの学生が入ってきました.専攻科学生を合わせ
計7名でのスタートです.個性が強いメンバーの能力を上げつつ,研究も進めるというのは簡単なことではありませんが,頑張りましょ う.
研究室歓迎会は「全員進路が決まってから」おこないますので,今日は顔合わせ回を行いま
した.
2014/3/31 第5学年に進級した学生向け情報
- 2014年度の研究方針は次の通りです -
---------------------------------------------------------------------------
(前置き1)細谷研は微気象や沿岸環境に関係する流
体工学の研究室で
す.
全てのテーマで「ものづくり」と「データ解析」の両方を行います.
細谷研は学会レベルでいうと,B級レベルです.ゆえにアイデアと泥臭い作業で稼ぎます.
(前置き2)成績は問いません.学
生の能力のちょっと上のテーマを与えます.
単独で研究が遂行できる学生は稀です.学生同士で助け合える
よう程よい距離感を持つよう.
(前置き3)研究日以外もいなきゃいけないの?
なんて無粋な質問はやめましょう.
研究室に毎日来る人は楽しかったり,やりがいがあるからで
す.もちろん研究の宿題が
厳しいからでもあります.
---------------------------------------------------------------------------
テーマは学生メンバーのページに移行
ページのトップへ戻る
Laboratory news in
2013--------------------------------------------------
2014/3
/14 卒業式だ!2014/3/14 卒業式だ!
3
月14日は卒業式. 学生達が巣立っていきました.
しかし,幾人かの学生は次の世代への置き土産を製作中です. たとえば学会で賞をもらっ
た藤井君は現場対応型受動翼「YF-wing (ユウキ・フジイ・翼(笑))」を卒業後も製作中. 岩木君は会社の宿題に精を出しています.ペー
ジのトップへ戻る
2014/3/10,13 卒業前仕上げのイベント(3)
3月10日に和気町の体育館に設置させてもらっていた風速計の撤去を行いました.かれこれ4年に
わたり高瀬舟が利用した風を調べ,風力エネルギーが回収で
きるか調べる内容の研究を行いました.このデータは併せて出前授業や「なんちゃってSPEED
I(粒子拡散モデル)」の構築に役立ちました.研究としては一区切りついたので撤去しましたが,データの中にはさらに何か面白い現象が隠れていると見てい
ます. 時間を見つけて学生と宝探しをしたいと思います.
卒
業式の前日には追いコン
を行いました.例によって「デザプロで使用した味噌を消費するため」鍋となりました. この日は機械学会担当の先生から藤井君に優秀
発表賞が授与されたことを教えて頂きました!おめでとう!また卒業式の前日には追いコンを行いました.例によって「デザプロで使用し
た味噌を消費するため」鍋となりました. この日は機械学会担当の先生から藤井君に優秀発表賞が授与されたことを教えて頂きました!
おめでとう!
2014/3/6 卒業前仕上げのイベント(2)
3月6日に鳥取大学で開催された機械学会中国四国学生会第44回学生員卒業研究発表講演会において,本科5年の藤井君と眞田が発表しました..
真田くん:「板バネによって支持される弾性支持円柱を用いた小規模水路用エネル
ギー回収装置の試作」」
藤井くん:「着脱が容易
な二次元往復振動翼装置の翼間と回転ムラの関係に関する実験的研究」」
は細谷はある重要な会議のため,発表会に行けず,学生だけでこの困難を乗り切り
ました.大学生や院生の中で堂々とやってくれました..
2014/3/4 卒業前仕上げのイベント(1)
いよいよ卒業が目前になりました.本研究室の学生も卒研発表会で立派に発表することができました.つくづく理工学の分野は努力を裏切
らないなあと感じま
す.自分のできる最大限の努力を注いだ学生の発表は,たとえ実験が失敗に終わっている内容でも,原因の考察や改善を述べる言葉には
「重み」があります..
写真は卒研発表が終わった学生達です.結
構打たれ強いかもしれない.
3/4には岡山リサーチパークで行われた第18回岡山リサーチパーク研究・展示発表会に参加しました.この展示会では関係する企業・機関の研
究開発成果の発表および交流・相談を通じて事業化に向けた積極的な産学官連携を推進するものです.本校からは細谷研と趙研が参加しま
した.
細谷
研は機械工学系の実習課題でよく作ら れるス ターリングエンジンのテストベンチを
展示しま した.展示にあたってはMS2年の岡崎君がしっかりとしたプレゼンを行い,多くの方が足を止めてくださ
いました.明日は本科5年の真田君,藤井君が機械学会で発表します.細谷は卒業判定会議のため参加しないので援護射撃はなしです.大
学生より2~4年若い 高専学生ですが,なかなかどうして,
結構頑張っています.
ページのトップへ戻る
2014/2/22 追い込み
5年生にとっての最後の難関である卒研審査会が近々行われます.いわゆる追い込みというやつです.今年も色々なドラマが繰り広げられそうな予感です.教員はこのころになる
と,来年度の研究計画や予算申請,国内外の学会原稿や論文を書く仕事をします.ここでは,昨年中ごろから構想を温め,試作の段階に
入った2つのネタを披露しましょう.一つは千鳥配置の魚ロボットの推進特性です(
教員はこのころになると,来年度の研究計画や予算申請,国内外の学会原稿や論文を書く仕事をします.ここでは,昨年中ごろから構想
を温め,試作の段階に入った2つのネタを披露しましょう.一つは千鳥配置の魚ロボットの推進特性です(ある配置に並べて泳がすと,あ
ら不思議.速く泳ぎます.この不思議な現象の解明と実機への応用を広島大学・尾形先生と一緒に取り組んでいます).LEGOブロックを使って色々と試すも,理屈通りに作ると先人と同じ構造になってしまいま
した.それらは満足な結果が得られていません. そこで新たな方法に取り掛かりました.こうご期待でゴザイマス.
もう一つ,構想から実践
に入ったものとし
て3Dプリンタを使ったスターリングエンジンがあります.カットモデルの3D-CAD図面をMS2年の岡崎君に起こしてもらい,情報
科の寺元教授の手で
3Dプリンタ出力をしてもらいました.これも聞くのと見るのでは大違い.色々なノウハウが見えてきました.現状では実働エンジンを製
作することはできませ んが・・・またしてもヒラメイタので,チャンスを見つけて実現しようと考えています.
専攻科生特別研究の発表会
学生にとっての最後の難関は卒研審査会でしょう.緊張と不安のなか,学生たちは立派に発表していました.細谷研からはMS2岡崎君
が,スターリングエンジンのための新しいテストベンチに関する研究成果を発表しました.
作りっぱなしになってしま
いがちなエンジン製作課題に「定量的評価」を加える他,可逆サイクルのお勉強までできてしまう先進的?な内容です. 3月に岡山県主
催のリサーチパークにて事業化の視点から評価して頂く予定です.
学生が研究会で発表しました
学生にとって修羅場は
続きますが,魚ロボを研究している尾高君とラジコンボート研究を頑張っている岩木君が平成25年度津山地区計測制御研究会講演会での
デビュー戦に挑みました.
面白い内容であることが伝
わって良かったと思います!
ミニ卒研(Design PJ)となぜかNANOTECH
学生にとって修羅場は
続きますが,ボスが企業訪問などで出張している間もしっかり勉強?しています.1/29には専攻科1年生がデザインプロジェクトと呼
ばれるミニ卒研(専門
のテーマとは異なるもの)を学内で発表しました.石井君は高瀬舟をテーマに用いた出前授業を行い,小学生の風エネルギーに関する動機
付けを発表しました.
日下君は迅速で効果的,さらには簡単な排泄物処理のための粘弾性流体移送に関する発表を行いました(先日の味噌はこれのためだったの
です・・・・).
また,同時期に東京で開催されたナノテクの国内最大の展示会NANOTECH EXPOに本校の優秀な研究者が発表されました(高専が出展するのは極めて珍しいらしいです).
ついでに津山高専の宣伝として,なぜかラジコンボートのポスターを展示してくださることになりました. 内容は薄いですが,見た目
は面白そうですので,そこそこの好評を得たようです.
ク リックで拡大
なぜ鹿児島湾で?→細谷が高専に来る前の研究フィールドが鹿児島湾の沿岸海洋学だったからです. なぜ福島県で? →誤解を恐れずに言え
ば,細谷の環境工学を受講した学生の学生の多くが震災・津波・原発メルトダウンに気にかけながら,判断材料がTVから作り出した印象のみ
しか持ち合わしていないように感じました(当然のことで称賛にも非難にもあたりません).自分で考え,自分の目で見てを是とする細谷は一
人でも良いから希望する学生を現場に連れて行こうと思ったのです.このラジコンが震災復興に実務的に役立つはずもありません.ただ学生の
意識を根拠のあるものにすることはできるはずと考えた次第です.
ページのトップへ戻る
2014/1/24 新年早々ですが,新年会ではアリマセン
最近のニュースで南海トラフ地震により不
通となる上下水道の割合が西日本の某大都市で90%,最長で3日間は止まるとの見通しであることが発表されていました. 東日本大震
災でも沿岸の排水処理
施設が止まり,トイレの水が流せない様子を見た私としては,水問題,特に排泄にかなり危機感を持ちました(加えて,入院時に使うよう
指示されたポータブル トイレの心理的プレッシャーもそれに輪をかけました).
そこで本年度,学生とミニ卒研で「粘弾性流体の移送」をテーマに「味噌」を
使って実験を行いました. 実験に使った食材を廃棄することは研究者・技術者としての良
心の呵責に耐えれませんので,鍋パーティーと相成りました. 昨
年宮城で購入した「津山」町の麩もいよいよ出番となりました. 卒論や学会や論文や裏で進めている実験やらで皆大変ですが,良い気分転換
にもなりました.
2014/1/22新年早々ですが,修羅場です.笑って突破
だ
学生にとって修羅場は進級がかかる年度末でしょう.卒業生にとっては定期試験もさることながら,卒業研究という大仕事が佳境に入りま
す.いわゆる修羅場と いうやつですが,悩むよりも笑ってとにかく書くとよいでしょう.友人と助けあって是非よい論文
を書いてほしいものです. なお,うちの学科の先生はは変優秀秀方が多
く,,の
鋭い視線を査読に活かされますすと
ても厳しい突っ込みを入れてきますのでへこたれず勉強してください..
そんな中,1年生向けの
研究室紹介を当研究室のエース級の専攻科1年生のご両名が行いました.1年生と専攻科生との年の差は5年.隔世の感のある後輩に魅力
を伝えるのは至難の業です.さて,そんな中,1年生向けの研究室紹介を当研究室のエース級の専攻科1年生のご両名が行いました.1年
生と専攻科生との年の差は5年.隔世の感のある後輩に魅力を伝えるのは至難の業です.
2014/1/14 新年早々ですが,鹿児島で仕事です
細谷単独で鹿児島に行きました.色々3つほどの大きな仕事を行うためですが,そのうちの一つは鹿児島大学水産学部の先生方とラジコンヘリとボートを使った海底の環境モニタ
リングの実証試験です.
中から見た我らがラジ
コンボートです.このかっこいい写真は鹿大水産学部海岸環境工学研究室の社会人学生の鶴成先生に撮って頂いたものです.感謝.
水中から見た我らがラジコンボートです.このかっこいい写真は鹿大水産学部海岸環境工学研究室の社会人学生の鶴成先生に撮って
頂いたものです.感謝.
ボートの船底につけ
たカメラ画像です.まあまあ見えます.
これも撮影して頂いたUAVによる空撮映像です.
こちらの荒ぶる海の写真は別件の仕事.日本でも殆どない越波式海水導流堤です.本研究室の水車が設置できるかも.
資料を提供してくださった鹿児島県漁港漁村課に感謝.
ページのトップへ戻る
2013/12 /30
年の瀬,皆様火の用心で良い年をお迎えください
学生は帰省,教職員もさすがに家の仕事をしなければならないはずの年の瀬です.仕事が遅い細谷は夜研究室で仕事をすることが多いのですが,誰もいない校
内に突如大音量の火災警報音!!これは本当に心臓に悪い.消防車もやってきて現場対応しましたがどうやら誤作動のようでした.年の瀬
は火の用心です.
皆様,火の元を良く確認して,良いお年をお迎えください.飲酒運転にもご注意く
ださい.
気温はおそらく0℃くらい.寒い中消防隊,消防団が急行してくださいました.ページのトップへ戻る
2013/12/16
忘年会(よく頑張った!おつかれさん!) そして卒論と学会グッドラック!
1年というのはホントに早いもので,今年も残りわずか.今
年もなんだかんだで忘年会を行えることができました.今年は学生部屋のご近所さん,K研究室との合同開催です.
アルコールは成人の学生と教員のみ.このため忘年会は「焼肉」と相場が決まっております.
専攻科二年の岡崎君は
学位試験を無事終え,
専攻科1年の日下君,石井君は見事学会を乗り切り,今年の実験をほぼ成功と言えるレベルで実施しました.彼らは進路を決める重要な時
期に入りますが,修羅
場をいくつか乗り越えたのできっとうまく行くと思います.本科5年の岩木君,尾高君,真田君,藤井君も細谷の期待以上に面白い事を
やってくれました.もう 少し一緒に研究活動を続けたいところですが,次のステージに向かう準備に入りました.卒業式のこと?
ではありません.その前に彼らには年明けに定期試験や卒論提出,さらには学会発表が
待ち受けています.(修羅場ですが,グッドラック)
2013/11/30 11月30日に和気町こども塾に参加しました
11月30日(土)に和気町教育委員会主催の「第6回子ども塾」に電子制御工
学科細谷研究室が講師として招かれ、かつて岡山の主要な物流手段として活躍
した吉井川の高瀬舟の歴史に学んだ模型舟作りの出前授業を行いました。今回はMS1年の石井君が舟製作の講師として活躍しました。
寒い中、今回の授業には31名の小学生が
参加してくれました。授業でははじめに、吉井川の高瀬舟や風を呼び込む和気町の地形について簡単に説明しました。続いて、参加者は配
布された舟を好きな色 を塗ってデザインした後、牛乳パックを切り取って作った帆を装着してプールで航走実験を行いました。
プールの端には2m/sの風が吹き出す扇風機が取り付けてあります。子供たち
はその風にうまく乗せれるよう色々と工夫を施していました。工夫は帆を大きくしたり,丸めたり,折目をつけたりと、人それぞれ異なり
ます。中には帆を大きくしすぎると力が出すぎて転覆するので、その対策として舵を大きくしたり重りをのせたりして舟
の重心を後方に移動させる参加者もおり、一同感心しました。
そのセンスを生かして津山高専で勉強してみてはいかがで しょう?
授業では3回の全員リレーを3回行いまし
たが,3回目に最高記録が出て歓声があがりました。
追記(2013.12.3)
ありがたいことに,地元の新聞に掲載されました(新聞の切り抜きを和気町の先生に送って頂きました).
回もチビッ子たちが熱中する授業を行いましょう.
← 新聞記事の切り抜きです.
ペー
ジのトップへ戻る
2013/11/8-9 第91期日本機械学会流体工学部門講演会に参加しました
専攻科1年の日下雅文くんが、11月8日(土)~11月9日に九州大学で開催された第91期日本機
学会流体工学部門講演会において研究成果を発表しました。発表題目は「着脱が容
易な二次元往復振動翼装置の回転ムラに関する実験的研究」。 発表者は大
学院生や教員ばかりのため、かなり緊張していましたが、立派に発表することができました。学生本人にとって非常に良い経験になりまし
た。BIGNAMEの 先生ともお話しでき,得るものが大きかったと思います。
見ている方も胃が痛くなる発表風景
頑張った後はご褒美(?)
2013/11/4-7
福島県の松川浦にてRCボートモニタリング装置の実証試験を行いました
鹿児島大学水産学部-海岸環境工学研究室の西先生との共同研究として行っている,ラジコンボートを使った簡単で誰でも実現できる水中モニタリング装置の実
証試験を福島県相馬市の松川浦で行いました. 今回は鹿児島大学の調査と合わせ,海域に淡水が流入する宇田川河口域の水中の様子を水
中カメラにより撮影 し,併せて水温分布の計測を行いました. 本調査にはS5の岩木君が活躍してくれました.
相馬市までは東海道新幹線→東北新幹線→仙台からレンタカーの行程で約8時間!訪
れた日は大潮期にあたり,80㎝程地盤沈下した漁港では水位がかなり高くまで上がっていました. 相馬市までは東海道新幹線→東北新幹線
→仙台からレンタカーの行程で約8時間!訪れた日は大潮期にあたり,80㎝程地盤沈下した漁港では水位がかなり高くまで上がっていまし た.
モニタリング装置の実証
試験はこのラジコ
ンボートを使いました.双胴船タイプで船体間にカメラ等を収めるペイロードがあります.手作りですが,ラジコン本体,GPS,水温ロ
ガー,カメラなど計 20万円かかります.意外に高価ですが,プロ用の器材に比べれば1
ケタ~2ケタ安いの
が特徴です.
モニタリング結果は目下解析 中ですが,河川を遡上する鮭が映りました. また,産試験場のご厚意で試験操業により水
揚げされた魚介類の放射線測定検体作りを見学させて頂きました.
週に2回100匹にも及ぶ検体をさばくとのこと. 大変な作業です. 筋肉などの他,耳石をサンプルとして取っておられました.それにし
ても美味しそう な高級魚ばかりです.魚種によっては現在出荷制限がかかっていますが,一日も早い復興を期待するばかりです. 西日本に住む我々にとって,東北沿岸での苦労や資源回復に向けた取り組みはなか
なか目にすることがありません.今回見学させていただいた内容や,細谷ら
の調査結果については授業の中で話していきたいと思います.少しだけ紹介したところ,学生たちはかなり興味を持っている様子が伺えま
した.とりわけ,学生
の卒業研究でプロに混じって微力ながらも調査に参加できることやテレビのニュースの世界が現実のものとして捉えることができることに
対して関心が強いよう
に思います.当事者意識を持たせることを意識している細谷としては,関心を持ち,自分で考えて行動できる学生が増えてくれることを期
待しています.
調査では鹿児島大学の先
生の調査船に同乗
させてもらいました.ラジコンボートに似た装置を使われていますが,測定精度は桁はずれ!お値段も数ケタ異なります.広範囲にわたる
詳細なデータを得ない
と木を見て森を見ずになってしまいます. 調査が終わったら飯!です. いやもう,海で作業していたので海鮮丼に目が行きました.残
念ながら現地の魚では ありませんでしたが,学生とともに美味しく頂きました.
調査日程に余裕ができた
ので,2011年
に細谷がボランティアに参加した気仙沼へ足を延ばしました.あれから2年たち,瓦礫はきれいに片付いていましたが,町の復興はまだま
だかかりそうです.護 岸,かさ上げ,都市計画など,本当にまだ先は長そうです.微力ながら我々も何ができるか考え続けたいと思います.
ところで,宮城県には岡山の津山とおなじ「津山」町があります.道の駅「津
山」にて,津山高専の学生へのお土産を買いました. 特産の麩は鍋パーティーに活躍しそうです.ページのトップへ戻る
2013/10/11 忙しい学生の日常
学生は結構忙しい日々を生きています.
日は夏のインターンの発表会でした.当研究室からは石井君と日下君の両名がしっ
かりと発表しました..
れに続き,5年生は卒研中間発表,専攻科生はデザインプロジェクトと呼ばれるミ
ニ卒研の中間発表を控えています.もちろん,高専生は卒研以外に授業が
びっしり. これに加え,秋の学会シーズンでもあります.いわゆる修羅場がこれからやってきます. 楽しい忘年会を目指して頑張りま
しょう..
2013/09/25
入院から復帰しました.学生が機械学会年次大会で発表しました
9/3より入院しておりました細谷ですが,予定よりも早く2週間程度で退院しました.目下完
全復帰にむけて徐々に仕事を始めております.各方面の方々より支援を賜り,誠 に感謝しています.
細谷入院中の9/8-9/11にかけて岡山大学で行われたた日本機械学会年次大会日本
機械学会年次大会に
MS1年の石井君が発表しました.細谷の援護射撃がない中,頑張ってくれました.学会の後,細谷の入院する病院に報告に来てくれまし
たが,お土産にはコーラ(注)を
持ってきてくれました.こりゃアウェィの中成功したようです.ただし,ゼ
ロカロリーのコーラを持ってきたということは・・・・
*注)発表が成功ならコーラ,ダメダメならお茶を買ってきてとお願いしていたのです.
それにしても,大学3年生クラスで年次大会に発表する(させられる)と
は・・・ まわりは最低でも修士の学生か教員,研究者だったはず.よくやりました!
*
大学3年生でガチの学会?!まずいんじゃないの?無謀じゃないの?と思われる方々に誤解を与えないように書きますと,原稿とスライドは教
員が責任を持って
指導しております.また発表練習は数回にわたって行い,厳しくチェックしています.もちろん,発表をお願いする学生は実験の大部分を行
い,理論と結果の説 明ができる優秀な共著者です.
2013/09/01
しばらくHPのアップが停止します
***9/24 復帰しました***
***
細谷入院のため,9月,10月とHPの更新は行われ ません***
はやいとこ,復帰して学生とワイワイ研究したいと思います.学内外の皆様
にはご迷惑をおかけします.
2013/08/31 西日本エンジンシステム研究会に参加しました
2013年8月31日(土)~9
月3日(火)に岡山県で
行われた日本機械学会・西日本エンジンシステム研究会に細谷研の学生が参加しました.今回は学生のみでの参加です.
(雑感)高専生は専攻科で大学4年,本科5年生
が大学2年生に相当します.研究会や地方講演会,全国大会,国際学会等に参加するのは早いと思いながら,教員の大幅サポートと学生
の努力と勇気で乗り切っています.
2013/08/30 イノベーションジャパン2013に出展しました
2013
年8月29日(木)~30日(金)に東京ビッグサイト(東京国際展示場)で行われたイノベーションジャパンに
電子制御工学科の細谷研究室が研究成果を出展
しました。イノベーションジャパンは産学連携を強力に推進するためにJSTとNEDOが主催となって開催された産学マッチングを図る国内
最大規模の展示会 です
(共催
文科省,経済産業省,内閣府,野村証券(株))。今年の展示会では企業や大学等から500を越える出展がなされ,来場者と出展者は実用化
や商品化に向けて
の活発な議論を行いました(写真は開会式の様子です)。 津山高専の細谷研究室からは「地域の小規模水路に設置可能な魚型振動翼ユニット
によるエネルギー
回収」と題して,魚のヒレのように動く水車や円柱から放出されるカルマン渦による励振を常に共振状態に維持する装置を展示しました。身近
な水路に目を向
け,エネルギーの地産地消を動機付けに資する展示に対し,多くの方が足を止めてくださいました(いやもう,びっくりです,ブースに立ち寄
られた方々に感 謝!)。
写真は来場者に説明を行っている学生の様子です。MS1年の日下君と
S5の眞田君の二名が参加し,専門家や業界関係者に対して立派にプレゼンテーションをすることができました。
出
展内容はこちら(http:
//innovation-japan2013.jp/exhibitors_page/en10075.html)
仕事の終わりはお台場のガンダム見物をして帰りまし た...
ページのトップへ戻る
2013/07/17
新5年生研究室歓迎会を(今頃)行いました
今
さらですが研究室歓迎会を行いました. 当研究室では全員の進路が
決まるまではやらないのが恒例になっており,今年も夏まで引っ張りました. 教員の財布の痛さの反面,学生たちは楽しそうです. ちなみ
に話題は悲しいか な,工学屋が集まれば,話題はアニヲタ話と相場が決まっております。
2013/07/12 学校要覧用の写真撮影が行われました
学校要覧用に専攻科
生特別研究の様子を撮影していただきました.
特色のある絵ということ
で,回流水槽を中心 に撮影していただきました.やはりプロの撮影
される写真は絵になります. しかし,その絵を撮る構図をはたから見ると面白
く,わらって
しまいます.学
生たちよ,
神妙な顔つきで,いったいどこを見てるんだい?.
*******祝!*******
このほど,研究室の学生全員の進路が決定しました!これで研究室歓迎会
がで きます.
2013/06/21 専攻科研究テーマ発表会
専攻科生が2年間の研究テーマを発表しました.本研究室からは,石井君,日下君の両名が参
加しました.学長や専攻科の先生方を目の前にして,さぞ緊張し たことと思いますが,なんとかクリアーしました.
息つく暇もなく,彼らは次週にミニ卒研のテーマ発表を行います.大変ダ))
写真は石井君の発表の様子です. 右は彼の 窮地を救った市販の魚ロボット(細谷の3歳の息子のお風呂のお供).プレゼンは昔に比
べて見栄えが良いものが増え
てきました.どの研究も分かりやすく説明され,また面白そうな内容でした.これから2年かけて学生のレベルアップ
と学術的に面白い結果が出ることを期待します.
ところで,学内停電の後,研究室内のルーターPCの調子がおかしくなり,修理し
ました.実はルーターPC
は廃材のPCでPEN1-133MHzの20年選手マシンでした.意を決し,これまた廃材のPEN2マシンにグレードアップ!? UNIX
系OSで元気に動いています. (後日談)どうもよくありません.NICがわるいのか,処理しきれないパケットが流れ
てくるのか?ログをみても判断できず,結局は市販の安いブロードバンドルーターを入れることに・・・
2013/05/22 機械学会ROBOMEC2013に参加しました
細谷は制御工学は専門であ
りませんが,高専に赴任してから 細谷は制御工学は専門であ
りませんが,高専に赴任してからはもの作り教育分野のロボティクス・メカトロニクスとして,水生生物を模した推進機構や簡単な水中マシン
をつかった公開授 業等を行っております. 昨年和気町で実施させて頂いた羽ばたき型マシン(ロボットとは名乗れない)を用いた公 開授業の教育効果について発表しました.
およそ1000件ものレベルの高い発表の中,なんだかゴメンナサイレベルです. しかしながら,最近の目 の肥えたガ・,いや,お子様に300円の素
朴な教材でも意外と工学やサイエンスへの興味につながる授業ができることは,モノがありふれた現代において,重要な意味を含んでいる
と思います.
<会場の様子.水中ロボットの発表も沢山!> <細谷研ブース.幸い閑古鳥は
鳴きませんでした>
夜はふらり
ふらりと飲み屋街.今回も,濃い先生方とお知り合いになれました.ペー
ジのトップへ戻る
2013/05/07
鳥取大学工学部機械工学科熱エネルギー研究室と広島大学工学部機械システム工学科流体工学研究室へ研究室交流(含・共同研究打合せ)
に行 きました.
毎年,5月に研究室交流を
行っています.高専学生は狭い世界に生きており,同年代の大多数がいる大学の研究レベルに対し,自分がどれくらいのレベルにいるのか,ま
た,どのように違
いがあるのか知る機会が少ないと思います.教員にとっても,忙しいを理由に自己満足の研究に甘んじるのは面白くありませんので,レベルの
高い世界とのつな
がりを大切にしたいと思います. このような理由を含めて,学生と訪問させていただきました. 今年は,鳥取大工学部熱エネルギー研究室
と共同研究を開始 する広島大学機械システム工学科流体工学研究室にお邪魔しました(諸先生方,ありがとうございました!).
5/17は鳥取大学に伺いました.小田先生にレクチャーを受け,M1の学生さ
んに研究紹介をして頂きました.また,当研究室からは,本科5年の藤井君,眞田君が担当卒業研究を浅く紹介しました.
熱流体研究の最前線が少しなりとも肌で感じたと思います.
5/18は魚型推進機構の共同研究を行う
べく,広島大学にお邪魔しました.尾形先生を始め,M1,M2の学生さんに研究紹介をして頂きました.当研究室からは尾高君が魚推進機構の青写真を,日下
君が受動翼機構の過去の成果とこれからを,石井君が円柱振動の紹介を行いました.
3月の機械学会で若手優秀フェロー賞を受賞した忠政君に盾が贈られました
昨年度末,機械学会中国四
国支部講演会で発表した忠政君に対し,学会より盾が贈られました.私の認識では,この賞は,少なくとも修士以上の学生や若手の先生が受賞
するもので,大学
2年に相当する本科生が貰うことはあまりないように思います. 忠政君はやはりただ者ではなかったということでしょう.彼の後を継いだ学
生達も是非面白い 展開になるよう頑張って下さい. つまり,勉強してください.
それにしても立派な盾です.細
谷もこのような立派な盾は頂いたことがありません.
ページのトップへ戻る