2月22日に16回目のジュニアドクター育成塾(第2期)を開催しました
ジュニアドクター育成塾は、科学技術分野に高い意欲や突出した能力を持つ小中学生を発掘し、数理・情報分野の学習を通じてその能力を伸ばす体系的な取り組みです。
今回は、岡山理科大学科学ボランティアセンター・コーディネーター高見寿氏を講師としてお招きし、「やってみよう、何でも実験」というテーマで科学講演を行っていただきました。
講演では、何回か折り畳んで一回だけ直線に鋏を入れるだけで矢印マークを切りだす「ワンカット折り紙」が紹介されました。
与えられた形だけでなく自ら発案することで、バラエティに富んだ工夫を展開できる点が興味深い教材です。
また、電球とLEDの比較を実験で確認しました。
電球のフィラメントの役割を確認するため、鉛筆の芯をフィラメントと見立て、鉛筆に通電・燃焼させ芯が赤熱して輝く様子を観察しました。
続けて行った情報システム系の房 助教による「2進数および計算機内部の仕組み」の講義では、コンピュータで使用される2進数について学習しました。
最後に、次回実施予定の研究発表会に向けて、ポスターの書き方や発表の注意点についての説明を受けました。
本活動は、国立研究開発法人・科学技術振興機構(JST)の助成を受けて実施しています。
2月12日に海外研修説明会を開催しました
2月12日(水)に、次年度向けの海外研修説明会を開催しました。
津山高専では、グローバル化に対応できる国際的技術者育成のため、さまざまな海外研修を実施しています。
本年度、夏の海外語学研修ではカナダに13名と中国に11名の、海外インターンシップでは中国企業に5名とベトナム企業に4名の学生が参加しました。
12月には、タイプリンセスチュラポンサイエンスハイスクール科学技術研修に5名が参加しました。
また、3月にはシンガポールに5名の、台湾に1名の学生が海外語学研修に参加する予定です。
さらに、地元企業から支援を受け、グローバルエンジニアになるべきファーストステップとして、産業のグローバル化や異文化に触れることができる海外工場見学なども実施しております。
来年度もカナダホームステイプログラムをはじめ、多数のプログラムを実施する予定です。
説明会には、学生や保護者・教職員の総勢163名が参加し、それぞれのプログラムについて熱心に話を聞いていました。
写真上段と中段は教員からのプログラム説明の、写真下段は情報システム系4年寺元倖紫くんによる先輩の体験談発表のようすです。
2月8日に2期生を対象にした第15回目のジュニアドクター育成塾を実施しました
ジュニアドクター育成塾は、科学技術分野に高い意欲や突出した能力を持つ小中学生を発掘し、数理・情報分野の学習を通じてその能力を伸ばす体系的な取り組みです。
2月8日(土)開催の第15回目は、電気電子システム系の西尾教授とその研究室の学生の指導のもとで、2足歩行ロボット制御プログラミングを学びました。
まずは、ロボットの基本的な動作をさせることによって、その機構を動作させる面白さを経験しました。
続けてプログラミングを実施し、ロボットの動作確認をすることで、プログラムの役割を学習しました。
さらに、オリジナルな動作のプログラミングを行い、ロボットの動作を確認しました。
これらを通して、アクチュエータ・センサと制御回路の関係を学ぶことができました。
次に、シニアメンターの吉富先生のワークショップでは、重力を利用した“受動歩行ロボット(トコトコ人形)”を製作しました。
この製作により、ロボット歩行の基礎として静歩行と動歩行があることや、制御方法としてアクティブ制御(能動制御)とパッシブ制御(受動制御)があることを理解しました。
また、モータなどの駆動装置や特別な制御装置を必要としない歩行形態である受動的動歩行についての原理を学びました。
本活動は、国立研究開発法人・科学技術振興機構(JST)の助成を受けて実施しています。