6月24日に公開講座「ポリマってみる? プラスチックの秘密に化学でせまる」第2回が開催されました
6月24日(土)14:00から16:00まで、公開講座「ポリマってみる? プラスチックの秘密に化学でせまる」第2回が化学実験室にて開催されました。
参加者も保護者も白衣を着ての化学実験で、指導は廣木一亮准教授(化学)と守友博紀助教(化学)、サポートは廣木チャレンジゼミナールチームの5名です。
この日のテーマは「プラスチックをつくるには? ~水をよく吸うプラスチック~」で、紙おむつなどに使われる高吸水性プラスチックは、どれだけたくさんの水を吸うのか、またどのようにつくられるのかを実験しました。
まずは「高吸水性」って、どれだけ水を吸うの?
紙おむつを分解して、中身を取り出して、水を吸わせる実験を行いました。
これには小中学生の参加者のみならず、保護者の皆さんも興味津々で、水をどんどん吸って、ふくらんでいく高吸水性プラスチックにびっくり!
続いて高吸水性プラスチックの一つ、ポリアクリルアミドを合成します。
ここで一工夫、固さを変える薬品を「入れない」「少し入れる」「たくさん入れる」と班によって、条件を変えてみました。
すると・・・トロトロ・プルプル・プリプリなど、同じ原料でも見た目や固さが違う高吸水性プラスチックができることが分かりました。
これらの実験と講義を通して、プラスチックの化学について知識を深め、学ぶ楽しさを体感しました。
6月21日に機械システム系の2年生の校外教育を実施しました
6月21日(水)に、機械システム系の2年生のクラスが校外教育(工場見学)に行きました。
小雨模様のなか、朝8時半ころに津山高専を出発し、最初の目的地であるキリンビール岡山工場を目指しました。
学生はこの日を楽しみにしていたようで、バスの車内は笑い声が飛び交いとても賑やかでした。
10時15分ころに岡山市瀬戸町にあるキリンビール岡山工場に到着しました。
最初にこの会社の概要、特にヒット商品である「一番搾り」の説明をしていただきました。
その後工場内を案内していただき、ビールの製造工程を見学することができました。
工場内の撮影可ということだったので写真を何枚か撮りました。
大きな機械、最新鋭の機械が並んでおり壮観でした。
学生も興味深く見学しており何枚も写真を撮っているようでした。
案内役の女性の方がとても感じの良い方で、よい雰囲気の中で見学させてもらうことができました。
通常ビールは一番搾りと二番搾りを混ぜて作られるのだそうですが、当社のヒット商品「一番搾り」は一番搾りのみを使って製造しているとのことで、そのためビールにコクが出て味の濃いおいしいビールになっているとのことでした。
当社のご好意で当社内で昼食を取った後、次の目的地であるサノヤス造船に向かいました。
午後1時15分頃に到着し、最初は研修室で当社の概要やおもにどんな船を製造しているかの説明を受けました。
中型貨物船をおもに製造しているそうです。
中型といっても長さは200メートル以上あるようですが。
説明を受けた後、バスに乗って工場内を見学させてもらいました。
写真撮影不可とのことだったので、工場内の迫力を伝えられないのが残念です。
ただ、とても幸運なことに製造されたばかりの貨物船に乗せてもらうことができました。
学生はその壮観な姿や実際に乗ったところからの眺めなど、とても感動していたようです。
普段ではとてもできないような貴重な経験をさせてもらいました。
最後に集合写真を撮ってもらい、サノヤス造船を後にしました。
キリンビール、サノヤス造船どちらも学生にとってはとてもよい経験になったと思います。
将来の就職を考えるときに少しでも参考になるよう、今回の経験を有意義なものにしてもらいたいと思います。
6月21日に先進科学系の2年生の校外教育を実施しました
6月21日(水)に先進科学系の2年生の校外教育を実施しました。
午前は、兵庫県佐用郡にある理化学研究所・放射光科学総合研究センターを見学しました。
長さ1400mの円形型のSpring-8(大型放射光施設)、700mの直線型のSACLA(X線自由電子レーザー施設)の大きさに学生は圧倒されていました。
それぞれが微小な物質を視る世界一の顕微鏡であり、純国産の部品で内部は精密に設計されていました。
施設内では国内外の研究者たちが解析データについて議論している現場も見ることができました。
この設備の維持には約600社が携わっており、技術者も大勢働いていました。
研究者や技術者を目指す学生らにとって、将来を考えるいい機会になりました。
午後には、兵庫県たつの市にあるヒガシマル醤油工場を見学しました。
龍野は淡口(うすくち)醤油発祥の地であり、約400年伝統を守っています。
醤油は揖保川の清らかな軟水に赤穂塩、地元の大豆、小麦を用いて作られるそうです。
大きな工場では原料のスケールも桁違い、1日30トンの塩を使用することに学生らは驚いていました。
身近な食品がどのようにして大量生産されているかを学ぶとともに、食品会社での研究者や技術者の働き方を知ることができました。
帰路で立ち寄ったそうめんの里では、そうめん作りの見学、そうめんの試食と思わぬ幸運に恵まれ、学生らは「ヒガシマルの醤油」や「揖保の糸」などのお土産を購入し、充実した旅を終えました。
6月16日から18日に卓球部が中国高校選手権大会に参加しました
6月16日(金)から6月18日(日)の3日間に渡って、第64回中国高校選手権大会が島根県出雲市・浜山公園体育館で開催されました。
大会初日は、開会式とダブルス競技が行われました。
本校からは、水田灯哉・石原幹朗(ともに電気電子工学科3年)が出場しました。
対戦相手は島根県・出雲西で、左の写真が試合の様子です。
この写真は、奥側の本校水田選手がスマッシュを決める瞬間です。
残念ながらあと一歩及ばずで、セットカウント2-3で勝利を逃しました。
大会2日目は、学校対抗団体戦が行われました。
本校は1回戦で島根県・出雲西に3-2で勝利し、中国大会で初勝利を収めることができました。
残念ながら続く2回戦で、最終的に優勝した山口県・野田学園に0-3で敗退しました。
左の写真は団体戦の様子で、左側・野田学園からのサーブを右側・大塚ペアがリターンエースを決め、第2セットの8-10でセットポイントを掴み取る場面です。
このような善戦の結果、最終成績は中国地区ベスト16となりました。
大会3日目はシングルス戦が行われ、本校からは石原選手が出場しました。
石原選手は1回戦で、左の写真のように強打を決め、島根県・松徳学院の選手に勝利しました。
続く2回戦では、山口県・野田学園の選手に負け、途中敗退ということになりました。
大会では、遠路はるばる駆け付けていただいた保護者、ならびに宿泊先の皆さまなどからご支援・ご声援をいただきました。
この場を借りてお礼申し上げます。