津山高専の前澤孝信准教授と、弘前大学の小林一也准教授をはじめ、滋賀医科大学・理化学研究所・慶應義塾大学などの研究グループは、プラナリアの卵巣を発達させる化学物質として、アミノ酸の一種であるD型トリプトファンを同定しました。
生体内においては、タンパク質を構成するL型アミノ酸が豊富である一方、D型アミノ酸は希少で生理機能の報告はわずかです。
卵形成にD型トリプトファンが関与することは他の動物では知られておらず、本発見は動物の卵形成機構の解明に貢献することが期待されます。
本成果が、3月24日(金)付で英科学雑誌 Scientific Reports の
オンライン論文として公開されました。