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微分積分 基礎理論と展開
飯高 茂 監修, 松田 修 著

■内容紹介

◎吸い込まれるように読める、自然な流れの解析学読本
「近づく」や「連続」等の意味が,本書でよく理解できるようになる.
「曲線の長さ・面積・体積とは,本当は何なのか」という根源的な疑問を解決しつつ,
多様体論,複素関数論,楕円関数論など進んだ数学への展望を広げながら,微分積分学の核心へと誘う.
各セクションの最初には,そこで扱われる内容を象徴する「テーマ問題」を提示した.
そして,その問題を解決する鍵となる概念や定理を紹介し,やがて解けるというストーリーを試みた.
またk-フィボナッチ数列,k-パスカル三角形などの興味ある独自の題材を扱い,自分で数学を研究する
楽しみを追体験できるよう配慮した.
章末には,代数幾何学をリードしてきた飯高茂氏によるユニークな数学史のコラムがつく.

■目次

第1章 ε-δ論法と微分積分への準備
第2章 微分積分学の基本定理の証明
第3章 逆関数と微分積分
第4章 微分積分の応用
第5章 数値計算法
第6章 多変数関数の微分
第7章 多変数関数の積分
第8章 偏微分法の応用
第9章 級数
章末コラム「数学史断章」(飯高茂)――古代エジプトの数学からグロタンディエクまで

第2刷 正誤表

83 下左図 FIG1_KISORIRON.JPG - 4,623BYTES