電気電子工学科の学生,電気電子工学科を卒業した専攻科生の学生が学会発表などで頂いた賞について紹介しています。 こちらで紹介していない過去の受賞様子はこちら。
平成27年10月17日(土)に山口大学工学部常盤キャンパスにて開催された第66回電気・情報関連学会中国支部連合大会にて, 植月研究室所属の電子・情報システム工学専攻1年の岡遼くん,5年の西村奈津也くんと石井翔己くんが発表した以下の題目で 「照明学会中国支部奨励賞」を受賞しました.
岡くんは,有機ELの高出力化を目的とした研究をしており放熱の重要さを意識した研究を進めてくれています. 今回の発表は,彼のこれまでの努力が認められたもので指導教員として,うれしく感じています.
西村くんは,始動時の約50ナノ秒の現象をカメラで撮影するという困難な実験に挑戦してくれました. その努力が認められたものとして指導教員として,うれしく感じています.
石井くんは,有機ELの高出力化によっておこる輝度ムラを防ぐための方法を研究しています. 素子を分解し放熱構造を理解することで輝度ムラの防止のための基本的な方針を提案してくれました. それが評価されたと思います.指導教員として,うれしく感じています.
電気電子工学科4年小林祐志くん(西尾研究室)が平成28年3月11日に中国電力本社で開催された電気学会中国支部第8回高専研究発表会で発表した 以下の題目で「電気学会中国支部長賞」を受賞しました.
電気電子工学科では電気電子課題研究といった科目を4年生のときに実施しており,そこでは学生らが各研究室に配属されて研究を行います. 小林くんは、聴覚機能に興味を持ち,対象物体の音源方向を検出する電子回路を設計してきました. 講演会ではこれまで行ってきた内容を堂々と発表することができました. この受賞は,指導教員としても大変嬉しく思っています. この賞を励みにして,5年生の卒業研究でもこの研究をさらに発展させてほしいと思います.
電気電子工学科5年草野僚介君(西尾研究室)が平成26年9月4日から6日に開催された第32回日本ロボット学会学術講演会で発表した 以下の題目で「ヤングロボットセッション優秀講演特別賞」を受賞しました.
今回,日本ロボット学会ヤングロボットセッションにおいて優秀講演特別賞をいただくことができ,大変うれしく思います. 私自身,学会に参加することが初めての経験で,たくさんの人の講演を聴くことができてとても貴重な体験になりました. 私は,4年次の課題研究で行ってきた視覚センサや移動ロボットに関する内容を中心として発表しました. また,研究をさらに理解するために小学生を対象に行ってきた公開講座についても発表しました. 発表後の質問では,さまざまな分野の方々からいろんな視点からの質問があり,今までの研究では考えていなかったアイデアなども得ることができました. 今後の研究では,発表での質疑応答の内容や他の発表者のアイデアや想像力を活かし,より良い研究を行いたいと考えています。
<指導教員である西尾先生コメント>電気電子工学科では電気電子課題研究といった科目を4年生のときに実施しており, そこでは学生らが各研究室に配属されて研究を行います. 草野くんは4年生のときから,視覚センサに興味を持ち,対象物体の動き検出を行う電子回路を設計し, その回路をロボットに接続してきました. 講演会ではこれまで行ってきた内容を堂々と発表することができました. この受賞は、指導教員としても大変嬉しく思っています. この賞を励みにして,現在実施している5年生の卒業研究でもさらにこの研究を発展させていってほしいと思います。
電子・情報システム工学専攻1年山本遼太君,電気電子工学科5年丸山慎平君,宮永和典君が平成25年度の電気・情報関連学会中国支部連合大会で 発表した以下の論文題目で電気学会中国支部奨励賞(山本君,宮永君)と照明学会中国支部奨励賞(丸山君)を受賞しました.
山本くんは,専攻科に進学してからこの研究をスタートしました. 初年度で学会奨励賞を受賞したことは,4月から熱心に研究に取り組み続けた努力の賜物だと思います. また,研究成果のみならず,大学生や大学院生に引けをとらないすばらしい発表をすることができたことも受賞の一因になったことと思います. 指導教員の一人として,今回の受賞はとても嬉しく思っております.
有機ELの電極電荷が電極間距離に及ぼす影響を把握するために, 根気のいる実験を卒なくこなし,信頼性のあるデータを取得してくれました. それが評価されたことを非常にうれしく思います.
有機ELの印加電圧と輝度バラツキの相関を把握し, それが表面温度上昇と関係があることを発見してくれました. その測定データに対する考察力が評価された結果だと思い,非常にうれしく感じます.
中村研究室の電気電子工学科5年石原貴俊君と高倉慎仁君が,
2013年3月2日に大阪堂島中央電気倶楽部で開催された電気学会関西支部平成24年度高専卒業研究発表会において
「論文発表賞」を受賞しました.
対象論文は,「van Doorn 炉を用いた太陽電池のためのCu(In,Ga)Se2薄膜の作製」です。
この研究は,昨年から始めてまだ2年目ですが,両君の頑張りで対外発表できるまでになりました. 両君に感謝するとともに論文発表賞の受賞は指導教員としてもうれしい限りです. 両君は専攻科へ進学するのでこれからが楽しみです. 来年度は国際学会にも挑戦してもらいたいと思っています.
電子・情報システム工学専攻2年の井上隼人くんが,
2012年10月20日に島根大学で開催された平成24年度電気・情報関連学会中国支部第63回連合大会において
「電気学会中国支部奨励賞」を受賞しました.
発表題目「SHコンデンサの自己回復性検出手段の検討」
井上くんが発表したテーマは,専攻科に進学してから新たに始めたものでした. 一つの問題を解決すると次の問題がでてくるという苦労の連続でしたが,熱心に研究を継続してきました. 受賞対象となった学会では,大学生や大学院生,さらには多くの社会人研究者に混じって, 堂々と発表することができました。今春から社会人になりますが, この賞を誇りに思い,立派に活躍してくれることを期待しています。
植月研究室の電気電子工学科4年志水光太郎君が,
平成24年10月20日に開催された平成24年度電気・情報関連学会中国支部連合大会での発表によって,
照明学会中国支部奨励賞を受賞致しました.
発表題目「自動車用HIDランプの始動電圧低減に関する研究」
電気電子工学科4年生の課題研究で志水君は, 自動車用ヘッドランプの始動性能を改善するテーマに取り組んでいます. まだ初めて半年程度ですが,背景をしっかり理解し, 適切な実験計画に基づくデータ取得およびそのデータに対する考察など, 彼の努力が評価されたものと思います.指導教教員として、非常にうれしく感じています.
田辺研究室の電子・情報システム工学専攻2年の新免泰陽君が, 平成23年10月22日に開催された 第62回電気・情報関連学会中国支部連合大会で「電気学会中国支部奨励賞」を受賞しました。
<指導教員コメント>
奨励賞の対象となった発表論文の題目は
「固体高分子形燃料電池(PEFC)の過渡応答特性に関する研究」
です。
この研究は,近年家庭用コジェネレーションや燃料電池自動車向けに開発が進められている固体高分子形燃料電池を,
その電気特性を等価回路で表現し,燃料電池の負荷が急変したときの出力の応答を解析的に表現することを狙ったもので,
テーマ選定がタイムリーなこと,アプローチの独創性,プレゼンテーションのわかりやすさなどが評価されたものです。
この受賞は,新免君の日頃の研究に対する真剣な取り組み態度とともに,他の学生の模範となるものです。
植月研究室の電子・情報システム工学専攻1年の大田貴史くんが, 平成23年10月22日に開催された 第62回電気・情報関連学会中国支部連合大会で「照明学会中国支部奨励賞」を受賞しました。
<指導教員コメント>
奨励賞の対象となった発表論文の題目は
「近接導体が自動車用HIDランプの始動電性能に及ぼす影響」
です。
自動車用ヘッドランプに使用されているHIDランプの始動電圧を低減させることを目的に,
こつこつと地道に研究を重ねてきた結果が評価されたのだと思います。
彼の努力が報われたことを非常にうれしく感じています。
電気電子工学科5年の牧野浩樹くんが平成23年11月12日13日に広島大学工学部東広島キャンパスで開催された 第13回IEEE広島支部学生シンポジウムにおいて「HISS優秀研究賞」を受賞しました。 受賞対象講演論文は「白色LEDを目指した水素化窒化炭素薄膜に関する研究」です。
牧野くんはこの研究を本科4年生の時から続けており,伊藤先生,澤畠先生らの指導により, これまでに十分に時間をかけて,実験やデータ整理を熱心に行ってきています。 多くの大学生・大学院生が発表する中で,牧野くんは本科5年生でありながら,堂々とした発表を行うことができました。 その結果「HISS優秀研究賞」を受賞することになりました。この賞を励みにして,さらに研究を頑張ってほしいと思います。
植月研究室の電子・情報システム工学専攻2年の玄馬勇輝くん,藤田将雄くん 平成22年度電機情報関連学会中国支部連合大会において以下の論文題目にて「照明学会支部奨励賞」を受賞しました。
津山工業高等専門学校専攻科,電子・情報システム工学専攻2年玄馬勇輝です。 私は蛍光灯の寿命予測可能を目標に電気電子工学科4年生の頃から研究を行ってきました。 過去にも何度か学会で発表を行い,そのつど今まで行って来た研究の成果が向上している実感を受けていました。 そして今回,学生生活最後の学会発表でこの賞を取れた事をとても嬉しく思い,またこれから社会に出るにあたり大きな自信になりました。
津山工業高等専門学校専攻科,電子・情報システム工学専攻2年藤田將雄です。 私は本科4年生の頃から4年間無電極ランプに関して研究を行ってきました。 無電極ランプとは電極を有さないことから長寿命で高効率のランプです。 しかしこの無電極ランプには始動時に高い電圧を要することが問題視されており, 私はこの問題を解決するために無電極ランプの始動メカニズムを解明することで始動電圧の低減を目的に日々研究を行ってきました。 研究で行う実験は授業で行う実験と違い実験の目的や実験方法を自分で考え試行錯誤しながら行わなければいけません。 そして指導教員の先生と実験結果を用いてディスカッションすることで今後の方針等を決めていきます。 今回電気情報関連学会において照明学会中国支部奨励賞を頂いたことはこの日々の努力の成果だと私はとても嬉しく思っております。 そして,これを励みに社会人としての生活を頑張っていこうと思います。
専攻科生の岸本慎平君(伊藤研究室)が平成22年11月6日,7日に島根大学松江キャンパスで開催された 第12回IEEE広島支部学生シンポジウムにおいて以下の論文題目にて「HISS優秀研究賞」を受賞しました。
この研究は平成21年〜23年の3年間にわたり科研費補助金を受けて行われています。 岸本君は水素化窒化炭素薄膜を,RFスパッタ法とECRプラズマCVD法の2つの成長法を組み合わせることにより成長させ, スペクトル幅の広い演色性の良好な白色光を得ることに成功しました。 この結果は水素化窒化炭素を用いた新白色発光素子の実現に大きく貢献するものと思われます。 今後,研究室の後輩がさらに内容を発展させてくれることを期待しています。
電気電子工学科5年の冨部孝則君(西尾研究室)が平成21年11月21日,22日に山口大学工学部常磐キャンパスにて開催された 第11回IEEE広島支部学生シンポジウムにおいて以下の論文発表にて「HISS最優秀プレゼンテーション賞」と「HISS優秀研究賞」を受賞しました。
今回のシンポジウムのテクニカルプレゼンテーションでは,大学院,大学,高専から172件の発表がありました。 多くの大学生・大学院生が発表する中で,冨部君は本科5年生でありながら,堂々とした発表を行うことができました。 その結果,最も優秀な発表だけが選ばれる「HISS最優秀プレゼンテーション賞」を受賞することになりました。 この研究では,動物の視覚・聴覚システムと同等の機能を有するセンサ・電子回路の実現を目指しています。 その中で,冨部君は本科4年生のときから,聴覚システムに興味を持ち,対象物体の音の位置を検出するための電子回路を設計してきました。 これまでに,十分に時間をかけて,実験やデータ整理を熱心に行ってきています。 この研究内容が認められて,「HISS優秀研究賞」を受賞することになりました。 冨部君は,昨年度,本科4年生のときに電気学会中国支部奨励賞を受賞しており,今回はダブル受賞ということで, 指導教員としても大変嬉しく思っています。この賞を励みにして,さらにこの研究を発展させていってほしいと思います。
第10回IEEE広島支部学生シンポジウム(HISS)での企業展示・研究室展示において 津山高専・電気電子工学科の植月研究室が「HISS最優秀研究室展示賞」を受賞しました。
2008年度第10回のIEEE HISS(広島支部学生シンポジウム)でのイベントの一つである研究室展示に津山高専の植月研究室が出展しました。 山口大学、広島大学大学院、広島市立大学大学院、松江高専等々から10研究室が参加したものです。 この展示に関する全てのこと(展示内容の決定、準備、説明の仕方etc)を 植月研究室の卒研生6名(青山直樹、藤田将雄、直原司、岩原拓也、安部建宏、玄馬勇輝)が決定・実施してくれました。 その結果、最優秀研究室展示賞をとることができました。担当教員としては非常に嬉しく思うとともに、津山高専パワーに感激した次第です。