東日本大震災以降日本のエネルギー政策は大きな見直しを迫られています. 効率を向上させる新しい発電・送配電システムや再生可能エネルギーの開発, あるいは消費電力を抑制した電気機器の提案など環境を考慮しながら早期に着実に進めなければなりません. 一方で少子高齢化・高度情報化社会を背景として自動車,医療,IT分野などますますエレクトロニクスの応用技術が重要になってきています. 本学科では,エネルギーとエレクトロニクスを大きなふたつの柱とし,次世代の産業をささえる電気電子技術について体系化し基本的な内容から先端分野まで学習していきます.
卒業後の進路に関し,平成25年度の卒業生は31名が企業へ就職しました. 電力,電機,通信等の関連主業種に加えて,最近では化学,食品,製薬など他業種からの電気電子技術者のニーズが増え求人倍率は極めて高い状況にあります. また,さらなる専門性を目指して国公立大学や本校専攻科を中心に8名の卒業生が進学しています. 本学科を志望し社会での活躍を望む若い諸君を心から支援します.
電気電子工学科では,私たちの生活になくてはならない電気を総合的に扱い,
人間社会に不可欠な電気エネルギー・エレクトロニクス技術を通して地球環境を考えた技術開発のできる,
創造性豊かな技術者の養成を目指しています。
よって,そのために必要な知識を基礎から高度なレベルまで学生の皆さんへ伝え,
かつ知識だけでなく実験・研究に注力し実践的な技術者となれるよう学生の皆さんを育てるための5年間のカリキュラムを準備しております。
具体的には,3年生からは一人の先生が学生4人を担当する少人数の支援体制ができており,きめ細かな対応を行っています。
卒業後の進路は,進学・就職ともに選択の幅が大変広くなっています。
進学では有名国公立大学などへの編入や本校専攻科への進学,就職ではエネルギー関係や製造業など有名企業に多数就職しており,高い評価を得ています。