超伝導を知っていますか?
ある物質を冷やしていくと,抵抗がどんどん小さくなり突然ゼロになることがあります。
これが超伝導です。
抵抗がゼロなので電流を流しても電圧はゼロのままです。
この特徴を利用して,発電・送電・電力貯蔵・リニアモーターカーなどに利用されようとしています。
右写真は,液体窒素で冷却した高温超伝導バルク上に浮上する磁石の様子です。
電子回路技術を利用して,物の動きを検出し,それを追跡するセンサを考案しています。 センサは生体の優れた視覚や聴覚機能に学んで提案しています。 このようなセンサは,ロボットの制御,衝突防止システム,監視システムなどに適用できるため, 人の生活にとって極めて役に立つと考えています。 最近の卒業研究では,視覚機能に学んで構築した動き検出センサをロボットに接続して,動作検証を行いました。
ディジタルカメラ・デジタルハイビジョン放送・第3世代携帯電話・DVDレコーダー・ セキュリティシステムなど様々な分野において,ディジタル信号処理の応用が実用化されています。 この分野の課題として,画像や動画などの多次元信号によるデータ量の膨大さに伴う演算量の増加 と処理速度の低下に関する問題があります。これを解決するために, 高速処理向き実現などの並列処理に適した構造の実現手法について研究を行っています。 右写真は,テキサスインスツルメンツ社のDSPを用いたJPEG画像符号化処理の開発を行っているところです。
現在では,産業用ロボットのみならず,犬型ロボット・二足歩行ロボットなどのように, 人を楽しませ夢を与えるロボットの研究が盛んに行われています。 ロボットを製作する上で,機械工学・電子工学・計測制御工学・情報工学などの様々な工学知識と経験が必要不可欠で, 学生の総合的な教育と問題解決能力の重要性が増しています。 それらの育成に役立つ教材としてLEGOブロックが知られており,制御学習やロボットコンテスト用ミニモデルの作成, 大型機械の仕組みの学習,体験入学時のアピール等に用いられています。右写真はロボット作成の様子です。
一般的に有機材料は電気を流すことができません。 しかし,ある種の構造を有した分子は,シリコンなどの無機半導体と同様に電気を流すことができ, 有機半導体と呼ばれています。その応用例が有機ELや有機太陽電池などです。 右写真は有機半導体材料の溶液を超音波によって霧化(ミスト化)し, 半導体デバイスの作製を試みている様子です。 新しい材料と新しい手法で、次世代デバイスの開発を行っています。