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津山高専のカリキュラムポリシー
(平成28年度以降入学者用,平成30年度以降3年次編入学者用,平成31年度以降4年次編入学者用)

 総合理工学科は学習教育目標として掲げた項目を達成するために、全学共通科目、基盤専門系科目(全系基盤共通科目、系必履修科目)、選択プログラム科目、融合科目および選択推進プログラム科目で構成される体系的なカリキュラムを提供している。全学共通科目は全学生が共通に受ける授業科目として位置付けられており、目標(1)教養豊かな実践的人間力の養成のための科目である。基盤専門系科目の中の全系基盤共通科目も全学生が共通に受ける授業科目として位置付けられ、これは目標(2)確かな基礎科学の知識修得のための理工学系基盤科目である。基盤専門系科目の中の系必履修科目は各系の学生が受ける授業科目であり、目標(3)基盤となる専門性の深化のための科目である。選択プログラム科目は各系を2つのより高度な専門分野にわけて選択履修させることで、目標(3)基盤となる専門性の深化をさら押し進めるための科目である。融合科目は全学生が受ける科目であり、他の専門分野に触れることを目的とし、目標(4)分野横断的な融合力の育成のための科目である。選択推進プログラム科目は、国際コミュニケーション推進プログラム、地域イノベーション推進プログラムおよび医療福祉推進プログラムから成り立っており、全学生にそれらの推進プログラムから3科目を選択履修させることで、目標(5)グローバルな視点と社会性の養成を行う。目標(6)課題探求・解決能力の育成、および目標(7)コミュニケーション力・プレゼンテーション力の育成は、融合科目の中の全系横断型PBL授業や基盤専門系科目の中の卒業研究を通じて行う。  以上のように、基盤専門系科目と選択プログラム科目は各系の専門分野についてより深い知識と技術を身に付けるための科目である。各系における専門性の深化に関するカリキュラムポリシーを以下に述べる。

先進科学系(先進科学教育・研究を志す人材と理学の素養豊かな技術者の養成)
 先進科学は自然現象の解明のみならず我々の生活や産業に有用である。たとえば電子機器は量子力学を基礎とする電子工学で生産され、化学は衣食住を支える材料や製品に不可欠である。そしてバイオテクノロジーの再生医療への応用は目を見張るものがある。また宇宙物理学や天文学などにより宇宙の成り立ちや構造が研究され、科学技術を表現する数学は自然科学と相互に影響を及ぼしあいながら発展してきた。先進科学系では、先進科学の教育・研究を志す人材、理学の素養が豊かな技術者を養成する。そのために、「生命から宇宙まで幅の広い科学教育」をスローガンとして掲げ、数学、物理科学、化学、生命科学などを基軸とする理学とその応用を支える基礎工学について統合的かつ融合的に学べるカリキュラムを設定している。低学年では数学、物理、化学、生物などの基礎科学、およびコンピュータ利用の確かな基礎知識を修得する。またPBL授業を行うことで自然科学へのモチベーションを高める。高学年では数学・物理を専門的に学習する数学・物理科学プログラムと化学・生物を専門的に学習する物質・生命科学プログラムを開設する。物質・生命科学プログラムでは、女子学生が学び易くなることも考慮してバイオ分野の科目も開講する。学生はどちらかを選択することにより、さらなる専門性の深化を図る。

機械システム系(次世代の産業社会を担う機械システム技術者の養成)
 機械工学は産業を支える基幹技術であり、電気ならびに情報分野と協働しながら豊かな社会を実現するために多様な機械システムを生み出してきた。一方では、自然との調和を軽視した発展の結果、地球温暖化、大気汚染などの問題も生じている。また、現在直面しつつあるエネルギー問題や少子高齢化などさまざまな制約下で、豊かで持続可能な社会を実現していかねばならない。そのため、機械工学には更なる深化と他分野との融合による総合的な発展が不可欠であり、技術者にはシステム全体を見通せる広い視野が必要となる。機械システム系では、「次世代の産業社会を担う機械システム技術者の養成」を目指して、機械システムの本質と他の技術分野との融合による課題探求・解決を学ぶことができるカリキュラムを設定している。そして機械工学とその基礎を支える理学を総合的かつ融合的に学ぶ。低学年では基礎科学の知識に基づき、機械設計系科目や材料系科目、機械系基礎科目などを修得する。高学年では力学系科目や計測制御系科目などを修得するとともに、力学的な観点から理論を組み上げる設計にとどまらず生産プロセスまでを主眼においた機械設計プログラムと制御や情報分野などの幅広い知識を組み合わせるメカトロニクス技術を主眼においたロボティクスプログラムを開設する。学生はそのどちらかを選択することにより、さらなる専門性の深化を図る。

電気電子システム系(環境エネルギー・エレクトロニクス社会を担う技術者の養成)
 人間が利用するエネルギー源(動力源、熱源など)は長い間「人力」「自然現象(火、風、水の流れ)」であった。18世紀に蒸気機関が実用化され、その後内燃機関へと発展した。それに伴いエネルギーも固形燃料(石炭など)から液体燃料(石油など)へと変化してきた。そして電気が発明され安定供給されるようになると徐々に動力源としての利用が多くなってきた(モータなど)。一方、量子力学を基礎とする電子工学により半導体などのエレクトロニクス技術の発展は目覚しく、電気は情報通信、システム制御において必要不可欠なものとなっている。電気電子システム系では「環境エネルギー・エレクトロニクス社会を担う技術者の養成」を目指して、電気電子システムの本質と他の技術分野との融合による課題探求・解決を学ぶことができるカリキュラムを設定している。そして電気電子工学とその基礎を支える理学を総合的かつ融合的に学ぶ。低学年では基礎科学の知識に基づき、電気回路、ディジタル工学、電気磁気学などを修得する。高学年では発電工学、電子回路などを修得するとともに、環境に配慮したエネルギーづくりを目指した環境エネルギープログラムと豊かで便利な社会を実現するために必要な先端エレクトロニクスに関するエレクトロニクスプログラムを開設する。学生はそのどちらかを選択することにより、さらなる専門性の深化を図る。

情報システム系(情報システムを統合的に理解し、設計・構築・保守運用のできる技術者の養成)
 産業構造の変化とグローバル化により、現代社会は多様な情報システムの助けなしでは成り立たなくなっている。今後もIoT(Internet of Things)の普及により自動車や家電製品だけでなくあらゆる「もの」がインターネットを中心としたネットワークに接続され、相互に情報のやり取りをする社会が予想される。このように急速に進化する情報システムが、豊かで安全安心な生活を支えるとともに、資源やエネルギーの効率的な利用を可能にしている。これらのことより情報システムには信頼性、可用性、保守性、運用性が重要であること、かつ組織内外からの攻撃や妨害を防ぐ高いセキュリティ性能が必要である。情報システム系では「情報システムを統合的に理解し、設計・構築・保守運用のできる技術者の養成」を目指して、情報システムの本質と他の技術分野との融合による課題探求・解決を学ぶことができるカリキュラムを設定している。そして情報システムとその基礎を支える理学を総合的かつ融合的に学ぶ。低学年では基礎科学の知識に基づき、プログラミング系科目やコンピュータの基礎系科目、情報ネットワーク系科目などを修得する。高学年では基盤専門系科目を中心に修得するとともに、ネットワークの設計・構築・保守運用および情報通信技術を主眼においたネットワークプログラムと情報システム技術を応用して様々な「もの」や「サービス」を融合したシステム設計・構築・保守および組み込み技術を主眼においたICTプログラムを開設する。学生はそのどちらかを選択することにより、さらなる専門性の深化を図る。


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