学科紹介

総合理工学科 先進科学系

有本茂

氏 名 有本茂
Shigeru ARIMOTO
職 名 教授
博士(工学)
担当授業 基礎数学II(1年1組,1年2組)
基礎線形代数学(電子制御工学科2年,情報工学科2年)
微分積分II(情報工学科3年)
科学探求(専攻科2年)
担当校務 ペンシルベニア・カレッジ(アメリカ合衆国)国際交流ワーキンググループ座長
物理・数学教育改革ワーキンググループ座長
専攻科運営委員
産学連携推進委員
人権教育委員
研究分野
と課題
応用関数解析、数理化学
リピート空間論と化学数学間の新しい境界分野の開拓
教育研究業績 教育研究業績データベースです。
教育ポリシー 【教育活動の考え方】
 数学講義の途中、数学や科学の素晴らしいアイデアや事実を発見した人についての物語を、その人のおかれていた社会状況に照らして話す事がありますが、それは学生さんの気晴らしの為ではありません。「創造のイメージ、創造の感動、創造へのヒント」を伝える為であります。限られた時間内での教育活動において「工夫とオリジナリティー」強化につながる数学・科学史を盛り込むことは至難でありますが、「創造の精神を忘れない教育」を尊重しております。
【授業への取り組み】
 時に応じて、一連の授業を遠くから見た、ロード・マップ(鳥瞰的旅程図)を示します。よく用いるのは富士山の絵ですが、魅力あるターゲットを頂上に書き「今、何合目ぐらいにいて、もう少し登れば、そこからの風景は素晴らしい」等と言って、教程を一つの旅になぞらえたりします。その心は大局観Global意識の養成です。数学教育において、一つ一つのアイデアが良く分かり、個々の計算がうまくできたりする分析的―顕微鏡的力が基本的に重要であることは言うに及びません。それと相補的な総合的―望遠鏡的力を養い、出来れば、大きな視野により、新しい事実に気づき、工夫、発見、独創への道も生まれるような授業を心がけています。
【授業への取り組み】
 時に応じて、一連の授業を遠くから見た、ロード・マップ(鳥瞰的旅程図)を示します。よく用いるのは富士山の絵ですが、魅力あるターゲットを頂上に書き「今、何合目ぐらいにいて、もう少し登れば、そこからの風景は素晴らしい」等と言って、教程を一つの旅になぞらえたりします。その心は大局観Global意識の養成です。数学教育において、一つ一つのアイデアが良く分かり、個々の計算がうまくできたりする分析的―顕微鏡的力が基本的に重要であることは言うに及びません。それと相補的な総合的―望遠鏡的力を養い、出来れば、大きな視野により、新しい事実に気づき、工夫、発見、独創への道も生まれるような授業を心がけています。
【社会へのメッセージ】
 津山工業高等専門学校の理念・教育目標の中に「創造性、活力、人間愛、国際性に富んだ人材の育成」があります。これに関連して、上記の人材の権化のようなNicolas Hayekの話を少しさせていただきたいと思います。彼はスイスの時計産業を救った、発明・起業家Mr. Swatchと呼ばれる人であります。写真を見ますと微笑んだ白髭の顔より(サンタクロースのモデルとなった)聖Nicolasのような慈愛の光が滲み出て来るようです。1928年レバノンのベイルートに生まれた彼は7歳の時、家族と共にスイスに移住し、フランスのリヨンで教育を受けましたが、外国よりの人材を温かく受け入れるスイスは、時計産業において、その崩壊まぎわに、外国系人材Hayekに救われたのであります。1980年代、スイスの時計産業はアジアよりの安いデジタル時計に押されて窮地に立っておりました。Hayekに頼まれた仕事はスイスの2大時計メーカの予定された倒産の整理でした。しかし、彼が行った魔法のような逆転劇は、悲惨な倒産への暗い道をひっくり返し、光輝くサクセス・ストーリーに転化させたSwatchの発明でした。見るだけでも頭が活性化してくるような面白いデザインを豊富に持ち、部品数が従来の時計の約半分、安くて何個も買いたくなる、薄くて軽いがスイス・ブランド特有の精密性と信頼性を持つファンキーなSwatchの登場です。
 創造性、国際性Globalizationに関する問題、それらを念頭に置く人材育成Human Resourceの問題はスイスと同様、天然資源に乏しい日本の死活に繋がっているかもしれません。
 津山高専では、創造性、国際性Globalizationに関連し、恩師、福井謙一博士(1981年ノーベル賞)の始めた創造的Global学際研究教育を目指す国際的共同プロジェクト、福井プロジェクトよりの「アイデア」、「物性論データ」を継承し、芸術と科学、工学の新しい境界分野を探索するMatrix Artを主題とする国際共同研究教育プロジェクトを発足させております。(津山高専のアメリカ研修旅行の途中で、その発想が生まれたのですが、誕生の地点の名にちなんで Niagara Project と呼んでおります。)Matrix Artと津山高専におけるその活動についての説明を含む論文は、ドイツを本拠地とする Springer よりの学術雑誌Journal of Mathematical Chemistryに出版されました。[ S. Arimoto, Fundamental notions for the second generation Fukui project and a prototypal problem of the normed repeat space and its super spaces, J. Math. Chem. 49 (2011) 880. (First published Springer online: 19 December 2010)]
 日常の工夫の中にも創造意識を見、科学工学を超え文化芸術の領域にも連携を求めた情熱の科学者福井のプロジェクトの子に当たるSecond Generation Fukuiプロジェクト、孫にあたるNiagara プロジェクト。学内、学外よりさらにproactiveな有志を求めております。
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